2017年10月22日 (日)

アマゾンとアップルに気をつけろ

ロンドンを本拠にグローバル展開する金融コングロマリット、バークレイズのジェス・ステイリー(Jes Staley)CEOは、ワシントンで開かれた国際金融研究所の年次総会で、IT企業の脅威について語った。

 

「すべての銀行は決済領域に重点を置いている。このスペースは今後15年間にわたり、戦いの場になるだろう」と。

 

その戦いの相手とは、アマゾンやアップルなどのIT企業。テクノロジーと地政学的環境の変化によって、金融業界に地殻変動が起きているという。

 

特にアマゾンは売り場と顧客の両方を有するグローバル企業。膨大な顧客の購買データと、セラーの販売データを保有している。

 

これを活用すれば、決済だけでなく、融資、投資、保険など、さまざまな金融サービスを提供できる。それが、金融機関にとっての大きな脅威になっているのである。

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2017年10月21日 (土)

英国でFTユニコーン誕生

時価総額10億ドル超のフィンテックユニコーンが英国で新たに誕生した。オークノース(OakNorth)である。

 

オークノースは2015年3月創業で、本社はロンドン。起業家向けの融資をベースにしたチャレンジャーバンクである。

 

今回調達した金額は1.54億ポンド。投資したのはシンガポールのThe Clermont GroupやToscafund Asset Managementなど。オークノースの株式16%を取得した。

 

このディールでオークノースの時価総額は10億ドルを超え、ユニコーンになった。

 

オークノースは中小起業家を対象にしたローンが強み。50万ポンドから2000万ポンドのローンを提供している。

 

これまでの融資実績は8億ポンド(1.2兆円)。2018年には15億ポンド(2.2兆円)の融資目標を掲げ、国際展開も視野に入れている。

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2017年10月20日 (金)

ペイパル快走

ペイパルが快走している。第3四半期の取扱高は1,140億ドル。第3四半期だけで12兆円を超える取扱高を上げている。前年同期比30%と驚異的な伸びとなった。

 

取扱件数は19億件。前年同期比の伸びは26%だった。取扱高の伸び件数よりが大きいということは、1件あたりの利用金額が増えているということ。ペイパルに対するロイヤルティが上がっている。

 

9月末時点の稼働口座数は2億1,800万件。この四半期に820万件の新規口座を獲得した。これは前年同期比90%のUPで、過去最高を記録した。これを分解すると、利用者は2億件強、マーチャントは1,700万強となる。

 

モバイルの取扱高は400億ドルで、総取扱高に占める比率は35%となっている。伸び率は54%だ。モバイル利用口座数は7,000万件、マーチャント口座数は600万件である。

 

第3四半期の収益は前年同期比22%伸びて32.4億ドルになった。収益の伸びもまたすごい。

 

モバイル送金決済のVenmoの取扱高は94億ドルで、前年同期比93%。この第3四半期には、大手銀行が主体となってはじめたモバイル送金決済のZelleが本格的にスタートしている。この競合をものともせず、快進撃をつづけている。

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2017年10月19日 (木)

アリババが150億ドルの開発投資

アリババグループは世界最大の経済圏を確立するため、150億ドルを投じ、リサーチハブを構築する。

 

アリババのDAMOアカデミーを、米国、中国、ロシア、イスラエル、シンガポールに8カ所設立。AIやフィンテック、量子コンピューティングなどの次世代技術の研究を加速する。

 

そのため、これらの分野のエキスパート100人を雇用する予定。アリババは現在25,000人のエンジニアを雇用している。新たなリサーチハブは、10年以内に20億人の顧客をめざすという目標達成をサポートする。

 

DAMOはDiscovery(探索)、Adventure(冒険)、Momentum(勢い)、Outlook(見通し)の頭文字をとったもの。どんなビジネスモデルが誕生するか楽しみだ。

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2017年10月18日 (水)

Venmo決済PayPal200万加盟店で

米国モバイル送金のトップランナーVenmoのマネタイズがようやく本格化する。親会社のPayPalがその内容を明らかにした。

 

米国のPayPalオンライン加盟店200万店をVenmoに接続したのである。PayPal受付加盟店のほとんどがVenmoを受付ける。代表的なショップは、Lululemon、Forever21、Foot Locker。

 

Venmoを受付ける加盟店のメリットは、若年層を呼び込めること。Venmoは米国若年層の生活に深く浸透している。Venmo受付加盟店の負荷はない。PayPalがVenmo決済を統合する。

 

利用者のメリットは何か。これまでモバイル送金された資金は、銀行口座から引出すしかなかった。Venmo決済が200万店で利用できるようになれば、モバイルで送られてきた資金をショッピングに使える。

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2017年10月17日 (火)

WFがフィンテックチーム拡充

ウェルズファーゴの法人バンキング部門は、企業に対し、より良いサービスと商品を提供するため、フィンテックチームを拡充すると発表した。

 

独自に商品やサービスを開発するのではなく、業務提携を進める。提携先はスタートアップから大手企業まで幅広く設定。これらのフィンテック企業を支援し、革新的な商品を法人に届ける。

 

ウェルズファーゴはマーチャントサービスというカード加盟店ネットワークを保有している。このマーチャントのフィンテックサービスニーズは高い。

 

個人向けのソリューションは利益になりにくいが、法人向けのソリューションはマネタイズしやすい。ウェルズファーゴは収益性重視のフィンテック投資を拡大する。

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2017年10月16日 (月)

毎週フードデリバリがIPOへ

新鮮な食材をレシピとともに毎週届けるフードデリバリのハローフレッシュ(HelloFresh)が株式公開をめざすと発表した。サプスクリプションモデルだ。

 

ハローフレッシュの創業は2011年、本社はドイツのベルリン。嗅覚鋭いロケットインターネットがローンチした会社だ。時価総額は18億ドルで、ユニコーンクラブの一角を占める。

 

本社はベルリンだが、マーケットは米国。食材デリバリでは米国ブルーエプロン(Blue Apron)がこの6月に市場公開している。が、すでに時価総額は半減。顧客離れとホールフーズを買収したアマゾンの脅威が原因だ。

 

この状況下でIPOをめざすのは、フードデリバリ市場が成長すると見込んでいるため。ロケットインターネットが支援する同業のデリバリヒーロー(Delivery Hero)は6月にIPOを果たし、株価は25%アップしている。

 

ハローフレッシュの顧客数は130万人。IPOで調達した資金はサービスのパーソナル化とメニューの拡充にあてる計画だ。

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【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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