2017年8月20日 (日)

FICOがAWSに乗り換え

米国で個人の信用スコアを提供するFICOは、自社システムからアマゾンのクラウドサービスAWSへ乗り換えることになった。FICOは米国大手金融機関の95%にサービスを提供している。

 

myFICO.comやDecision Management Suiteなど、核となるアプリケーションをAWSに移行。さら今後3年間で、他のアプリケーションも移行する計画だ。

 

クラウドはセキュリティに問題がある、というのは偏見。クラウドのほうがセキュリティは高く、PCIコンプライアンスも遵守している。そうでなければ、サービスとして提供できない。

 

FICOはAWSへ移行することによって、柔軟性と拡張性、安全性を保ちながら、コストを削減できるようになる。金融サービスもクラウドというのがあたりまえの時代になってきた。

Myficosssss

 

2017年8月19日 (土)

WalmartでScan & Go

ウォルマートはセルフレジではなく、セルフチェックアウトをテストしている。名付けてScan & Go。

 

まず、専用のScan & Goアプリを起動。棚から商品をピックアップした際バーコードをスキャンすると、アプリに商品名や価格などが表示される。

 

購入する場合はアプリ内のショッピングカートに投入。最後に購入ボタンをタップすると、支払完了のバーコードが表示され、電子レシートが届く。レジ精算に比べ、2倍から3倍も時間短縮ができるという。

 

利用者がウォルマートの出口で支払完了バーコードを警備員に提示すると、警備員がそれをスキャンして購入完了をチェックするという仕組みだ。警備員のチェックエリアをExpress Bullpen(エクスプレスブルペン)と呼んでいる。

 

これまでアーカンソーやテキサス、フロリダ、ジョージアの12店舗でテストしていたが、さらに10店舗を追加し、全米展開をめざす。

Walmartssss

2017年8月18日 (金)

デジコン決済のフィンテック米国上陸

ドイツのデジコン決済のフィンテックが米国市場へ参入する。その名はLaterPay(レイターペイ)、2010年の創業だ。

 

レイターペイはオンライン動画や記事、音楽などデジタルコンテンツの小額を対象にした決済サービスを提供している。

 

ユニークなのは特定の金額になるまでは決済しないということ。つまり後払いだ。だから社名はレイターペイ。後で払おう、と利用者に呼びかけている。ドイツでは5ユーロになった時点で精算する。米国では5ドルになるまで請求しない。

 

ビジネスモデルはB2B2C。メディア企業が顧客で、その利用者へ後払いのサービスを提供する。これまで新聞社は月次での定期購読をベースにしていたが、レイターペイを導入すれば、アラカルトで記事を配布できる。

Laterssss

2017年8月17日 (木)

M-Pesa成功の3つの鍵

アフリカでモバイル決済といえばM-Pesa。ケニアでスタートして10周年を迎えたが、その成功の秘訣をサファリコム(Safaricom)のCEOがNFC Worldに語った。

 

M-Pesaの開発運営主体は銀行ではない。イギリスに本拠を置く多国籍携帯キャリアのボーダフォン(Vodafone)である。ケニアでは傘下のサファリコムが運営している。

 

M-Pesaは現在、ケニア以外にもタンザニア、モザンビーク、インド、ルーマニアなど世界10カ国に広がっている。2016年末の利用者数は3,000万人に迫った。

 

成功の鍵その1は、規制当局の支援があること。

成功の鍵その2は、サービスが信頼でき、シンプルで、誰でも利用できること。

成功の鍵その3は、サービスが顧客のニーズに合致していること。これが最も重要な鍵だという。

Mpesa

2017年8月16日 (水)

学費支払いで稼ぐFlywire

留学生向けに学費の国際決済サービスを提供しているフライワイアーが、日本での実績を積み上げている。

 

2016年4月に日本に上陸したフライワイアーは、日本の学校90校と契約、取扱高は6,000万ドルになった模様。

 

海外から日本への留学生の学費支払いが多い。2016年日本で学ぶために留学した学生は15%増えている。

 

海外からの留学生は239,287人。そのうち高等教育機関への留学は171,122人で12.5%アップ、語学留学生は68,165人で21%増えている。

 

2011年創業のフライワイアーは、ボストンが本拠。これまで5回のラウンドで4,320万ドルの資金を調達している。教育費だけでなく、ヘルスケアやビジネスの国際送金サービスへも事業を拡大している。

Flyssss

2017年8月15日 (火)

ググるからアマゾるへの対抗策

商品検索はGoogleではなく、Amazonになっている。これまでGoogleで商品検索していた人たちの55%がAmazonに乗り換えているのだ。

 

これに危機感を覚えたGoogleは2017年7月、ショッピング(Shopping)機能を更新。商品リストの羅列ではなく、もっとビジュアルに、もっとダイナミックに商品を提示できるよう、カード型商品広告にスワイプ可能なカルーセルとフィルターを用意した。

 

商品広告主は、ブランドやイベント、サービス、商品カテゴリーなどをタブをヘッダーに設定できる。フィルター機能では、色や、大きさ、商品との接続可能性などで選べるようにした。

 

しかし、Amazonの強みは検索から商品購入ができること。Googleにはその機能がない。Googleの新しい機能は有効に働くだろうか。

Photo

2017年8月14日 (月)

FDのCloverは四つ葉のクローバーか

世界最大の決済プロセッサーであるファーストデータ(FD)が、mPOSのClover(クローバー)を買収したのは2012年末。アクワイアラとして全米トップの地位を不動のものにするためであった。

 

しかし、スモールビジネスを対象にしたmPOSビジネスは収益性が低く、巨艦ファーストデータにとってはサイドビジネス的な存在だった。

 

そのCloverがようやく収益に貢献してきたようだ。これまで出荷したClover端末は35万台。年間450億ドルの取扱高(売上ではない)になった。前年対比75%アップである。

 

当初はスモールビジネスやファストフードでの導入が多かったが、最近では中堅企業やその他のセグメントでも導入が増えている。そのためCloverの成長スピードが、思った以上に加速しているのである。

 

現在は米国、英国、アイルランドで営業しているが、今後はラテンアメリカやアジア市場も視野に入れて展開する計画だ。シリコンバレーにはCloverのアプリケーション開発者200人を抱えている。

 

Cloverssss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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