« 2009年8月 | メイン | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月30日 (水)

大学生を救うカード

米国ではこの9月から大学の新学期がはじまったばかり。教科書や日用品の準備、ガソリン代に何かと入り用な今日この頃。そんな学生を救うカードがあらわれた。

石油会社のシェルが発行する「セイバーカード(Saver Card)」がそれ。12月31にまでの間、シェルブランドのガソリンかディーゼルをこのカードで購入すると、1ガロンにつき5セント割引かれる。

セイバーカードはクレジットカードではない。シェルのスタンドでだけ使えるハウスデビットカードだ。新たな銀行口座を開設せずに、自分の銀行口座に連携するというユニークなもの。

大学生のクレジットカード負債は平均4,000ドルといわれている。負債に頼らない金銭管理ツールを大学生に提供するのは意義がある。日常使いのガソリンコストを管理できるのは重要だ。

Shellsavercp09


2009年9月29日 (火)

法人決済額90.2兆ドル

Visaによると、2008年全世界の法人決済額が90.2兆ドルになった。これは2007年の81.3兆ドルから10.9%の伸び。

成長エリアは中/東欧、中近東/アフリカで、前年対比23.7%も伸びた。ついで貢献したのがラテンアメリカ/カリブ諸国で17.4%増だった。

最大のシェアは欧州で、アジア/パシフィック、米国、中/東欧、中近東/アフリカ、ラテンアメリカ/カリブ諸国、そしてカナダの順だった。シェアでアジア/パシフィックがはじめて米国を抜いたのは一大トピック。

法人決済額は、B2BとG2B(政府取引)の商品やサービスの購入における決済額。建築費や国防費などは含まれていない。

(出典:Visa Inc. 米国の数字は国勢調査情報と経済省分析に基づいたもの。国際的な数字はOECD、STANdatabese、などの統計から引出したもの)

2009年9月28日 (月)

スタバがiPhone決済導入

スターバックスはプリペイドカード決済で先行しているが、このほどiPhoneを利用した携帯決済を発表した。

従来はリアルカードが必要だったが、iPhoneのバーコード利用で決済が可能になる。今回のスタートにあたり、利用者がiPhoneで25ドルをチャージすると、5ドルの特典をもらえるサービスをつける。

通常の決済アプリと違い、残高やサービスが視覚的にみやすいのが特徴。

当初16カ所のスターバックスでテスト運用する。シアトルの8カ所とシリコンバレーの8カ所だ。

Starbucksiphone

2009年9月27日 (日)

ストーンパワー

京都の洛北に船岡山がある。昨夜のテレビ番組「不思議発見」をみて、行くことになった。

船岡山は標高111.2メートルの岡だが、風水でいう玄武になぞらえた山で、ここを基準に内裏の中心を決めたらしい。

今日は秋晴れで暑いくらいだった。山頂にはゴツゴツとした岩がむき出しになっている。これを磐座(いわくら)としたともいわれている。

この岩に手を当ててみると、確かにストーンパワーを感じる。京都のまちはいろいろな力に守られているのだなあ。

Funaoka1
磐座


Funaoka2
船岡山からみた京都の街並

2009年9月26日 (土)

すすきと川床

京の鴨川には秋草の風が吹いている。すすきの穂がなびき、キンモクセイの香りが漂う。萩は赤に白に、和歌をしたためた短冊に舞う。

夏の風物詩、川床はこの9月で終了する。みそぎ川から涼をとるまでもなく、北山から冷気を帯びた風が通り抜ける。だから、すすきの穂はみな南にしだれている。

うす茶色の穂が夕陽を浴びて艶やかに輝きはじめると、月影がコオロギの鳴き声とともに浮かびあがってくる。

夏の宴をなごり惜しみながら。

Susukigahara


2009年9月25日 (金)

スモールBizに新カード

大不況で多くのスモールビジネスが苦境に立たされている。これは日本も米国も同じ状況。米スモールビジネスカードの大手アドバンタは、第2四半期の貸倒率が56.95%という信じられない数値になった。

そんな中、果敢にもスモールビジネスを対象にしたカードを発行しようという企業があらわれた。

米カード取扱高トップのチェイスである。発行するカード名は「インク(ink)」で、万年筆などに使うインクと、株式会社のインク(inc)をかけているのだろう。

今回発行するのは4種類。「インク・ボールド」「インク」「インク・キャッシュ」「インク・プラス」である。

インク・ボールドはチャージカード。翌月一括払いで、リボルビング残高をもたないもの。それ以外のカードはリボルビングカードだ。

インクは標準的なリボルビングカード。インク・キャッシュはキャッシュバック特典を重視したもの。インク・プラスはリウォーズを厚くしたものである。

チェイスは4種類のカードでスモールビジネスのさまざまニーズに対応する。

Chaseinccard

2009年9月24日 (木)

企業向けカード着実な伸び

米消費者向けのカード取扱高シェアでトップはVisaで56.6%。ついでマスターカードが29.1%、アメックス10.1%、ディスカバー4.2%となっている。ニルソンレポートが発表した2008年の実績。

いっぽう企業向けのカード取扱高シェアでトップは同じくVisaで39.8%だった。2位はアメックスで37.3%、Visaに肉薄している。3位はマスターカードで22.5%、ディスカバーはわずか0.4%だった。

企業向けのカードはスモールビジネスと大企業がターゲット。クレジットカードだけでなくデビットカードの取扱高も含まれている。

2008年の企業向けカードの取扱高は5,669億ドルで、全体の18.47%を占めた。2007年のシェアは17.95%だったから、着実にシェアを伸ばしている。

B2B市場はカードにとってまだ未開拓の分野。これからの伸びが期待される。

2009年9月23日 (水)

B2Bギフトカードへ

ギフトカードモールを展開するブラックホークは、B2B向けのギフトカードを提供すると発表した。

国際ブランドVisaがついたギフトカードで、企業インセンティブとリウォーズを目的としたもの。B2B市場では国際ブランドがついた汎用カードのニーズが高かった。

B2B市場ではカードのカスタマイズが要求される。ブラックホークが提供するカードは、企業のゴロやブランドを券面にデザインできたり、メッセージをつけたりできる。

ブラックホークは小売店店頭でのギフトカードモール運営だけでなく、B2B市場に向けた展開を開始した。

Blackhawklogo

2009年9月22日 (火)

バンカメの新カード

日本のクレジットカード業界は、改正貸金業法の総量規制と、改正割賦販売法の対応に大わらわ。米クレジットカード業界は、今年の5月に制定された新クレジットカード法の対応に追われている。

そんな中、バンクオブアメリカは、クレジットカードの規定と条件を1ページで説明できる、新しいクレジットカードを発行した。

カード名は「ベーシック(Basic)」で、クレジットカードの基本となるカードという位置づけだ。その名のとおり、カード利用における複雑な規定をなくし、シンプルで透明性の高い内容にした。

リボルビング金利は、プライムレートにプラス固定金利14%。ショッピングもキャッシングも同率とした。この金利は顧客のクレジット状況によってかわらない。

従来は、途上与信でクレジットスコアが悪くなった場合、この金利を引あげていた。限度額オーバーの手数料も徴収しない。ただし、遅延損害金は39ドル。

日本のクレジットカード規定は規制強化とともに複雑怪奇になっている。顧客は詳細すべて理解できるのだろうか。顧客視点からのカードリニューアルが必要かもしれない。

Boabasiccard

2009年9月21日 (月)

ビザに肉薄ユニオンペイ

昨日に続いてアジアパシフィックのカード事情。

特筆すべきは、中国ユニオンペイの存在だ。中国だけのブランドからアジアパシフィックのブランドに成長している。

ショッピング取扱高のシェアでみると、トップはビザで39%、2位はユニオンペイで35%とビザに肉薄している。

マスターカードの16%にくらべると2倍以上のシェアだ。JCBのシェアはわずか5%。アメックスは4%。ダイナースクラブは1%となっている。

ショッピング取扱高で前年対比もっとも伸びたのは、ユニオンペイで31.8%増だった。中国パワー恐るべし。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

Twitter

Powered by Six Apart