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2009年10月

2009年10月31日 (土)

京のタイムトンネル

京都では毎年、5月、8月、10月に古本まつりが開催される。5月は岡崎の勧業館、8月は下鴨神社、そして10月は百万遍の智恩寺の境内である。

ということで、秋の古本まつりに智恩寺に行った。
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今日は秋晴れで陽が強く、じっくり本を探すには暑すぎた。美術関係の本を探していたら、新古本で「武士の装い」と「歌舞伎衣裳」という本に巡り会った。

今や世界の注目を集める日本文化。特にいにしえから伝わる美的センスには学ぶところが多い。

古本には過去にさかのぼれる不思議な力がある。古本まつりという空間は、イマジネーションをかき立てるタイムトンネルだ。

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2009年10月30日 (金)

STAR Netプリカのチャージ

Visaやマスターカードがついた汎用プリペイドカードが伸びている。クレジットカードやデビットカードと同じように、全世界のブランド加盟店で使えるからだ。

ただ、プリペイドカードには大きな課題がある。カードへチャージしなければならないということ。チャージできる場所がなければ、利用は拡大できない。

米ファーストデータは、傘下のATM&POSネットワーク「STAR」でプリペイドカードのチャージ(RELOAD)ができるようにする、と発表した。

機能としては、チャージできるだけでなく、カードのアクティベーション(利用可能にすること)やスプリットテンダー購入(現金やクレジットカード併用払い)もできるようにした。

スターネットワークは全米200万カ所のATMや小売店のPOSと接続している。これがプリペイドカードのチャージポイントになれば、利用は大きく伸びるだろう。

チャージ可能なATMやPOS設置店には「RELOAD」のサインパネルが表示される。

2009年10月29日 (木)

携帯でOLゲーム決済

携帯決済を提供する米オボペイ(obopay)はオンラインゲーム市場に参入する。

オボペイの携帯決済を利用すれば、消費者はクレジットカードやデビットカードでオンラインゲームを楽しむことができる。

リピート客は携帯電話番号と暗証番号だけでいい。ゲームを中断せずに支払が可能になる。たとえばフェイスブックでのオンラインゲーム。プレイヤーは決済のための専用サイトに飛ぶ必要がない。

いままでは、ゲームの途中でコインが切れると、決済サイトに飛ぶためゲームを中断しなければならず、ゲームサイトでの歩留まりが悪かった。

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2009年10月28日 (水)

Visa第4四半期結果

Visaの年度末は毎年9月末日である。2009年度の実績はどうだったのだろうか。年間最終利益は24億ドルで、利益は確保できた。

年間取扱高は前年対比1%の伸びで2兆6,800億ドル。この伸びはデビットカードによるもの。クレジットカードは3%マイナスだったが、デビットカードは8%取扱高を伸ばした。(6月末時点の12カ月)

年間取扱件数は前年対比10%の伸び。クレジットカードはマイナス2%、デビットカードは2%伸びた。

Visaブランドのついたカード発行枚数はどうか。クレジットカードが7億9,100万枚、デビットカードが9億4,100万枚、合計17億3,200万枚になった。

カード発行枚数もでは11%増、逆にクレジットカードはマイナス1%だった。

Visaはクレジットカードのブランド会社ではない。デビットカードを含むカードブランド会社なのである。

2009年10月27日 (火)

追分け

「右 東海道いせみち、左 中山道みのぢ」草津追分にはこう刻まれた道標がある。今日は、かつて東海道と中山道の合流地点として栄えた草津に行った。

その草津、今では宿場町としてのにぎわいはない。かわって、京都や大阪のベッドタウンとしてのにぎわいは凄まじい。

少子高齢化の日本にありながら、人口が増えつづけている。しかも若年層の人口が急増しているのだ。

JRの改札口に立っていると、それを体感できる。続々と20代前後の人たちが目の前を通っていく。活気があっていい。

この若年層のカコイコミはどうすればいいか。右に行くべきか、それとも左に舵を取るべきか。ちょっとした判断が、吉とでたり、凶となったりする。

この追分でどれだけに人たちが、迷い道クラクラ♫。

Kusatsu


2009年10月26日 (月)

グーグル人材へ投資

「最悪期は脱した」グーグルのシュミットCEOは、第3四半期の結果を受けてそう発表した。

というわけで、グーグルはいままで控えていた人材の採用を再開する。採用の半数は技術系、残り半数がマーケティングや広告などの非技術系だ。

これは明るいニュース。ネットの世界は景気の影響を受けにくいのか。景気の循環が速いのか。

シュミットCEOはいう。今回のリセッションから早期脱出ができたのは、経営陣がすばらしい対応をしたからだと。

で、積極的な人材への投資をおこなうと発表した。人材への投資こそが企業の長期的な成長を牽引するのだから。

2009年10月25日 (日)

通りの風景

「まる、たけ、えびす、に、おし、おいけ…」京の通りを覚えやすくした歌である。その御池通ではこの週末、御池フェスタが開催されている。

通沿いは、ジャズ演奏やジャグリングなどのストリートパフォーマンスやオープンカフェなどでちょっと盛り上がっている。

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普段はただの通りなのだけれど、こういうイベントがあると、歩いていても弾んだ気分になってくる。屋台が並ぶ縁日的な風景とは違って、街とうまくとけあっている。

通り名の歌の「まる」は丸太町通。夕暮れの丸太町通はちょっとノスタルジック。暮れなずむ空に向かって、ヘッドライトとテールライトが通り過ぎていく。

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2009年10月24日 (土)

チェイスICカード発行へ

欧州で米カードが使えない。旅行客からのクレームが日に日に大きくなっている。それに応えるべく、JPモルガンチェイスは来年早々にICカードを発行すると発表した。

欧州ではICカードが基本。磁気ストライプのカードはスキミングなどの不正が多いため、早くからセキュリティの高いIC化をすすめていた。カード端末はほとんどICカード対応だ。

チェイスのカードは欧州、中近東、アフリカの国々での利用を視野に入れたもので、EMV仕様のICカードである。

ただ、米国での利用はICカードとしてではなく、磁気ストライプを決済に使う。米国の決済端末はほとんどICカード対応していない。

これがきっかけとなって、IC化はすすむだろうか???

2009年10月23日 (金)

欧州でATM利用には要注意

欧州でATMによるカード不正が急増している。カードのスキミング被害は減少している。2009年の上半期の結果。

欧州ATMセキュリティーチーム(EAST)によると、カードスキミングによる被害件数は5,693件から4,629件に19%も減った。被害金額は2.22億ユーロから1.56億ユーロへ30%ダウンだ。

逆にATMに罠を仕掛けるカード被害件数は141件から1,045件に640%も増加した。被害額は580万ユーロで900%アップ。

ATMの罠とは、レバニーズ・ループ(Lebanese Loop)と呼ばれる初歩的なもの。ATMのカード挿入口にループ上のテープを仕掛けるというこの単純な罠に引っかかる人が多い。

日本人の旅行者も狙われている。ATM利用にはくれぐれも注意の上にまた注意。

2009年10月22日 (木)

デカップルド・デビット終焉か

デビットカードは本来銀行が発行し、銀行口座から利用分を即時引落すカードをいう。銀行口座と連動せず、即時利用分を引落すカードはプリペイドデビットカードと呼ばれる。

これらとは別に、銀行口座と連動するのだが、カード発行主体が別の金融機関や事業社である場合、そのカードをデカップルド・デビットと呼ぶ。

このカードは一時カード業界の話題となった。デビットカードは銀行の専売特許ではなく、ノンバンクでも発行できる。画期的なビジネスモデル、これがあれば顧客全員にカードを配布できる。銀行業務を浸食するカードだ…。

先進的なカード発行会社のひとつキャピタルワンは、このモデルに飛びつき、テストパイロットを実施していた。しかしこのデカップルド・デビットは、昨年ひっそりと幕をおろした。

はやらなかった一番の理由は、プリペイドカードの普及。わざわざ銀行口座と連動しなくてもプリペイドカードがあればそれで足りる。プリペイドカードは年率約60%という勢いで伸びている。

決済ネットワークの進化、技術革新はあっという間にビジネスモデルを陳腐化してしまう。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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