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2010年2月

2010年2月28日 (日)

ターゲットがハウスカードに特化

米大手小売のターゲットは、Visaブランドのついたクレジットカードの発行をやめると発表した。

このカードは9年前から発行。残高の95%をターゲットVisaカードが積上げていた。今後は原点に返って、ハウスカードに絞るという。

すでにターゲットVisaカードの保有者のサンプルグループに対し、ストアカードを発行しテストしている。

テスト結果は良好で、いろいろな可能性がみえてきたという。

ターゲットでは新たなリウォーズプログラムもテスト中。毎日の購入アイテムを少しずつ割り引くというもので、これも好評だという。

リベートをつけたロイヤルティツールとしてカードを使う方がいい、ということがテストでわかった。

ターゲットのクレジットカード部門は第4四半期(1月30日末)に3,900万ドルの利益をあげた。前年同期は1億3,500万ドルの損失だった。
Targetredcard1002


2010年2月27日 (土)

ツイッターが決済を変える

PayPalはツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワークメディアを連携を深めている。フェイスブックはサービスのひとつとしてPayPalを組込んだ。

PayPalの狙いは、ソーシャルネットワークでの個人間送金だ。

世間ではグーグルの時代が終わり、フェースブックやツイッターの時代に突入したという。

人々は検索エンジンで情報を収集するのではなく、コミュニティを通じてさらに正確で奥行きのある情報収集するようになってきたのである。

情報が流れるところには決済ニーズがある。ツイッターやフェイスブックなどでの情報交換に送金サービスや決済を連携させようというのである。

確かに、モバイルでのツイッターやフェイスブックは便利。そこに送金や決済を組合わせれば便利だろう。

2010年2月26日 (金)

1,000フィート以内立ち入り禁止

1フィートは30.48センチメートルである。1,000フィートは30,480センチメートルであり、約304.8メートルとなる。

城山三郎に「一歩の距離」という小説がある。特攻隊志願で1歩の距離が生死を分けるという内容だ。

2月22日に完全施行された米クレジットカード法は、消費者保護、学生保護が主目的である。そこに、1,000フィートということばが記されている。

いままでクレジットカード会社は大学生にクレジットカードをもたせようと、青田刈りに血道をあげていた。

大学のキャンパスで勧誘活動をおこなったり、カード申込書に記入した大学生には無料で景品をプレゼントしたりして。

しかし新クレジットカード法によって、クレジットカード会社のこのようなアクティビティは厳密に禁止された。

大学のキャンパスでの勧誘活動はもとより、大学が主催するイベントでの勧誘も禁止。さらに、キャンパスやイベント会場から1,000フィート以内の勧誘活動も禁止されたのである。

クレジットカード会社と大学生との距離は、約300メートルとなった。少しは安全になったのかな?

2010年2月25日 (木)

送金とプリカの相性

世界最大の送金サービス提供会社ウェスタンユニオンが、プリペイドカードエキスポ2010で2つの賞を獲得した。

ひとつはギフトカードとグリーティングカードを組合わせたもので、ベストギフトカードプログラムに選ばれた。

もうひとつはマネーワイズVisaで、ベスト汎用リローダブルカードプログラムを獲得した。

海外送金や国内送金の課題は、送金や受領にわざわざ窓口へ出向かなければならないということ。ネットやモバイルが発達した今日、これらのメディアで送金したり受領したい、というニーズが強かった。

そのための有効なツールがプリペイドカード。Webやモバイルから送金する資金をプリカから送ることができる。あるいは、送られた資金を活用するときにプリペイドカードを使ってショッピングしたり、ATMから現金を引出したりすることが可能。

送金サービスとプリペイドカードは相性がいい。日本では資金決済法のパブリックコメントへの回答が公開され、送金サービスがいよいよ事業者に開放される。

送金サービスを考える際には、プリペイドカードの利用を考えることをお奨めしたい。

プリペイドカードエキスポは2月22日から24日までラスベガスで開催されていた。
Wumoneywise


2010年2月24日 (水)

中国旧正月のカード利用

中国の旧正月消費は、世界経済の低迷にかかわらず、燃上がったようだ。

ユニオンペイ(銀聯)によると、中国本土で旧正月中に使われたカード消費は、前年同期比47%も増加したという。

旧正月の7日間に使われたカードの取扱高は569億元(約83億ドル)だった。取扱件数は1億件を超え、これは前年同期比25%増となった。

中国では銀聯カードが一般的に普及。現金を徐々にカードに置換えている。中国商務省によると、この旧正月の消費は3,400億元で前年同期比17.2%アップだった。

カードの伸びが大きかった分野は、貴金属で161%増だった。海外利用は80%伸びている。

ユニオンペイによると、2009年末のカード発行枚数は21億枚。そのうち1.86億枚がクレジットカード。残りはデビットカードである。

2010年2月23日 (火)

欧州でギフトカードが熱い

米国ではすでに10兆円市場になっているのだが、ギフトカードがなかなか日本では普及しない。では、欧州ではどうか。

欧州でギフトカードモールを展開するレタイロ(Retailo)は、現在4カ国で18,000カ所の小売店ネットワークに拡大した。

ドイツでは、ギフトカードがすでに流行の兆し。大手小売のダグラス、C&A、IKEAなどのギフトカードが、ガソリンスタンドやスーパー、書店、銀行、花屋などのギフトカードモールで販売されている。その数、15,500カ所。

スイスでは、すでに2,000カ所でギフトカードモールを展開。郵便局では1,100カ所にモールを設置している。

オーストリアではタバコ店で3,500カ所に設置予定。その他、スペインやベネルクスなどにも拡大中だ。

ボストンコンサルティングによると、欧州のプリペイドカード市場のポテンシャルは高く、2010年末までに1200億ユーロを超えると予測されている。なかでもギフトカードが440億ユーロで最大のシェアをもつ。

頑張れ日本!

Retailologo


2010年2月22日 (月)

新クレジットカード法施行

今日2月22日、米国では新クレジットカード法が施行される。カード会社にとっては厳しいルールが課せられることになる。

これに先立って、米大手クレジットカード会社は、新規顧客獲得DMを2009年代4四半期に大量に投下した。前年同期比45%増という件数だ。

新クレジットカード法は消費者保護を目的にしたもので、日本の改正割賦販売法や改正貸金業法に通じるところがある。

米カード会社は日本と同様、業法対応コストを相当かけた。が、結局そのコストは消費者が被ることになる。

実質年率はあがり、年会費をとるカードが増えているのだ。リボルビング金利は2009年第4四半期は13.5%で前年同期11.8%からアップ。現在は14.2%になっている。

年会費徴収カードは全体の35%を占め、さらに、非稼動客からは休眠手数料を取るところもある。

法の改正は陽と陰の両方をあわせもっている、ということを忘れてはならない。

2010年2月21日 (日)

究極のゲームカード世界で飛躍

オンラインゲームの課金サービスを提供するプレイスパン(PlaySpan)は世界180カ国で展開する業界のリーダー。

発行しているのは、アルティミット・ゲームカード(Ultimate Game Card)。使いすてのプリペイドカードだ。

そのプレイスパンが、南アフリカ、イスラエル、エジプト、サウジアラビア、UAE、台湾でもゲームカードが使えるようになる、と発表した。

究極のゲームカードという名称だけあって、世界中で7万カ所の小売店等と、オンラインゲーム市場で使える。フェイスブックやマイスペースでは700強のデジタルコンテンツが購入できる。

ワールドカップが開かれる南アフリカでは1,000カ所強の小売店で買えるようになる。南アフリカではオンラインゲームはまだはじまったばかり。今後の伸びが期待されている。

台湾ではゲームカフェやインターネットカフェの大手チェーンと提携。5,000カ所の小売店と数百店のインターネットカフェで使えるようになる。台湾の2009年オンラインゲーム市場は3.5億ドル。

ゲームメーカーはコンテンツ配信の課金に悩んでいる。プレイスパンはそこを狙った。ニーズに合致した商品性をもたせると、世界中で使われるプリペイドカードになれる。
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2010年2月20日 (土)

デビットはクレジットを浸食するか

カード業界でよく話題になることではある。はたして本当か。この問題に、MasterCardの米国社長が異議を唱えた。マイアミで開かれた金融サービスフォーラムで。

MasterCardの2009年第4四半期、デビット取扱高は10.4%の伸び。クレジットは7.5%のマイナスとなった。

MasterCardの調査によると、デビットカードは食料品やガソリンスタンド、総菜などの日常使いが多い。

いっぽう、これらの分野でのクレジットカード利用はわずか11%だという。

デビットカード利用は過去2年間日常使いで18%も伸びている。つまり、デビットカードは現金や小切手をカードに置換えているのだ。

事実、日常使いの現金利用は14%落込んでいる。小切手も5%マイナスだ。

結論はデビットとクレジットの利用領域は違う、ということ。この両方の品揃えがあれば強い。

2010年2月19日 (金)

プリカのプレミア版

米国では国際ブランドつきのプリペイドカードが急伸。競争が激化している。

そんななか、プリキャッシュ(PreCash)は高級リローダブル型のプリペイドデビットを発行する。

プリキャッシュはビジョンVisaプリペイドを展開しているが、ビジョン・プリファード、ビジョン・プレミア、ビジョン・プラチナを発行する。

ビジョン・プラチナは、月間1,000ドル以上使う人が対象。ショッピングやATM利用料はすべて無料だ。

ビジョン・プレミアは、給与振込みをこのカードにする人で、月間1,000ドル未満の利用者が対象。

ビジョン・プリファードは、一般的なプリペイドカード利用者が対象だ。

米国ではプリペイドカードでのステータスが話題になるようになった。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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