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2010年8月

2010年8月31日 (火)

メキシコ送金Heat Up

米国はリセッションで出稼ぎには厳しい状況がつづいている。メキシコからの出稼ぎも同様、建築業やサービス業での失業率が高く、国元への送金額は大きく落込んでいた。

そんななか、米ウェルズファーゴはメキシコ送金を拡充すると発表。同行の送金サービス「エクスプレスセンド(ExpressSend)」のネットワークを現在の5,000カ所から9,000カ所に広げる。

送金ネットワークとは、受領や送金のための窓口。この送金モデルは、エージェント型とか、ウォークイン型と呼ばれている。

世界最大の送金サービスを提供するウェスタンユニオンは、メキシコに15,600のエージェントネットワークを保有している。

ウォールストリートジャーナルによると、2010年第2四半期のメキシコ送金額は58.1億ドルで、前年同期比3.7%伸びた。

世界のクロスボーダー送金市場は約30兆円といわれているが、ネットワークの整備によって拡大する可能性がある。

Wfmexico


2010年8月30日 (月)

ニューヨークのお楽しみ

MasterCardはニューヨークでの豪華で優雅な体験を提供する戦略を発表した。

今年の年末まで毎週のウィークデイに限定し、普通では体験できないイベントなどを数千人に提供する。

たとえば、なかなか手に入りにくいヤンキースやジェッツのチケットを提供、さらに選手にも会って挨拶できる特典がつく。

世界的に著名な音楽家のコンサート、セレブシェフによるクッキングデモと食事、予約しにくいレストラン、SoHoのトレンディショップでのVIPショッピング体験などなど。

なぜニューヨークなのか。それはユニークで多様な体験を提供できる都市だから。MasterCardの保有者ならニューヨーカーに限らず、ニューヨーク市への旅行者も参加できる。

豪華で優雅な体験談はFacebookで紹介。カード利用者の生の声をシェアすることによって、カードロイヤルティを高めようという戦略だ。

Mcnyc


2010年8月29日 (日)

米プリカ市場30兆円

景気低迷中の米国でプリペイドカードが快調に伸びている。なかでも、ブランドつきのプリペイドカードは予想以上の大きな市場になってきた。

調査会社のメルカトールは毎年ブランドつきプリペイドカードのレポートを発表しているが、今回は7回目。

2009年にチャージされた総額は3,300.3億ドル(約30兆円)で、2008年の2692.9億ドルから23%アップ、607.4億ドル増えた。

ブランドつきに限定すると、1,246.4億ドル(約11兆円)の61%増で、急上昇だ。

セグメントでみると、インセンティブカードでは、ブランドつきは37%伸びたが、ハウス型は8%のマイナスになっている。

急成長セグメントは政府の給付カード。社会保障カードのチャージ額は197%増、失業給付カードは292%を記録した。景気悪化で失業者が増加したのが原因だ。

プリペイドカードはカードにいろいろな資金・価値をチャージできるという特性を生かし、日常生活で欠かせない生活必需品になろうとしている。

2010年8月28日 (土)

スモールBizのモバイル利用

消費者のスマートフォンショッピングは急上昇している。ではスモールビジネスはどうなのか。米事務用品大手のステイプルズが調査した結果が発表された。

それによると、スモールビジネスの24%、つまり4人に1人が商品購入にときどきモバイルショッピングをしていることがわかった。いつも利用している人は3%。

残り73%がいままで携帯電話で商品購入したことがなかった。27%がモバイルコマースの利用者というのは、結構多い。

モバイルアプリを使っている利用者のうち59%は、気に入った消費者品が売りにでたとき、E-mailやテキストメッセージで連絡してくれるアプリケーションがあればいいと回答している。

同じく59%がPayPalやグーグルチェックアウトなどに簡単に連携できるアプリケーションがほしいと回答。55%は即時電子クーポンを提供できるアプリがあればと回答している。

スモールビジネス用のモバイルアプリケーションが開発されれば、さまざまなビジネスチャンスが広がるだろう。

2010年8月27日 (金)

デビット+クレカの一体型登場

シンガポールのPOSB銀行は、1枚のカードにデビットカードとクレジットカードの両方の機能を持たせたデュアルカードを発行した。シンガポール初。日本では未発行。

1枚のカードで多様に使えることから、マルチチュード(Multi-tude)カードと命名。対象は若年層だ。ゆえにクレジット限度額は500シンガポールドル(約30,000円)。カード種別はなんとプラチナだ。

同じカード番号でデビットとクレジットを使い分けるのではなく、2つの違う番号を保有する。

カードの表面にはデビットカード番号、裏面にはクレジットカード番号というユニークなもの。裏面上部にはデビットカードのセキュリティコードも印字されている。

EMV仕様のICカードで、ショッピング利用のほか、ATM利用もできる。もちろんネット利用も。EMVリーダーでクレジットかデビットを選択する。

利用者特典は0.3%のキャッシュバックだ。そのほか、映画の割引き、ダイニング割引きなどがつく。Facebookとも連携し、毎月最新のイベント情報やプロモーション情報を発信する。

Posbdualcard


2010年8月26日 (木)

国際ブランドプリカで収益拡大

ギフトカードモール運営会社の最大手ブラックホークは、独自のVisaプリペイドカードを発行することになった。

カードのネーミングはペイパワー(PayPower)で、何回でもチャージできるリチャージ型。

銀行口座をもてない人や、もっていない人がメインターゲット。審査が不要で誰でももてるのが魅力だ。

汎用的に使えるカードのほか、旅行に特化したVisaトラベルマネーも発行する。

ギフトカードモールのスターは国際ブランドつきのプリペイドカード。ブラックホークでは、自社発行のカードを扱うことによって、収益拡大を狙う。

ペイパワーはブラックホーク独自のプリペイドカードだが、発行会社はVisaプリンシパルメンバーのメタバンクである。

Paypowertravel


2010年8月25日 (水)

米軍人向けサービスが1位

米軍人をメイン顧客にした金融機関USAA(United Services Automobile Association) Federal Savings Bankが、モバイルバンキングサービス品質で1位になった。。

調査会社のJavelinは2010年のモバイルバンキングスコアカードでのランキング。モバイルバンキングを提供しているトップ30社が対象。

評価方法は5つ。マーケティング、アクセスしやすさ、サービスの特徴、SMS、そしてセキュリティである。

USAAは、現役軍人や退役軍人のライフスタイルニーズに合わせたサービスを提供していることが評価された。

口座管理、請求支払い、送金サービス、ATM位置情報、トラブルチェックリスト、ローン試算サービスなどのサービスが提供されている。

USAAは米軍人という特殊な顧客をターゲットにしているため、サービスを絞り込めるという優位性がある。それが評価された。

Usaamobile


2010年8月24日 (火)

モバイルPOSの今後

スマートフォンを利用したカードリーダーが話題を呼んでいる。米国でつぎつぎに新開発のリーダーが発表されているからだ。

twitterの共同創業者が立ちあげたスクエア。POSメーカー大手のベリフォンが開発したペイウェアモバイル。そしてAT&Tのアプリバ。

調査会社のメルカトールによると、スマートフォンやタブレットの登場で、従来型の無線POSは、2014年までに下降局面にはいり、長期的にみれば生残れないという。

スマートフォンPOSを扱う可能性のある店は米国で1,650万件を超える。そのうち140万件が2014年までに導入するとみている。

特にiPadは無線端末にないさまざまな機能を搭載し、ユーザーインタフェイスのよさで急伸する。

2010年8月23日 (月)

米国でおサイフケータイがヒートアップ

AT&Tとベライゾンなどがおサイフケータイに進出するとかまびすしい今日この頃。携帯キャリアがVisaやMasterCardなどのブランドを脅かすのでは、とまでボルテージはあがっている。

そんななか、負けてはならじと、Visaが狼煙をあげた。モバイル決済についてはすでに数年前からテストしてきてはいる。今回はスマートフォンをベースにした新たな決済スキームだ。

Visaのテストプログラムに参加するのは、バンクオブアメリカやU.S. Bank。まずこの9月にバンクオブアメリカがテストを実施する。U.S. Bankは10月から。

テストエリアはニューヨーク。バンクオブアメリカの従業員や顧客に、Visaが開発したチップをインストールしてもらう。これでスマートフォンは非接触カードに早変わり。

顧客は店頭POSにこのスマートフォンを近づけるだけで決済できる。デビット方式で銀行口座から利用額が引落される。

バンクオブアメリカは2007年にモバイルバンキングを導入し、500万強の利用者を保有している。携帯電話でのトランザクションは150億ドルを超える。そのほとんどは請求支払いと振込み。オンラインバンキング利用者は2,900万人。

スマートフォンの浸透で、決済市場に大きな変化が起きている。

2010年8月22日 (日)

Mコマース予測

米調査会社のJuniper Researchによると、モバイルコマースは今後急速に成長すると予測している。

2010年から2012年への成長率でみると、もっとも成長率が高いのはNFC(非接触)セクターだった。

ついでモバイルチケッティング。旅行やエンターテイメント、イベント、などをのチケット購入だ。2012年にはモバイルチケッティングが1,000億ドル市場になると予測している。

モバイルコマースの成長率第3位は、送金サービスでこれも2倍以上の伸びとなる。

デジタルコンテンツとフィジカルグッズの伸びを比較すると、フィジカルグッズのほうが倍以上伸びる。

スマートフォンの浸透で、モバイルコマースは急成長するだろう。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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