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2010年9月

2010年9月30日 (木)

刑期満了間近の囚人に銀行口座開設

囚人の社会復帰を支援するため、英バークレイズ銀行は刑期満了間近の囚人に銀行口座を開設すると発表した。

提携するのは囚人の社会復帰を支援するNPOのアンロック(UNLOCK)で、2007年から囚人のために銀行口座開放キャンペーンを実施していた。

バークレイズはこれに応えたカタチ。社会人として必要な銀行の基本口座を開設でき、金銭管理スキルを改善できるようにする。

まずパイロットとして英国の3人の囚人でこのプログラムを実施してきたが、14人の囚人に拡大する。

金銭管理スキルがないために、罪を犯した人も多い。銀行口座開設は囚人の人生計画再構築の第1歩となる。


Unlock


2010年9月29日 (水)

節約しながらちょっと贅沢

Amexは2010年第2四半期のカード利用状況を発表した。4月1日から6月30日までの3カ月間の実際のカード利用データをまとめたもの。

米国の消費者やビジネスオーナーのカード利用状況はどうだったのだろうか。

高級小売店の第2四半期は、リセッションの2番底の脅威にもかかわらず、好調だった。家具・インテリア、アパレル・アクセサリー、宝飾、百貨店で9%以上の伸びとなった。

特に家具・インテリアの需要は強く、新たな住宅市場が回復するまでは、自宅の改装に注力しているとみられる。

飲食・エンタテイメント市場では、超富裕層のファストフード利用の伸びが24%と大きかった。高級レストランも12%アップ。

他の小額利用分野と比較すると、超富裕層のファストフード利用が特別大きな伸びとなっている。超富裕層は外食で節約をしているのだろうか。

旅行では驚くべき傾向があらわれている。米消費者のビジネスクラス利用は63%の伸びを記録した。超富裕層では114%増という結果。しかし、ファーストクラスの利用は前年と変わらなかった。つまりはグレードダウンの結果がビジネスクラスの成長を支えている。

地域性でみると、一番大きくアップしたのはサンフランシスコ。Amexのカード利用は36%増加した。ついでシカゴ、ロサンジェルス、マイアミ。逆にニューヨークはマイナス3%だった。

2010年9月28日 (火)

インドのプリカ市場930億ドル?

Visaはインドのプリペイドカード市場が930億ドル、約8兆円になると予測した。

インドでは現在、クレジットカードとデビットカードの取扱高は個人消費支出のわずか3%。日本と同じように現金が支払手段の大きなシェアを占めている。

そんななか、Visaはこの現金を置換えるベストソリューションはプリペイドカードだと位置づけた。

インド政府や金融当局、中央銀行などは、現金から電子決済への意向を志向している。現金の製造コスト、流通コスト、保管コストを考えれば、当然のことといえる。

現在インドでプリペイドカードの市場普及率は極めて低い。しかし、Visaの調査によると、回答者の40%がプリペイドカードを知っていると回答。84%が近い将来プリペイドカードをもちたいと回答している。

審査不要、銀行口座不要で多くの人がもつことができるプリペイドカード。インドでの浸透を期待したい。

2010年9月27日 (月)

50%がバーチャルGカード発行

インターネット小売業トップ100社のうち、50社がハウス型のバーチャルギフトカードを発行していることがわかった。調査会社RSRリサーチが2010年7月に実施した調査レポートによる。

この調査ではバーチャルギフトカード発行企業の特典内容、選択や購入のしやすさ、受け手の印象などを総合的に評価し、ランキングをつけた。

ナンバーワンの高い評価を得たのは、ホームデポのバーチャルギフトカードだった。2位がCVS、3位がアマゾン、4位がアメリカンイーグル、5位はシアーズだった。

インターネット小売業大手でまだバーチャルギフトカードを発行していない企業もある。アップル、ビクトリアシークレット、アーバンアウトフィッターズ、そしてソニースタイル。

バーチャルギフトカードはオンラインショップにとって重要なマーケティングツール。導入企業と未導入企業の差が、このホリデーシーズンにどうつくか。

Homedepotvgcard


2010年9月26日 (日)

ロンドンは欧州初の非接触決済都市へ

2012年開催のオリンピックはロンドンでおこなわれる。これに向けてロンドンでは非接触決済が進む、とスペインの電話会社テレフォニカが予測した。

現在ロンドンでは、NFC非接触決済を搭載したPOS端末を、メーカーが積極販売している。地下鉄などの交通機関でもNFC化が進んでいる。

これによって、ロンドンの消費者の非接触決済に対する認知率も高まってきた。

テレフォニカは、2012年に開催されるオリンピックの公式スポンサーVisaや金融機関のラカイシャ(La Caixa)とともに、南バルセロナのリゾート地でNFCモバイル決済のパイロットテストを実施している。

2010年9月25日 (土)

Visa交通機関決済を拡大

Visaはバスや地下鉄などの交通料金を、現金からカード&モバイル決済に変えようとしている。まず、米国の2大都市ニューヨークとロサンジェルスで。

ニューヨークでは、地下鉄のLexington線やMTAバス、PATH鉄道などで、非接触アプリVisaペイウェイブを搭載したカードやスマートフォンが使える。1万台を超えるイエローキャブでは、すでにペイウェイブ利用が可能だ。

ロサンジェルスでは地下鉄で、VisaのTAPレディカード(TAP ReadyCard)が使える。これはプリペイドカード。交通機関専用ではなく、Visaデビットが使えるショップでの利用も可能。

Visaはニューヨークやロサンジェルス以外にも、クアラルンプール、シンガポール、パリ、イスタンブール、ロンドンなど、世界主要都市の交通機関で非接触決済を推進中。

世界中の交通機関が、共通の非接触決済方式で利用できる日も近い。

2010年9月24日 (金)

モバイル非接触決済連合の新戦略

お国自慢という社名のもと、非接触決済で地域活性化を進めるブリングネイション(Bling Nation)と、米POS端末メーカー最大手のベリフォンが共同でNFC非接触決済を推進することになった。

ベリフォンは非接触POS端末、ブリングネイションは非接触ステッカーとモバイルアプリという役割分担。ブリングネイションはベリフォンの端末(VX810 Duetとwireless VX 680)を加盟店に設置する。

顧客は携帯電話にブリングタグという非接触ステッカーをつけ、それをベリフォンのPOS端末にかざせば決済できる。

支払いはPayPal口座や銀行口座から即時に引落されるデビット方式。簡単に、安全に支払いできる。

PayPalはオンライン決済から、リアル決済への進出を狙っているが、非接触連合に加わることによって、リアル決済のPayPalという認知が拡大する。

ベリフォンはスマートフォンを活用した決済端末を拡販しているが、そのアプリケーションPAYwareを改修し、ブリングタグやPayPalも利用できるようにする予定だ。

Blingvx810


2010年9月23日 (木)

バーチャルギフトNo.1はどこ?

バーチャルギフトカード大手のキャッシュスターは、提携有名ブランドが75社を超えた、と発表した。ブランドカテゴリーは、大手小売、ファッション、エンタテイメント、飲食など多様。

小売では、全米最大のドラッグストアCVSやホームデポ、ステイプルズ、コンテナストアなど。

飲食では、ピザハット、全米最大フルサービスレストランのランドリーズレストラン、カジュアルダイニングのブリンカーインターナショナル、チーズケーキファクトリーなど。

ファッションとエンタテイメントでは、Web専門小売のホットトピック、ミュージックサイトのショックハウンド、リーガルシネマなどがキャッシュスターの顧客だ。

これらギフトカード総取扱高は30億ドル(約2,700億円)になる。キャッシュスターは、バーチャルギフトカード分野で最大のリーダーになった。

キャッシュスターのバーチャルギフトカードは、オンラインで使えるほか、プリントアウトすればリアル店舗でも使えるのが特徴。

オンラインショッピングやオンラインゲームの隆盛で、バーチャルカードの人気は沸騰しはじめている。

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2010年9月22日 (水)

中小加盟店を狙え

クレジットカードからデビットカード、プリペイドカードとカード種別が増えるにつれ、カードのトランザクションも増加。加盟店開拓会社(アクワイアラー)は、好調を維持している。

そんななか、米国のアクワイアラー地図が塗り変わろうとしている。取扱件数で全米第3位のフィフスサード(Fifth Third Processing Solutions, LLC: FTP)は、中小加盟店向けプロセッシング大手のナショナルプロセッシング(National Processing Company: NPC)を買収する。

ISOと呼ばれる加盟店開拓代理会社や銀行仲介会社向けに、NPCの先進的なペイメントソリューションを提供。中小加盟店(SME: Small and Medium Enterprise)獲得に注力する狙いだ。

グローサリーストアや専門店、レストラン、ドラッグストアなどのSME市場は急成長分野で、先進的なプロセッシングサービスを求めている。

FTPはNPC買収で、加盟店数が42万件、年間取扱高は3,440億ドル(約30兆円)になる。

5th3rdhp


2010年9月21日 (火)

ギフトカードでFacebookクレジット

Facebookはオンライン通貨としてFacebookクレジット(通貨の名称で後払いではない)を推進している。

ソーシャルゲームの利用者は世界中にいる。Facebookクレジットなら、両替の必要がなく、Facebook内の単一通貨として有効な通貨となっている。

このほど大手流通のターゲットは、Facebookクレジットのギフトカードを店頭で販売しはじめた。

バーチャル通貨だが、店頭で可視化することによって、購入しやすくなる。ターゲットというブランドが扱うことによって、Facebookクレジットの信頼度も高まるというもの。

Facebookはクレジットに関するファンページをつくっているが、約100万人が「好き」に投票している。

ゲームにどれだけお金を使うのか。オンラインゲームの「World of Warcraft」は、この4月にゲームアイテムの課金を開始。デジタルホース(馬)とデジタルペットは最初の1週間で350万ドル(約3億円)も売上げた。

Facebookは決済システムに注力しようとしてはいるが、PayPalなどの決済システムとの優位性がアピールできていない。

全世界に5億人というユーザーから、いかに決済収益をあげられるか。Facebookのチャレンジはつづく。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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