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2010年10月

2010年10月11日 (月)

新クレジット法で満足度は高まったか

2009年米国では消費者保護を目的に新クレジットカード法が制定された。この規制によって、米消費者のクレジットカードに対する満足度は高まっているのだろうか。

NPOの消費者連合は、2010年7月に18歳以上の成人1,212人を対象に米クレジットカード消費者調査を実施した。

それによると、保有クレジットカードに満足している人たちはわずか45%だった。

回答者の約23%は、新クレジットカード法によって残高返済を刺激されたと答えている。

消費者保護を目的に施行した新クレジットカード法。消費者の満足度は低空飛行のままだ。規制強化はかならずしも消費者の満足度を高めることにつながらない。

2010年10月10日 (日)

オリンピックは非接触決済で

2012年のオリンピックはロンドンで開催される。そのロンドンの地下鉄やバスなどを統括する交通局(Transport for London)は、非接触決済の導入を決定した。

ブランド提携したのはVisa、MasterCard、そしてAmex。それぞれのブランドがもつ非接触決済スキームも使えるようにする。

非接触決済の導入により、チケットの処理コスト削減や、オリンピックで予想される混雑の緩和が期待されている。

ロンドン交通局は地下鉄や鉄道の非接触決済カード「オイスター(Oyster)カード」を発行。すでに900万枚が使われている。

ロンドンの決済システムは、オリンピックパワーで非接触に染まりつつある。

Transportlondon


2010年10月 9日 (土)

ショッピングでポイントも使えるクレカ登場

米シティバンクは2010年5月から、クレジットカード保有者の一部を対象にテストトライアルを実施していた。

その内容は、クレジットカードで獲得したリウォーズポイントやキャッシュリウォーズをクレジットカード利用とともに購入時点で利用できるようにする、というもの。

ダイナミクス社(Dynamics Inc.)が開発した特殊なカードを使って実現した。カードに装着したボタンが特徴。ボタンを押してカードをPOSでスワイプすると、ポイントを使うことができるのだ。

この特殊カードは、磁気ストライプを読取れるPOSを設置した加盟店であればどこでも使うことができる。

券面にはクレジットカード番号とC(Credit)とR(Rewards)の2つのボタンがある。この2つのボタンでクレジットカード利用か、リウォーズ利用かを選択する。

シティは11月から米国のクレジットカード保有者を厳選してトライアルを拡大する予定だ。プラスチックカードが技術革新によって進化している。


Dynamicscitidividend2g


2010年10月 8日 (金)

ソーシャルレンディング100万人突破

米国ソーシャルレンディングの最大手プロスパーは、個人が個人に融資するマーケットプレイスを運営しているが、このほど会員が100万人を突破したと発表した。

2006年に米国ではじめて個人が個人に融資するマーケットプレイスを開始して以来、4年間で100万人を獲得した。

マイクロファイナンスはバングラデシュのような途上国では成功するかもしれないが、米国や英国などの先進国では成立たないとみられていた。

銀行や金融機関から融資を受けるのではなく、個人から融資を受けるというコンセプトが、時代を変えようとしている。

プロスパーの取扱残高は2億ドル強。ビジネスモデルの成功分岐点であるティッピングポイントがみえてきたという。

Prosperhp


2010年10月 7日 (木)

加速する非接触ステッカー

非接触ステッカーを携帯電話につければ、非接触モバイル決済が可能になるという簡単ソリューションで、地域活性化を狙うブリングネイションは、米プロセッシングサービス大手のフィフスサード(Fifth Third)と提携した。

フィフスサードのクライアントには中小の地域金融機関が多い。その顧客と加盟店向けにブリングネイションのサービスを提供していく。

地域金融機関は顧客にブリングネイションの非接触ステッカー「ブリングタグ」を配布。加盟店にはブリングタグを読取るベリフォンの端末を配布する。

ブリングネイションはベンチャーながら、PayPalやベリフォン、そして今回はフィフスサードまで陣営に加え、いよいよ全米展開を加速することになった。

国際ブランドをつけない簡単モバイル決済が、大きな潮流になろうとしている。

Blingad


2010年10月 6日 (水)

ハウスストアカードが復活

米小売業では、国際ブランドがつかないハウスクレジットカードが復活している。リーマンショックまでは、特定のストアだけで使えるハウスクレジットカードより、汎用的に使える国際ブランドカードに人気があった。

しかし、小売業にとって国際ブランドがついた提携カードは、期待したほどの効果がなかった。

小売業にとってカードは自社の顧客囲込みが目的であり、自社の売上に貢献するものでなければならない。国際ブランドカードでは、それが実現しなかった。

大手流通のターゲットは、今年ハウスカードへの回帰を発表。国際ブランドカードの発行を中止した。

シティはゼイル(Zale)のハウスカード契約を締結するにあたり、年間最低取扱高のバーを6億ドルから3.15億ドルに引下げた。

キャピタルワンは衣料百貨店コールズ(Kohl's)のハウスカード発行契約をチェイスから獲得。ハウスカードにも注力していく。

米国ではクレジットカード規制強化によって収益が悪化。ブランド費用などのコスト削減にハウスカードは役立つ。

2010年10月 5日 (火)

多通貨プリカが人気

1枚のカードに円やドル、ユーロなどの外貨をチャージし、米国ではドル決済、欧州ではユーロ決済するという多通貨対応のプリペイドカードが注目を集めている。

従来海外旅行客は空港などで目的地にあわせた外貨を事前に両替。帰国時にもまた両替をしていた。マルチカレンシーカードなら、外貨の安いときにチャージし、そのレートのまま海外で使える。

豪州のコモンウェルスバンクは昨年からMasterCardのマルチカレンシーカードを発行。チャージしたときの為替レートを固定することが可能で6通貨を扱える。総額25,000豪ドルのチャージが上限。

カード発行費用は14.57ドル。ATM引出し手数料は1回につき3.4ドルだが、海外旅行客に喜ばれているという。

ニュージーランドでは、郵便局とキウイバンクが2010年6月にVisaのマルチカレンシーカードを発行している。

欧州では数行が現在このマルチカレンシーカードをテスト中だ。

Cwmultitravelmoneycard


2010年10月 4日 (月)

1兆円強の米小売不正損失

過去1年間に被った米国小売業の不正損失はいくらか。リスクソリューションのLexisNexisによると、1.390億ドルとなった。

100ドルの不正取引ごとに、小売業は310ドルの不正処理コストが発生していることもわかった。小売不正による被害者に対するコストも大きい。訴訟対応費用や損害賠償などで55億ドルがかかっている。

不正取引がもっとも多かったのは、モバイル決済。大手小売と中小を比較すると、大手小売の不正総額は平均の2倍となっている。

ただし、前年にくらべ不正総額が25%減少したのは朗報だ。

2010年10月 3日 (日)

ソーシャルゲーム決済はモバイルで

オンライン加盟店向けに決済ソリューションを提供しているモペイ(mopay)は、ソーシャルゲーム市場の大手ブランド16社と提携した。

今回提携した16社は、Farblut Entertainment、Geewa、Plinga、POPMOG、woogaなど。これらの会社はFacebookやMySpace、Hi5、Orkut、VZ-Networksなどのソーシャルネットワーク上のゲームを提供している。

モペイは2005年ブラウザーゲームの黎明期から業界のビッグネーム向けにモバイル決済ソリューションを提供しているが、オンラインゲーム利用がソーシャルにシフトするにしたがい、モバイル決済が有効な手段として注目されるようになってきた。

モペイは世界80カ国で携帯電話課金を利用した決済ソリューションを提供しているが、グローバルなサービスが高い評価を受けているようだ。残念ながら日本はカバーしていない。

Mopayhp


2010年10月 2日 (土)

フィリピン送金強化のウェルズ

米ウェルズファーゴは米国からフィリピンへの送金ネットワークを強化。比銀のBDOや金融サービスのM.Lhuillierなどと提携し、出金拠点を現在の3倍にした。

送金資金の出金ができる支店窓口は2,800カ所、ATMは2,900台になった。

ウェルズファーゴの国際送金サービスは1994年にフィリピン送金でスタートしたが、ここにきてフィリピンへの送金が重要だと判断。24時間365日サービス拠点の充実などを図った。

ウェルズファーゴのエクスプレスセンド(ExpressSend)利用者は、BDO銀行への送金は最大1日3,000ドルまで、M.Lhuillierへの送金は1日最大1,000ドルまで可能だ。

ウェルズファーゴの口座からの送金手数料は5ドル、現金送金は7ドルと安い。

【NCBよりお知らせ】

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