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2011年6月

2011年6月30日 (木)

英キャッシュプラスが自治体カード

英国政府と地方自治体は景気が低迷するなか、人員削減という痛みを伴わずに、可能なかぎり予算を削減しようとしている。

その救世主がプリペイドカードである。英APS(キャッシュプラスカード発行者)は地方自治体と提携し、プリペイドカードによる給付金サービスを拡大している。

米国では生活保護費などの手当を小切手からプリペイドカードなどの電子決済に移行し、成果をあげている。

プリペイドカードは小切手や現金給付のようにコストがかからず、透明性が高い。地方自治体の従業員と給付対象者の両方にメリットがある。

キャッシュプラスのプリペイドカードは、イングランドで推進している社会保障制度改善のための「住民第一主義」にも合致する。

Apscashplus

2011年6月29日 (水)

この夏のポイント利用は旅行が増加

クレジットカードを使って貯めたポイントを何に使うか。米キャピタルワンは米成人1,045名を対象に調査を実施した。調査期間は5月31日から6月8日まで。

その結果、今年の夏の旅行にクレジットカードのポイントを使うと回答した人は、前年対比33%と多かった。

金融危機で旅行を自粛していた人たちが、今年の夏は旅行を計画しているということもあるのだろう。サマーバケーションでポイントを有効に使いたいと考えているようだ。

旅行に使うと回答した人のなかで、何に使うかを聞いたところ、1位はホテルで55%、ついで飛行機旅行48%、ガソリン42%だった。

ホテルではポイントがいろいろ使えることが人気なのだろう。部屋のアップグレードや、スポーツジムの利用、エステサービスなどを各種揃えている。

飛行機旅行はハイシーズンにアップグレードできないなど、不便な点も多い。ガソリンが大方のは、ガソリン価格がアップしているからだろう。この夏の旅行にガソリン価格高騰が影響すると回答した人は48%だった。

クレジットカードのリウォーズプログラムにとても満足していると回答した人は24%だった。

2011年6月28日 (火)

モバイルでショップ割引特典ゲット

スマートフォン保有者が来店すると、即座にスクリーン上に割引きやリウォーズ特典を表示する。というリウォーズサービスを提供しているのが米ショップキック(ShopKick)である。

スマートフォンに特典をポップアップさせるのは特殊な超音波技術だ。ショップキックの加盟店になると、店頭に超音波発信装置を取付けられる。コストは100ドルだが、シティグループが費用を負担する。

すでにBest BuyやTarget、Macy'sなどの大手小売流通でこのサービスを提供している。が、今回シティと提携したのはローカルショップを拡大するため。

ニューヨーク、ロサンジェルス、サンフランシスコ、シカゴ、シアトル、ダラス、オースチン、ニューオリンズ、デトロイト、ワシントンの10カ所で、まずは1,000件のローカルショップを獲得する計画だ。

2010年8月にスタートしたこのアプリケーションは、現在約200万人がダウンロードしている。アプリケーションは無料。

単にGrouponやLivingSocialのような割引特典を提供しているのではない。リピーター育成を目的としたサービスが基本だ。

Shopkicktm

2011年6月27日 (月)

PayPalのM決済30億ドル超える見込み

2011年5月、PayPalは2011年中にモバイル決済が20億ドルを超えると予測していた。わずか1カ月後の6月、PayPalが新たな予測を発表した。

それによると、2011年のモバイル決済額は、30億ドルを超えるペースで拡大しているという。

現在モバイル決済利用者は800万人。1日の決済額は1,000万ドルだという。

2010年のモバイル決済額は7.5億ドルだった。モバイル決済の伸びは尋常ではない。スマートフォンがドライバーになっている。

2011年6月26日 (日)

チェイスのAmazonカードは1Pが1Cent

チェイスとAmazonの提携カードがパワーアップした。Amazon.com Rewards Visa Cardが正式名称。

カード会員がAmazonでショッピングすると、1ドル利用で3ポイント獲得。ガソリンスタンド、レストラン、ドラッグストア、オフィスサプライで利用すると1ドルで2ポイント獲得。それ以外では1ドルにつき1ポイント獲得できる。

これなら普通と変わりないように思える。ところが、このポイントが現金として使うこともできるのだ。つまり、1ポイント1セント。100ポイントなら1ドルになる。

たとえばAmazonで1,500ドル使えば、4,500ポイントをゲット。請求書が届いたあと、ショッピングに使えば45ドル分の商品が買えることになる。

ポイントの有効期限はない。ポイントはいくら貯めてもいい。上限はない。年会費も無料である。

Chaseamazon_edited1

2011年6月25日 (土)

米クレジットカードは立直った

米Discoverは第2四半期の実績を発表した。それによると、クレジットカードのショッピング取扱高は前年同期比9%もアップして250億ドルになった。

最終利益は6億ドル。2010年の第2四半期は2.58億ドルだったから2倍以上になった。これにはダイレクトバンキングサービス部門と、ペイメントサービス部門の両方が含まれている。

クレジットカードはダイレクトバンキングサービス部門になる。ペイメントサービス部門のコアはデビットネットワークのPULSEだ。

クレジットカードのリボルビング残高は6.44億ドル伸びたが、これは前年同期比1%増だった。30日延滞は2.79%とこの25年間で最低を記録した。貸倒率も5.01%と低水準だった。

なんといっても延滞率と貸倒率が改善したのが大きい。米クレジットカードはふたたび収益ビジネスとして脚光を浴びはじめている。

2011年6月24日 (金)

モバイルのワンクリック決済ソリューション

決済代行事業者のAdyenは、iPhoneとAndroid、Blackberryに対応した新たなモバイル決済をスタートさせた。

モバイル加盟店やアプリケーション開発会社向けにクレジットカードやPayPal、ダイレクトデビットなど多様な決済手段を用意。1回のクリックでモバイル決済ができるようにし、コンバージョン率を高めている。

欧州大手映画チェーンのPatheは、Adyenのモバイルプラットフォームを利用してチケットを販売。欧州オンライングリーティングカードのGreetzもAdyenモバイル決済を導入した。

Adyenのモバイル決済ソリューションは、PCI DSSに準拠したセキュリティを確保している。

Adyenmobile2

2011年6月23日 (木)

米消費者はデビットカードが好き

米国人のデビットカード利用について、プロセッサー大手のTSYSと調査会社のメルカトールがオンライン調査を実施した。

その結果、デビットカードが決済手段としてもっとも選好性が高いことがわかった。デビットカード保有者の57%がデビットカードをもっとも好きな決済手段だと回答、クレジットカードと回答した人はわずか21%だった。現金愛好者は12%だ。

デビットカードを利用する場所は、グローサリーストアが63%、ガソリンスタンド50%、ディスカウントストア50%、百貨店47%、オンラインショップ46%、レストラン46%、コンビニ38%、ファストフード36%だった。

クレジットカードをよく利用するのはオンラインショップで40%。現金をよく利用するのはファストフードで46%だった。

2011年6月22日 (水)

超音波技術を利用した非接触決済

空手の韻をとってナラテ(Naratte)という社名をつけたベンチャーが、人間の耳では聞こえない超音波を利用したモバイル決済を開発した。

Naratteが開発したZooshは携帯電話に装備されている既存のスピーカーとマイクを使って超音波を送受信し、携帯電話と携帯電話間で安全な決済ができるようにした。

人間には聞こえない超音波だが、カエルやイルカなどはこの音域を使って会話しているという。

アプリケーションをダウンロードすれば、ほとんどの携帯電話でモバイル決済ができる。つまり、非接触NFC機能がなくても、iPhoneやアンドロイド、タブレット、ガラケーでも利用できるのだ。

ネットワーク接続は不要。互換性の問題もない。コストがかからず、速く、安全で、信頼性が高い。7月から利用可能になる予定。

バーコードやNFC技術ではなく、超音波技術を使ったモバイル決済の登場だ。はたしてどこまで普及するか。楽しみだ。

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2011年6月21日 (火)

Amex利用促進にモバイルソーシャル

Amexは携帯電話を使ってブランドロイヤルティを高めカード利用を促進する実証実験を開始した。

提携したのはLevelUp(レベルアップ)というソーシャルサイト。Amex会員の携帯電話に割引特典などを通知する。このプログラムの第1号参加者は、ジーンズショップLevi'sである。

LevelUpで最初の購入をすると、それ以降より魅力的な特典をもらえる。グルーポンにレベルアップ機能をつけたようなものである。

Levi'sの特典が受けられるのは、ボストン、サンフランシスコ、ペンシルベニアの3カ所。Amex会員が申込めば携帯電話に特典が通知される。

レベル1で10ドル使うと20ドルのポイントを獲得。レベル2では10ドルで30ドル、レベル3では10ドル使うと50ドル分のポイントをもらえる。

Leveluphp2

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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