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2012年1月

2012年1月31日 (火)

英国版Squareは成功するか?

世の中には他社の成功を真似て儲けようという輩が多い。

英国PowaはSquareそっくりのカードリーダを製造し、SquareそっくりののWebサイトを立ちあげた。

このパクリはあまりに露骨だ。リーダもアプリも無料。Webアイコンまでもそっくりだ。

違うのは手数料。Squareは1トランザクションごとに2.75%かかるが、mpowaは1トランザクションにつき25ペンスか0.25%。

既存のカード加盟店口座を利用するか、PayPal契約を利用するかを選択する。つまり、mpowaのモデルは、加盟店ビジネスには関与しないというもの。決済手数料だけ課金する。


ここ掘れ、ワンワン。花咲か爺さんの真似をしても、所詮それは真似のマネ。ビジョンやコンセプトがない企業は、真似する相手がいなくなったとたんに、失速する。

Mpowahp1201s


2012年1月30日 (月)

Facebook Creditsをカード利用ポイントに

Facebook利用者にとって、Facebook内で使えるFacebook Creditsは、のどから手が出るほどほしいもの。

そのFacebook Creditsを、カード利用ポイントにしようと考えた会社がある。米プリンク(Plink) だ。

カードのオンライン決済でFacebook Creditsをリウォーズとしてつけるのではない。オフラインのレストランやショップでの利用につける仕組み。

Facebookからプリンク会員になり、利用するクレジットカードやデビットカードを登録。カードを自分の好きなレストランなどで利用すれば、Facebook Creditsがもらえる。


プリンクではこれはO2Oロイヤルティと呼んでいる。利用できるのは、ダンキンドーナツ、クイズノス、レッドロビン、タコベル、7-Elevenなど、全米で25,000カ所。

米国にはFacebook Creditsをほしい人が多くいるようだ。

Plinks


2012年1月29日 (日)

ディズニーファン待望のプレミアムカード

ディズニーファン、ミッキーファンにとっては垂涎のカードといえよう。

チェイスカードサービスはディズニーと提携し、プレミアムカードを発行した。ブランドはVisa。

リウォーズが2倍たまり、ディズニーのさまざまな商品やサービスに使うことができる。

特にディズニーワールドやディズニーリゾートでは、カード会員だけの特典も用意している。

リウォーズはレストランやグローサリストア、ガソリンスタンドで使えば2%。ディズニー関連施設でも同様2%のリウォーズがもらえる。その他は1%だ。

このカードを開発した担当者は、ディズニーファンの声を最大限取入れたという。それはリウォーズを貯めてディズニーで使うこと。

テーマパークのチケットや、クルーズ、映画、商品などにリウォーズを使うことができる。

テーマパークではキャラクターが特別に挨拶をしてくれるというサプライズも待っている。

2003年からディズニーリウォーズカードを発行していたが、今回はそのプレミアム版となる。

カード両面にキャラクターが登場するカード。一度もったら離せなくなるだろう。

Disneypremiervisacards


2012年1月28日 (土)

新カードリーダで追走

スマートフォンのイヤーフォンジャックにカードリーダを差込んで、カード決済端末にするというソリューションが加熱している。

Squareは1スクエアインチのカードリーダで、単独先行。わずか1年あまりで、100万件の加盟店を開拓している。

Intuitのゴーペイメント(GoPayment)やVeriFoneのペイウェア(PayWare)がこれを追走しているが、大きく遅れを取っている。

Intuitは巻き返しを図るため今回カードリーダをオレンジスライス型からシリンダー形式に変えた。いずれもスマートフォンやタブレットのイヤーフォンジャックに差込んで使う。

カードリーダの正確性とセキュリティを強化した。特に決済プロセスの簡素化という要望に応えた結果、シリンダー形式となった。

Gopays


2012年1月27日 (金)

グリーンドットが自社プロセッシングへ

プリペイドで米国初の公開企業となり、プリペイドで銀行を買収して話題になったグリーンドットが、今回はソリューション会社のプロセッシングとハードウェア資産を購入した。金額は250万ドル。

目的はプロセッシングとネットワーク接続の自社化である。現在はTSYSにアウトソーシングしているものを、今後2年間かけて自社化する。

グリーンドットがTSYSやSynovusに払っているアウトソーシング費用や、銀行へのブランドライセンス料を合計すると、プロセッシング費用の3分の1に相当する。

銀行の買収と今回の資産購入によって、そのコストを削減することができるというメリットがある。

ただし、システム運用コストや、技術革新によるハードウェア資産の陳腐化へ対応する費用などはかかってくる。

すべて自社化がいいとは限らない。時代のスピードに乗り遅れないことのほうが先決だ。

Greendotlogo


2012年1月26日 (木)

映画館のシートからスナック決済

MasterCardは豪州のコモンウェルス銀行と映画館を運営するHoytsと提携し、モバイル決済を推進することになった。

MasterCardのクイッカー(QkR)というモバイルアプリをスマートフォンにダウンロードして使う。Hoytsが運営するシドニーのプレミアム劇場の観客で、iPhoneやAndroid携帯をもっている人が対象。

プレミアム劇場はゆったりしたシートが特徴。そのシートからスマートフォンで軽食やドリンクを注文し、決済できる。


アプリを開き、シートテーブルのQRコードを読むか、NFCであればテーブルにタップすれば、食事メニューが開く。

自分が好きなものを選択し、決済ボタンを押せば、スナックやドリンクが自分の席に届けられる。決済はあらかじめ登録したクレジットカードやデビットカードに自動的に課金される。

MasterCardのクイッカーはO2O決済である。オンライン決済をオフラインの劇場で使って決済する方式だ。

Qkrmastercard


2012年1月25日 (水)

超プレミアムのプリカ登場

プリペイドは本当にサブプライム向けの商品なのだろうか?必ずしもそうとは限らないようだ。

クレジットカードやデビットカードは何枚ももつことはできない。それは与信や口座が必要だからである。

でも、プリペイドなら自分のほしい枚数をもつことが可能だ。審査不要で銀行口座を開設する必要もない。

トランザクト24(Transact24 Ltd.)はプリペイドカードの超プレミアムバージョンを発表した。名称はT24ブラックVisaカード。ブラックパンサーをあしらった精悍なカードフェイスだ。

会費に相当するアクティベーション費用はなんと240ドル。月間費用も15ドルと高い(初年度無料)。利用者は5万ドル(プレミアム版では10万ドル)までチャージ可能だ。

空港ラウンジのVIPルームが使用できるほか、海外旅行傷害保険などの特典がつく。ICチップがついているため、ICカード先進国の欧州でも安心してカード利用できる。

クレジットのプレミアムカードと同じように高い手数料だが、プリペイドでもちたいと思う層はそれなりにいるはずだ。

T24blackcard


2012年1月24日 (火)

ベンツのモバイル決済

メルセデスベンツ・ファイナンシャルサービス(MBFS)はリースや整備点検費用の支払いにモバイルサービスを提供している。

2010年にiPhoneアプリを発表。口座要約、請求支払い、ディーラーの位置情報、支払いシミュレーターなどのメニューを揃えている。

その後Webサイトmbfs.comを開設。Android携帯やブラックベリー携帯でも同様のサービスを受けられるようになった。

2010年央からはiPadにもサービスを拡充。米国350カ所のディーラーで活用している。

米MBFSの顧客511,000人のうち、モバイル決済利用者は40%になる。前年より127%増だ。

Mzlgdhdzryd


2012年1月23日 (月)

モバイルが牽引PayPal収益

前年対比28%アップという華々しい成果を発表したのはPayPalである。第4四半期の収益は12.4億ドルに達した。

決済取扱高は24%増の334億ドル。モバイル決済取扱高は40億ドルになった。総取扱高の12%を占める。これは前年対比5倍以上だ。

PayPalはオンライン決済から地上のオフライン決済もターゲットにした展開をしている。O2O決済だ。その第1弾がホームデポ。すでに5店舗でのテストを終え、51店舗に拡大。さらに全店舗への展開を予定している。

2012年は決済の大変革がおきる年。スマートフォンをいかに有効に使うかが課題だ。PayPalはスマートフォンのO2O決済に賭けている。

2012年1月22日 (日)

半分以上がモバイル決済になる

という強気の予想を出したのは欧州Visa。
全世界で新しいモバイル決済が誕生しているなか、スマートフォンによってモバイル決済が急速に普及するとみた。

2020年までに欧州Visa取扱高の半分以上がモバイル決済になると予測したのだ。

2011年欧州Visa会員の利用額は前年対比14%アップして1.16兆ユーロ(約100兆円)となった。この流れを加速しているのがモバイル決済。

2012年はモバイル決済とデジタルWalletが普及するターニングポイントになるとみている。Visaは昨年11月V.meというデジタルWalletを発表、今年中に実用化をはじめる。

まだまだ先のことのようにみえる2020年の予想をなぜ出したか。それは、既存のカード会社へ警鐘を鳴らすためである。

将来的にプラスチックカードからスマートフォンへの移行が進めば、決済インフラや決済システムなどが劇的にかわる。いまから徐々に対応していかないと化石化してしまうからである。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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