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2012年3月

2012年3月31日 (土)

AmexのTwitter活用

ソーシャルメディアを最も有効に活用している金融機関はAmexだ。

そのAmexがTwitterでカード連携するサービスをはじめた。マクドナルドやベストバイなどの特典をツイートし、カードとシンクすると自動的にその特典を獲得できる。

たとえば、マクドナルドで5ドル以上使うと、5ドルのキャッシュバック。H&Mで50ドル以上使えば、10ドルのキャッシュバックがもらえる。

ソーシャルメディアとカードを連携したサービスは、今後金融サービスの主流になるだろう。
Amextweets


2012年3月30日 (金)

英米Mobile決済会社合併

英米のMobile決済ソリューション会社が合併する。マニタイズ(Monitise)は英国の大手Mobile決済ソリューション会社。クレアメール(Clairmail)は米銀大手にMobileバンキングソリューションを提供する最大手である。

マニタイズがクレアメールを買収することにより、米銀トップ50行の33%をもつことになる。中小もいれると300行が顧客になる。2社の収益合計は2011年末で5,600万ドルだ。

合併の目的は、英米でのMobile決済シェアを早期に拡大すること。Mobile決済市場が加熱するなか、勝ち残りにはお互いの強みをいかし、弱点を補強することが重要とみた。

マニタイズはVisaと提携している。この強みを活かして、米国市場でのシェアを拡大。クレアメールはMobileバンキングの強みを活かし、英国や欧州市場でのシェアを伸ばす。

Monitiseclairmails


2012年3月29日 (木)

Square端末セキュリティ強化

PayPalがHereというカードリーダをかついで、フィジカルなショップでのアクワイアリングを強化しはじめた。Intuitも新たなカードリーダを投入し、政治献金などのキャンペーンでも使えるようにした。

Squareの競合がつぎつぎ登場するなか、先行していたSquareリーダはセキュリティに問題があるといわれていた。事実問題があった。

セキュリティレベルをあげるため、Squareはついに新たなリーダを開発し、配布しはじめた。

新リーダはバッテリーを搭載し、カード番号を暗号化できるようにしている。従来のリーダはバッテリーがなかったが、このバッテリーだけで15セントから25セントのコストがかかる。

Squareは従来のカードリーダを新カードリーダに無償で置換えている。

2012年3月28日 (水)

CardCase改めPay with Square

破壊的革新をつづけるSquareが、カード利用者向けのサービスの名称変更とバージョンをアップした。

いままで「カードケース(CardCase)」と呼んでいたサービスを、「Square支払い(Pay With Square)」に変更したのである。シンボルマークも螺鈿調に変えた。

Squareはこのサービスによって、新しい決済スタイルを創出しようとしている。それには、カードケースという一般名称ではインパクトが弱い。「Square支払い」というネーミングでSquareというブランドを強調する戦略をとった。

なんといっても従来にない、まったく新しい決済スタイルなのだ。カードを提示することも、スマートフォンをかざす必要もない。タブをオンにしてショップに行けば、後は名前をいうだけで決済が完結する。

この画期的な決済スタイルを「Square支払い」という固有名詞にしたのである。

Squarepaywith1s


2012年3月27日 (火)

オンライン映画がオフラインを抜く

デジタル化の影響によって、映像メディアの購入チャネルが変わってきた。オフラインからオンラインに移行しているのだ。

いままで映画を見るといえば、DVDやブルーレイディスクを購入したり、レンタルしたりしていた。

米国でのオフライン売上げは2011年、26億ドル。いっぽう、オンラインの取扱高は14億ドルだった。オフラインはオンラインの2倍弱だ。

それが、2012年には逆転する、と調査会社のIHS iSuppliが予測した。オンラインは34億ドル、オフラインは24億ドルになるという。

2007年から2011年にかけて、ホームエンタテインメント市場は年率40%の成長率で伸びている。にもかかわらず、フィジカルな映像メディアでの販売は減少しているのだ。

音楽がCDからデジタルメディアでの販売になったように、映画も同様の運命をたどっている。

2012年3月26日 (月)

リウォーズサービス好調

クレジットカードやデビットカードの利用促進に欠かせないリウォーズプログラム。これをサービスとして提供しているFiserv(ファイサーブ)は、2011年のリウォーズソリューションへの登録カード数が前年対比69%も伸びた、と発表した。

ファイサーブが提供するソリューション名は「ユーチューズ(UChoose)」。リウォーズの負担は、加盟店、カード会社、あるいは両方というように、目的に応じて選択できる。

ファイサーブによると、デビットカードのリウォーズの伸びが予想以上だという。デビットカードの規制強化で収益が悪化した金融機関では、顧客維持と利用率アップのために、導入が進んでいる。

2011年にユーチューズを利用したカード利用者は、カード会社の収益を前年対比で62%も押上げた。ユーチューズ利用会員は非会員にくらべ50%も取引件数が多い。ひとりあたりの年間収益は52ドル強の差がついた。

Uchooserewardss


2012年3月25日 (日)

フリーミアムをプレミアムに

ソーシャル決済のカチングル(Kachingle)は、小額決済のプレミアム版をリリースした。フリーミアム(ソーシャルゲーム)利用者を、優良(プレミアム)顧客に育成するサービスだ。

ターゲットはソーシャルゲーム開発会社。カチングルを導入すれば、収益を150%から500%アップできるというふれこみだ。バックエンドの決済処理はPayPalやクレジットカード会社が提供する。

プレミアム版はソーシャルゲームアプリを無料でバンドル。開発会社はカチングルのマーケティングによって、自社アプリケーションの拡販が可能になる。

カチングルは2010年に設立以来2年間、トラブルなく小額決済サービスを提供しつづけてきた。その経験から、フリーミアム市場でも、小額決済モデルが使えると判断した。
Kachinglepremium


2012年3月24日 (土)

イベントにMobileカード決済端末

SquareやIntuitにつづき、PayPalもMobileカードリーダHereを発表し、にわかにMobileカード決済端末市場が熱くなっている。

金融関連企業だけでなく、一般の事業会社も参入。サンフランシスコに本拠を構えるイベント会社、イベントブライト(Eventbrite)も、このビジネスに参入した。

iPadに装着するドック型の台形ドングルで「At The Door Card Reader」というネーミング。つまりイベント会場の入り口のドアで、カード決済をするときに使う。ターゲットはイベントプランナーだ。

イベントブライトでは、FacebookやTwitterでのチケット販売が急増しているが、機会損失も多かった。特にイベントの意思決定は、オンラインではなく、オフラインのイベント会場のドアでおこるという。

この最終意思決定を促進するために、自社でMobile決済端末を推進することになった。イベントブライトは、2011年に約50万件のイベントを取扱い、2,000万人以上にチケットを販売している。

Eventbritehp03s


2012年3月23日 (金)

Amexがオフィスデポと提携プリカ

クレジットカード以外の手数料収入拡大を狙って、Amexはプリペイドカードを積極推進している。その戦略のひとつが、提携カードである。

ウォルマートとの提携につづき、今度はオフィスデポと提携した。オフィスデポにとって、リチャージ型プリペイドカードを発行するのははじめてとなる。

Amexのプリペイドカードはリチャージ型で、月間手数料や口座維持費用は不要。審査や銀行口座も必要ない。顧客囲込みを狙うオフィスデポにとって、多くの顧客にマーケティングできるというメリットがある。

まず特定のオフィスデポでテストした後、全米1,100店舗に拡大する。利用者はオフィスデポで使えるほか、世界中のAmex加盟店で利用できる。

リチャージ型のプリペイドカードには、給与をチャージすることも可能。月間の上限は5,000ドルだ。

カード保有者には、付帯サービスとして購入保険、ロードサイドアシスタンス、グローバルアシスタンスなどがつく。

2012年3月22日 (木)

政治献金にMobileカードリーダ

PayPalがMobileカードリーダ「Here」で参戦し、SquareやIntuitが開拓してきたMobileアクワイアリングビジネスの競争が熾烈になってきた。

Intuitはここで負けてはならないとばかり、政治献金などの寄付を受付けるMobile決済アプリを発表した。

IntuitのMobile決済アプリ名はGoPayment。現金や小切手がなくても、カードをもっていれば簡単に速く寄付や献金できるようにした。

寄付や献金は複数のボランティアが参加する。ひとつのキャンペーンには、複数台のMobile決済端末が必要。Intuitは複数のカードリーダやアプリケーションも無料にしたのである。

これにあわせて手数料体系も変更。献金など金額が多いハイボリュームコースは、月間サービス料の12.95ドルに加え、取扱高の1.7%という設定にした。従来からあるレギュラーコースは月間サービス料無料で、取扱高の2.7%だ。

Gopayment3_edited1


【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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