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2012年6月

2012年6月30日 (土)

モバイル決済がマーケティングの目玉に

調査会社のヤンキーグループによると、世界のモバイル決済取扱高は2014年までに1兆ドルになると予測している。2010年には1,620億ドルだった。

しかし米国ではモバイル決済をしているシーンをみるのはまれである。Googleウォレット利用者はほとんどいないという。

IDCの調査によると、オフライン実店舗でモバイル決済したことがある人は20%と少ない。NFC非接触決済を利用する人は2012年に2%を予測しているが、そこまで伸びるかどうか疑問だ。

それでも米国のマーケターは、モバイル決済分野でのマーケティングは今後大きな目玉になると期待している。決済とリンクするマーケティングは効果測定が可能だからだ。

2012年6月29日 (金)

ドイツでもモバイル決済端末

スマートフォンにカードリーダを装着すればカード決済端末になるというソリューションが世界中で広がっている。

そんななか、ドイツのベンチャー企業ペイレブン(Payleven)が、欧州市場を対象にモバイル決済ソリューションをスタートした。

カードリーダは米スクエアよりやや大きい長方形。アプリケーションはiOSとアンドロイドに対応している。受付けるカードブランドはMasterCard、Amex、そしてユーロカードだ。

欧州ではスウェーデンのアイゼトル(iZettle)や5月にスタートしたばかりのストリートペイ(StreetPay)などの競合がいる。アイゼトルはすでに5万件の加盟店を獲得している。

ペイレブンはどこまで欧州市場で存在を示せるか。単なる物まねでは厳しい。
Paylevenhp0626s


2012年6月28日 (木)

クラウドで継続課金

クラウドベースの決済代行会社デジタルリバー(Digital River)が、クラウドで継続課金ができるようにした。継続課金ニーズは世界的に高いようだ。

デジタルリバーはグローバルコマースの一部として継続サービスを10年以上提供しつづけている。それをデジタルリバーのワールドペイメントソリューションに拡張した。

継続サービスを提供するオンラインショップや開発者は、世界市場で課金できるようになる。ワールドペイメントの継続課金の特色は以下のとおり。

世界市場での継続サービスや継続請求、現地通貨支援などのコンプライアンス管理。オンラインショップの成長にあわせて拡張できる請求サービス。口座更新、リスクマネジメント、不正防止、バックオフィスサービス。簡単な継続課金管理ツールの提供などである。
Digitalriverhp0626s


2012年6月27日 (水)

キッズに継続課金OK

オンラインゲームやデジタルメディアの利用に継続課金のものがある。クレジットカードや電話料金支払いでは可能だったが、クレジットカードをもてないキッズやティーンズは利用できなかった。

親と子供を対象にEコマースの決済ソリューションを提供している米バーチャルピギー(Virtual Piggy)は、このほど月額課金の支払いができるサービスをはじめた。

バーチャルピギーが最初に提携したのは、ソーシャルエンタテインメントのファンララ(Fanlala)だ。ファンララは音楽ストリーミングやニュース、オリジナルのシリーズ作品など、子供を対象にしたデジタルコンテンツを提供している。

ファンララの利用者は音楽やゲーム、デジタルコンテンツの継続課金にバーチャルピギー口座を利用することができるようになる。

2011年のオンラインゲームでの継続課金市場は約16億ドル。オンラインミュージックでは65億ドルだった。
Virtualpiggyhp0626s


2012年6月26日 (火)

ウィンドウズ携帯にウォレット

マイクロソフトのウィンドウズ携帯8には、ウォレット機能がつく。

Googleのアンドロイド携帯にはNFC非接触決済が可能なウォレットを搭載しているが、マイクロソフトもこれに対抗してNFC非接触決済ができるようにしている。

ウィンドウズのウォレットは、クレジットカードやデビットカード、クーポン、ロイヤルティカード、会員証などを格納できる。

フランスの携帯キャリアのオレンジはマイクロソフトウォレットの第1号パートナーになる。米携帯キャリア3社のジョイントベンチャーISISもNFC非接触決済を推進しているが、ISISと今後交渉し、互換性をもたせるとしている。

ウィンドウズのウォレットはGoogleウォレットに勝つことができるのだろうか。NFCに対応していないが、Appleのパスブックにくらべて優位性があるのだろうか。

2012年6月25日 (月)

ネットラジオと提携サービス

チェイスはインターネットラジオ局のパンドラと提携し、サファイヤカード会員向けに音楽配信をはじめた。

インターネットラジオは通常のラジオと違い、リスナーが聴きたい音楽だけを再生できるという特徴がある。トップページのボックスにお気に入りのアーティストや曲名をいれると、指定した音楽やその類似音楽を再生してくれる。

サファイヤカードの会員は、パンドラが用意する14種類の音楽のほか、サファイヤのブルーのイメージを想起するさわやかな夏をテーマにしたラジオ番組を選べる。

音楽の種類は、サーフロック、ビーチミュージック、2000年代のサマーヒット、90年代のサマーヒット、80年代のサマーヒット、サマーオールディーズ、カントリーBBQ、ヒップホップBBQなどである。

期間は6月20日から9月4日まで。自分のお気に入りの音楽が聴けるインターネットラジオとの提携は、ブランドイメージをアップする効果がある。
Sapphirecards


2012年6月24日 (日)

マルクスカード登場

ドイツではいま、共産主義への郷愁を抱いている人が増えているのかもしれない。

ドイツのシュパーカッセ・ケムニッツ(SparKasse)銀行は、クレジットカードの券面にカール・マルクスの彫像をデザインし、話題を呼んでいる。マルクスといえば共産主義の提唱者だ。

なぜいまマルクスなのか。シュパーカッセ銀行はクレジットカードを発行するにあたり、10種類の券面を準備した。オンラインで投票してもらった結果、投票者の3分の1以上がマルクスを選んだのである。

ベルリンの壁がなくなるまで、ケムニッツはカールマルクスシュタットという名前だった。共産主義時代はモデル都市として活気があったが、東西ドイツ統合後は人口が20%まで減少している。

ケムニッツの人たちは、古き良き共産主義時代への郷愁にかられてマルクスを選んだのだろう。2008年の調査によると、東ドイツ人で自由経済は安定していないと回答した人は52%、社会主義への復帰を願っている人は43%もいた。
Karlmarxcard_custom


2012年6月23日 (土)

米国でコイン型のカードリーダ登場

モバイル機器にカードリーダを装着してカード決済端末として使うという市場に、コイン型のカードリーダで新たなベンチャーが参入した。テキサス州オースチンを本拠にするリブコイン(RevCoin)だ。

Squareは四角いカードリーダ、PayPalは三角形、インチュイットは円筒、そしてリブコインは円形のカードリーダだ。

その名もコイン(Coin)、スマートフォンのオーディオジャックに装着する。今までのカードリーダとちがうのは、スマートフォンに直接装着するのではなく、イヤーフォンと同じようにケーブルでつなぐところ。

オーディオジャックに直接装着すると、オーディオジャックが破損することがあるからだという。後発としてはカードリーダのカタチでアピールしたいというところか。リブコインは「世界は丸い、四角ではない」という。

手数料は取扱高の2.55%で、どこよりも安くしている。ただし、AmexやDiscoverには対応していない。カードリーダの価格は9.99ドルだが、400ドルを処理すれば無料にする。

カードリーダのカタチや手数料の安さだけが競争力になるとは考えにくい。成功の鍵は利用者の利便性をどこまで追求しつづけることができるかである。
Revcoin


2012年6月22日 (金)

200万件を超えたSquare

6月14日、モバイル決済のSquareは200万人強の個人やビジネスユーザーがカードを受付けられると発表した。最初の1年で50万人、その半年後に100万件を突破、さらにその後6カ月で100万人とSquareカードリーダの利用者が加速している。

年間取扱高は60億ドルになる見込みだ。今年のはじめには40億ドルの予測、第1四半期後には50億ドルに上方修正したが、さらに60億ドルへとジャンプする。

Squareのすごいところは、継続的にサービスを改善していることだ。6月19日、Squareレジスターと、ペイウイズSquareに新機能を追加した。

買手と売手の関係を強化するというもの。売手はリウォーズを簡単に作成でき、新規客獲得や既存顧客のリピート化を推進できる。
Squareregi2


2012年6月21日 (木)

Facebook決済に継続課金と現地通貨対応

Facebook上のゲームアイテムはいままでその都度購入が基本だった。継続して毎月課金することはできなかった。

が、この7月からゲームアイテムの月額継続課金が可能になる。これによって、コンテンツ開発会社は継続サービスで儲けられるようになる。

新サービスはFacebookとモバイルWebアプリで提供される。現在KIXEYEやZyngaなどのゲーム開発会社でテストしている。

もうひとつが現地通貨対応だ。従来は円やドル、ポンドなどをいったんFacebookクレジットに替えて使っていたが、日本円や英国ポンドで決済できるようにする。

価格をクレジットではなく、現地通貨にすることで、コンテンツやゲームを買いやすくする。Facebook収益拡大の牽引車として期待されるFacebook決済は、日々進化している。

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【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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