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2012年10月

2012年10月31日 (水)

Squareのウォレットとカナダ展開

Squareは名前と顔写真で決済できるカードケースを開発した。それをペイウイズSquareに改め、さらに今回Squareウォレットに名称変更した。

名前を変えるたびに利用者の機能をアップしている。Squareウォレットは、ショップカードを格納できるだけでなく、利用特典を簡単に選べるようにした。
アップルのパスブックを意識しながらも、ユーザインターフェイスに工夫を凝らしている。もはやSquareは無料のカードリーダでスモールビジネス加盟店を開拓するだけの会社ではない。スマートフォンやタブレットを活用した総合的な決済ソリューションを提供する会社なのである。
米国では2年間で200万加盟店を獲得。取扱高は今年80億ドルを超えると予測している。この実績をもってSquareはカナダに進出することになった。
最初の海外展開は日本ではなく、カナダだった。

2012年10月30日 (火)

Facebook決済収益ダウン

Facebookの広告収入は拡大しているが、広告費につぐ収益の柱にしようと目論んでいた決済は、四半期ごとに収益が悪化している。
2012年第3四半期の決済収益は1.76億ドルで、第2四半期より1,600万ドル、8%強のマイナスとなった。
ザッカーバーグCEOによると、予想に反しFacebookのゲームが伸びなかったからだという。特にジンガ(Zinga)のゲームが前年同期比20%もダウンしたのがひびいた。
第2四半期にジンガはFacebook収益の約10%を占めていた。それが第3四半期には7%まで落込んでいる。
ソーシャルゲームに依存する決済収益は、マネーゲームの様相を呈してきた。

2012年10月29日 (月)

PayPalがスモールBizに後払い

PayPalの2012第3四半期の業績は好調だった。取扱高は前年同期比20%アップで352億ドルを達成。収益も23%の伸びとなった。
口座数は14%増えて1億1,740万件。これらはすべて稼動口座だからすごい。
さて、そのPayPalは、傘下で後払いを推進するビルミーレイターを、スモールビジネスや中堅企業を対象に拡販することになった。
消費者は、99ドル以上購入すれば、6カ月間金利なしで後払いを利用できるようになる。スモールビジネスがこれを導入すれば、コンバージョンレートを上げ、売上げを増やすことができる。
99ドル以上買えば、金利なしの後払いになるため、99ドル以上買おうというインセンティブが消費者に働く。事実、ビルミーレイターを採用したオンラインショップは、最高75%まで売上げを伸ばしている。
ビルミーレイターはこれまで大手のオンラインショップを対象にしてきた。米国オンラインショップのトップ100社のうち、約30%に採用されている。
スモールビジネスに領域を拡大することにより、取扱高を伸ばそうという計画だ。
Billmelater1210

2012年10月28日 (日)

ISISのモバイル決済スタート

米国大手通信キャリアの連合体ISISが、いよいよ実証実験にはいった。ISISはベライゾン、AT&T、Tモバイルの3社のジョイントベンチャー。
その1社TモバイルはISISのアプリケーションをGoogleプレイに掲載。10月22日から利用できるようにしている。
ただ、これを使うためには、利用者はNFC対応のTモバイルSIMが必要。小売店ではマスターカードのPayPassではなく、ISISを受付ける端末が必要になる。
TモバイルはISIS対応機種として、ギャラクシーS IIとS III、そしてアメイズ4Gを提供している。実証実験はソルトレークとオースティンの2カ所だ。
Unnamed7

2012年10月27日 (土)

キャッシュレジスターは不要だ

そういいきったのは、米欧でアパレル販売を展開しているアーバン・アウトフィッターズのCEOである。キャッシュレジスターは時代遅れだと。
すでに米国の店舗からはキャッシュレジスターを撤去。現在はiPadとiPodタッチを利用している。これらの機器で、在庫情報の確認や支払い、返品などに対応している。
キャッシュレジスターをまったく使わなくなっても、問題なく運営できている。店員と顧客との対話も弾む。わざわざレジに行かなくても、手持ちのモバイル機器で在庫情報にアクセスできる。
店頭在庫がない場合、近くの3カ所のショップの在庫情報から、色やサイズを確認。在庫があればプリントアウトして顧客にわたし、その店に行ってもらう。あるいは、商品を他店から取り寄せることも可能になった。
iPodタッチの場合、すべてをインストールすると、約500ドルかかる。iPadでは1,000ドルだ。レジスターは5,000ドルかかっていた。大幅なコストダウンだ。
Urbanoutfittershp

2012年10月26日 (金)

パスブックでイベントの座席予約

アップルのパスブックは、チケット業者にとっても訴求力が高いようだ。世界最大のチケット販売市場スタブハブ(StubHub)も、パスブックにいちはやく対応した企業のひとつだ。
スタブハブのトランザクションのうち、約20%がモバイルからだという。モバイル機能を充実させるため、スバブハブはスマートフォンでイベント会場の座席予約ができるようにした。
インタラクティブな座席マップを使って、席を予約する。座席マップはズームインも可能。座席からの景観も確認できるものもある。
スタブハブの会員になれば、名前で座席予約と支払いも完了する。
パスブックに格納したチケットは、時間と場所によって自動的にポップアップ。入場時には、QRコードで読取る。
スタブハブによると、今後5年から6年で売上げの30%から50%がモバイルになると予測している。
Stubhubmobile_2

2012年10月25日 (木)

パスブックで2万枚のクーポン

iPhoneの新アプリケーションとして登場したパスブックで成果がつぎつぎに報告されている。
北米でクーポンビジネスを展開するバルパック(Valpak)は、パスブックにクーポンを格納できるようにすることで、2万枚のクーポンがロードされたという。
10月初旬からスタートして、わずか半月で2万枚を達成した。電子クーポンとパスブックの相性はとてもいい。簡単に格納できるモバイルウォレットは、広告媒体としての価値が高い。
バルパックのアプリケーションをダウンロード。特典ページをスクロールして、パスブックに選択したクーポンを追加する。クーポンが使えるショップでは、パスブックがQRコードを表示してくれる。
バルパックの左コーナーのボタンをタップすれば、パスブックに追加される。お気に入りに登録したり、E-mailやTwitter、Facebookでシェアすることも可能だ。
クーポンは位置情報と連動して、そのショップに近づくとポップアップする。ショップの住所や電話番号などの情報を確認し、クーポンを使う。クーポンはパスブックに何枚も格納できるから便利だ。
Valpakhp

2012年10月24日 (水)

えっ、1/3がデビットカード?

2011年に世界中で決済された非現金(キャッシュレス)取引きのうち、なんと3分の1がデビットカードだった。調査したのはコンサルティング会社のキャップジェミニで、RBSとEfmaの依頼を受けて実施した。
デビットカードはクレジットカードを抜いて、取扱件数も取扱高でも拡大している。2011年のデビットカード取扱件数の伸びは15.2%だった。
デビットカードが成長を続けているのは、審査不要で、だれでも簡単にもつことができるから。そして現金より安全で、クリーンだからである。
先進国でデビットカードは、日常生活に欠かせないものになっている。日本は決済分野では開発途上国なのだ。

2012年10月23日 (火)

次世代スマホバンキング始動

スターバックスのモバイル決済で一躍有名になったエムファウンドリー(mFoundry)は、スマートフォン決済を進化しつづけている。
このほど発表したフィンエックス(Fin.X)は、スマートフォンやタブレットを活用した先進的な構造をもつモバイルバンキングで、金融機関を対象にしている。
エムファウンドリーは、銀行などへサービスを提供する事業会社とも提携し、フィンエックスを拡販する。
ATM提供者のダイボールドや、ギフトカードモール運営会社ブラックホーク、モバイル決済のドゥワラ、決済サービス会社のFISなど、14カテゴリー、30社のサービスを金融機関へ提供する。
フィンエックスを導入した金融機関は、利用者にさまざまなモバイルバンキングサービスを提供できるようになる。個人間送金、小切手キャプチャー、振込送金、住宅ローン金利チェック、自動車保険料比較、ギフトカード発行、リウォーズ、バーコード決済などだ。
Mfoundryfinxhp1210

2012年10月22日 (月)

VisaのV.meが実用化へ

Visaが推進するバーチャルウォレットは、ブイミー(V.me)である。このブイミーを使って顧客サービスを拡充しようという銀行があらわれた。
米国のPNC銀行だ。PNC銀行は総資産ランキングで米国第12位である。
今年中に120万人の口座客にブイミーを提供。2013年には630万人に拡大すると発表した。
ブイミーに登録すれば、参加加盟店での安全なオンライン決済が可能になる。その際、カード番号を入力する必要はない。ユーザー名とパスワードだけで決済できる。
ブイミーの加盟店として真っ先に名乗りをあげたのは、オンラインショップの1-800フラワーズである。支払いページにブイミーのボタンを追加し、ブイミー支払いを可能にした。
ブイミーによって、利用者はカード番号を使わなくてよくなる。3Dセキュアも不要だ。ブイミーにはVisaカードだけでなく、マスターカード、Amex、Discoverのカードを登録することができる。
Vmelogo

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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