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2013年2月

2013年2月28日 (木)

超速の100万人、100万件達成

スウェーデンには決済ベンチャーが多い。そういう文化なのか、国土なのか。欧州ではじめて紙幣を発行したのはいまから350年前。世界初のキャッシュレス国家を宣言したのもスウェーデンだ。
Facebookを利用してギフトカードサービスを提供するラップ(Wrapp)も決済ベンチャーの1社。本社はストックホルム、米オフィスはサンフランシスコだ。
ベンチャービート(Venture Beat)は、ラップを世界ではじめてのソーシャルギフティングサービスだと評している。
ラップの実績はすごい。スウェーデンでサービスインしたのが2011年11月。それから14カ月後の2012年1月、100万ユーザーに達した。これは写真ソーシャルのピンタレストよりもはやいペースだ。
加速したのは昨年11月。クリスマスシーズンに備え1日最低1社を目標にギフトカード発行パートナーを獲得したことが功を奏した。
2013年2月21日には、贈られたギフトカードの利用件数が100万件を超えた。ラップ利用者の90%はスマートフォン利用者だ。
Wrappmobile

2013年2月27日 (水)

PayPalがIC端末で英国進出

米国でスタートしたモバイル決済端末ビジネス。スマートフォンに小さなカードリーダをつけるだけで、いままでカード加盟店になれなかったスモールビジネスや個人事業主でもカードを扱える、という画期的なビジネスモデルが世界中にひろがっている。
米国では磁気カードを読めれるカードリーダがあればいいのだが、欧州はICカードを読めなければならない。これが障壁となって、Squareなどの米国勢は欧州市場へまだ参入できていない。
PayPalもその1社だったが、このたびICカードにも対応し、PIN入力できるカードリーダで英国市場へ参入した。ネーミングはPayPalHere(ペイパルヒア)で従来のまま。
形状は四角で、一見すると卓上計算機のよう。これにICカードを差込んで、PIN入力する。アプリケーションには、オーソリが終了すると電子レシートを送信する機能もつけている。
英国のPayPal利用者数は1,800万人。そのなかには、個人事業主やスモールビジネスも含まれている。

2013年2月26日 (火)

ISISがウォレットデザイン変更

Googleウォレットとならんで世界の注目を集めているISISウォレット。昨年10月22日にソルトレークとオースチンで実証実験を開始したが、あまりうまくいっていないようだ。
現在のウォレットデザインを変更するという計画が明らかになった。いままではシカゴに本拠をおくシーサム(C-SAM)がウォレットアプリケーションを開発していた。
ISISウォレットのPIN入力時にフリーズしてしまうという不具合や、セキュアエレメントとのセッションができないという不具合が相次いだ。それもあって、実証実験が予定より大幅におくれたのだが、実証実験がスタートしてからもトラブルはつづいている。
ISISはシーサムにかえて、オースチンに本拠をおくベンチャー企業ミューチャルモバイル(Mutual Mobile)を採用した。開発中のISISモバイルウォレット2.0は、スムースなパフォーマンスとすばやいレスポンス、そしてシンプルでわかりやすいデザインだという。
これらはモバイルウォレットに必須の要素だ。カードを使ったほうがはやい、と酷評されていたISIS。はたして復活できるのだろうか。
Unnamed

2013年2月25日 (月)

Squareがレジパッケージ発表

1スクエアインチのカードリーダでアクワイアリング業務を破壊的に変革したスクエア。スマートフォンやタブレットをカードリーダ端末からレジシステムへと進化させた。
ショップの立場からいうと、リーダやアプリケーションの提供だけでなく、タブレットをカウンターにたてるスタンドや、現金抽き出し、レシートのプリンターをセットで提供してほしいというニーズがあった。
いままでは別売のオプションとして提供していたが、このたびこれらをセット販売することになった。価格は299ドル。3万円弱でレジ一式が手に入るのだから、スモールビジネスにとっては魅力的だ。
Squareはショップニーズをつぎつぎに取込んで、ビジネスをブラシュアップしつづけている。
Squarebizbox

2013年2月24日 (日)

ウォルマートがiPhoneショッピングをテスト

小売流通最大手のウォルマートは、セルフレジのテストやモバイル決済のトライアルなど、顧客利便性のための改善を継続実施している。
スマートフォンの普及で顧客のショッピングスタイルは大きく変化している。非接触NFCを搭載したAndroid機種への対応だけでなく、iPhoneへの対応も重要な課題。
そこでiPhoneユーザーのために、アップルが既定アプリとして搭載しているパスブックをテストすることになった。といってもすでに本部があるアーカンソーの1店舗ではテスト済み。デンバーエリアの40カ所にテストを拡大する。
パスブックのコンセプトは「スキャン&ゴー(Scan & Go)」だ。つまり購入する商品のQRコードをスキャンしセルフレジで支払う。顧客は混合っている有人レジにならぶ必要がなく、セルフチェックアウトできるというメリットがある。

2013年2月23日 (土)

ティーシスがプリカ会社を買収

先週から急騰していた米国ネットスペンドの株価。そのわけはM&Aだった。他社を買収するのではなく、他社に買収されることになった。
ネットスペンドはサブプライム向けのプリペイドカードで躍進したナスダック上場企業。口座数は240万。そのうち46%はプリペイドカードが給与振込口座となっている。
M&Aを仕掛けたのは米国に本拠をおき世界中で事業展開するペイメントプロセッサー大手のティーシス(TSYS)である。
買収金額は現金で14億ドル、約1,300億円という大きなディールとなった。契約によると、ネットスペンドの株主は1株あたり16ドルを受取ることになる。
ティーシスにとってネットスペンド買収の意味はなにか。今後成長が期待されるプリペイド分野でリーダーシップをとれること。そして、ネットスペンド買収で今後4年間にわたり、年率20%という成長が期待できるからである。
ネットスペンドにとっては、ティーシスという大手プロセッサーを背景に、先進的なサービスを提供できるというメリットがある。

2013年2月22日 (金)

電子チケットをモバイルで

米最大手のチケットマスター(Ticketmaster)は、スマートフォンで電子チケットを送信するサービスを開始する。いままではオンラインのWebサイトで電子チケットを発行していたが、モバイルに対応した。
チケットマスターのアプリケーションをダウンロードすれば、これまでにない新しい体験ができる。
現在はiPhoneとiPodタッチに対応。アップルのiTunesライブラリーに登録した音楽を検知し、近くで開催されるコンサートを瞬時に知らせてくれる。
位置情報とiTunes情報をマッチングさせるという新しい試みだ。現在売出中のイベントや締めきり間近になったチケットを通知してくれるものうれしい。
イベント業界はモバイルと電子チケットによって、大きく変化している。
Ticketmastermobile

2013年2月21日 (木)

バークレイズ銀行が無料Wi-Fi

スマートフォンの普及で無料Wi-Fiのニーズが高まっている。英国でも状況は同じ。調査によると、英国消費者が最もほしいサービスのひとつに無料Wi-Fiがはいっている。
英国のバークレイズ銀行は顧客サービスの一環として、全英の支店1,500カ所に無料のWi-Fiスポットをたてた。Wi-Fi設置にあたって、バークレイズは電話会社のBTと提携した。
Wi-Fiサービスは、銀行の敷居を低くするためのサービスという位置づけ。もっとオンラインサービスに親しんでもらおうという意図だ。
とともに、オンラインとオフライン支店のシームレスな融合をめざしている。銀行サービスもO2Oなのだ。
Btwifihp1302

2013年2月20日 (水)

20兆円を超えた米Eコマース

米国国勢調査の報告によると、2012年のEコマース売上高は2,255億ドル(20兆円強)になった。日本の消費者向けEコマース市場規模は約9兆円だから、2倍強だ。
伸び率は2011年対比15.8%。日本は一桁に伸びが鈍化しているが、米国では大きくジャンプした。
最も売上高が多い第4四半期でみると、Eコマース小売売上高は595億ドル。実店舗も含めた小売総額は1.1兆ドル。そのうちEコマース市場はわずか5.4%である。
ただし成長率でみると、オンラインの小売売上高はリテール全体の伸びにくらべ3倍となっている。
オンラインサービスとオフラインの実店舗をシームレスにつなぐビジネスを展開しているところは強い。O2Oは小売で生残るための必須条件である。

2013年2月19日 (火)

スマホアプリでショップキックが急伸

スマートフォン利用者はどんなショッピングアプリをよく利用しているのだろうか。ニールセンが調査した結果を発表した。
1位に輝いたのはアマゾン。スマートフォン利用者のうち19%が利用していた。2位はeBayで17%、3位はグルーポンで13%だった。
ここまでは予想通り、と思う人が多いだろう。しかし、4位にはいったのはショップキックだった。なんと、スマートフォン利用者の10%が使っている。スターバックスは8%で5位だった。
ショップキックは2012年10月にデザインを刷新。この効果が高く、すでに1億件の商品がアプリを通じてみられている。
家庭に居ながらにして、ショップでの売れ筋商品がわかる。アプリを開いてストアに入店するだけで特典がもらえる。ゲーム感覚のインタフェイス。これらが功を奏したという。
Shopkickhp1302

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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