« 2013年7月 | メイン | 2013年9月 »

2013年8月

2013年8月31日 (土)

PayPalがTSYSと連携

地上化作戦を拡大するPayPalを支援するため、プロセッサー大手のTSYSがDiscoverと契約を結んだ。TSYSの役割は米国内のPOSトランザクションをプロセスすること。

既存の国際ブランドカードのプロセッシングにはない、PayPalの独自性が発揮されるとTSYSは期待している。それは利用者とマーチャントの両方にとってメリットがあるという。

利用者はPayPalひとつで多様な決済手段をもてるということ。PayPalに連動するクレジットカードやデビットカード、銀行口座、PayPal口座残高、後払いのビルミーレイターなどを選べること。

マーチャントの魅力は、オンラインとオフラインの両方でPayPalを受付けられること。多くのマーチャントはリアル店舗だけでなく、オンラインショップも運営している。

PayPalのO2O戦略は着実に前進している。

2013年8月30日 (金)

米国Mバンキング利用者35%

金融サービスのオムニチャネル化が進んでいる。調査会社のPew Research Centerの8月7日レポートによると、米国成人の51%、インターネット利用者の61%がオンラインバンキングを利用していることがわかった。

オンラインバンキングの利用機器はパソコンで、2010年からほとんど利用率は変わっていない。横ばいだ。

いっぽう、スマートフォンやタブレットを利用したモバイルバンキング利用者は急増している。2011年5月には、携帯電話保有者の18%がモバイルバンキング利用。2013年8月時点では、35%に跳ね上がっている。

支店やパソコン、モバイルなど、金融サービスのチャネルは多様化している。それぞれのチャネル特性にあわせ、すべてのチャネルでシームレスに提供できるサービスが求められている。

2013年8月29日 (木)

Facebookがリアルギフトカード廃止

2012年9月に華々しくスタートしたFacebookのプラスチックギフトカード。AmazonギフトやiTunesカードに対抗して、小売店頭のギフトカードモールで販売していたが、1年後の2013年8月、廃止を発表した。

今後はデジタルギフトに注力する。ひとつはナショナルブランドのギフトコード。もうひとつはFacebook独自のオムニギフトカード。いずれもギフトのランディングページで入手できる。

現在この2つのデジタルギフトが、ギフトカード総売上の80%を占めている。プラスチックカードのようにカード製造コストや配送コストがかからない。

単にコスト削減のためだけではない。Facebookの利用状況に応じた最適ギフトを提案するためである。イタリアンによくチェックインする人には、そのイタリアレストランのギフトカードをプレゼントできるようにする。

ギフトカードに柔軟性をリアルタイム性をもたせるために、フィジカルなギフトカードを廃止したのである。

2013年8月28日 (水)

ナイジェリアのキャッシュレス事情

2012年ナイジェリアは国家戦略としてキャッシュレス社会をめざすと発表し、ラゴス州でキャッシュレスラゴスプロジェクトをたち上げた。

さかのぼること10年。2002年には、ナイジェリアで銀行ATMカードとATMは稀な存在だった。しかしこの10年で技術革新は急速に進展。ナイジェリアの金融サービスは激変した。

2013年8月現在、ナイジェリアで発行されたATMカードは2,500万枚。ATMは12,000台になった。オンライン決済も伸びている。

ナイジェリア人で銀行口座をもっている人は、2008年胃は1,830万人だったが、2012年には2,860万人に拡大。3人に1人が銀行サービスを受けていることになる。

ナイジェリアは着実にキャッシュレス社会への道を歩みはじめたようだ。

2013年8月27日 (火)

音波でモバイル支払い

POSメーカー最大手のベリフォンは、タクシー利用時に音波で支払えるモバイルアプリを発表した。NFC非接触決済ではなく、音波を利用する。

アプリ名称は「ウェイ2ライド(Way2Ride)」で、ベリフォンの音波技術であるズーシュ(Zoosh)を活用している。音波のやり取りはスマートフォンのスピーカーとマイクを利用。データは暗号化して送信する。

まずは、ニューヨークのタクシーとリムジンで実証実験し、世界中のタクシーに展開する計画だ。決済はクラウド型で、事前に登録するカードに連携する。

レシートは電子版で、アプリに格納。ビジネス利用でも経費精算が簡単にできる。NFCか音波技術か。はやいのはどちら?

Verifoneway2ride

2013年8月26日 (月)

英クレカ保有者に2,000億円の弁償

英国バークレイズ、HSBC、RBSなど13の銀行とカード会社は、規制当局と13億ポンド、約2,000億円の罰金を支払うことで合意した。

クレジットカード保有者に対し、必要のない保険を販売したことが原因。対象者は700万人。対象カード枚数は2,300万枚。

2005年からカード保有者は不適切な保険を払わされていたという。クレジットカードプロテクション保険は年間30ポンド、IDプロテクション保険は年間80ポンドだった。

これらの保険は必要のないもので、特典は誇大広告だった。カード保有者に対し、各金融機関は弁償金を支払うことになる。支払い開始は2014年初頭から。

2013年8月25日 (日)

BOAドライブスルー閉鎖へ

バンクオブアメリカは、ドライブスルーレーンを順次閉鎖することになった。

なぜ閉鎖なのか。ほとんどの人がドライブスルーレーンを使わなくなったからだという。支店の一角にドライブスルーレーンをもうけ、そこで預金や現金引出しをしていた。

ドライブスルーレーンは終了するが、そのかわり、24時間アクセス可能なドライブスルーATMはつづける。わざわざ有人対応する必要がないと判断したからだ。

ドライブスルーはファストフードでは有効かもしれないが、有人対応の金融サービスではファストである必要はない。

スマホやタブレットの普及で消費者のライフスタイルは激変している。既存サービスの見直しが必要だ。

2013年8月24日 (土)

英国で現金決済が減る

英国決済協議会は、10年後の2022年には現金決済額が3分の1減って、140億件になると予測した。2012年時点では210億件だった。

小切手の取扱件数は2012年が4.77億件だったが、2022年には1.86億件に減少する。決済協議会では2018年をもって小切手を全廃する計画だったが、政治家の圧力で延期された。

2012年のカード取引件数は100億件。それが2022年には170億件になると予測。クレジットカードではなく、デビットカードが牽引役になる。

モバイル決済やインターネット決済も伸びる。2012年は3.56億件だったが、2022年には15億件に躍進する。英国は決済協議会が中心となってキャッシュレス社会の創造を推進している。

2013年8月23日 (金)

KFCで90%がM注文

ケンタッキーフライドチキンが英国でモバイルウォレットを発表したのは2013年初頭。ファストトラック(Fast Track)というネーミングだ。

KFC英国とアイルランドは、エアタグと共同でモバイルウォレットを英国内の10店舗でテストしていたが、その成果がみえてきた。

モバイルウォレット利用者の90%はモバイル注文していることがわかった。モバイルウォレットによって、注文とカウンターの待ち時間が60%から70%も減少した。利用者のうち3分の1以上の人たちが18歳から29歳だった。

Kfcmobile

2013年8月22日 (木)

カード不正被害額14.6%アップ

決済調査会社のニルソンレポートによると、2012年のカード不正は前年対比14.6%増えて112.7億ドルになったと発表した。

この数字はイシュアとアクワイアラ、そしてマーチャントが被った不正額総計。カード種別はクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードで、国際ブランドつきカードとハウスカードの両方を含んでいる。

112.7億ドルのうち、63%はカードイシュアの被害。残り37%がアクワイアラの損害となっている。

取扱高に対する不正被害額は5.22ベーシスポイント、0.0522%になる。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

Twitter

Powered by Six Apart