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2013年9月

2013年9月30日 (月)

PayPalがスモールビジネス融資

PayPalは米国の加盟店向けにスモールビジネス融資をスタートすることになった。英国ではすでにテストしているが、米国でははじめてのテストとなる。

スモールビジネス対象の融資を、PayPalはワーキングキャピタルと呼んでいる。スタート時はPayPalが選んだ9万店を対象にする。

融資額はPayPalの年間取引額の8%まで。1社につき、最高2万ドルである。返済は月次PayPal売上の10%から30%を自動清算する。

返済額が多いほど、手数料は少なくなる。PayPal加盟店は返済が終るたびに、何回でも融資を申し込める。融資の審査は数分。可決なら即座にPayPal口座へ融資される。

2013年9月29日 (日)

イスラエルがキャッシュレス構想

世界がキャッシュレスに向けて動いている。スウェーデンは世界初のキャッシュレス国家をめざし、ナイジェリアやガーナ、ウガンダなどのアフリカ勢もキャッシュレス構想を打出している。

そんな中、中東のイスラエル政府がキャッシュレス社会をめざしていることがわかった。イスラエルは1991年に1アゴラ通貨を廃止している。

キャッシュレス構想の背景には、欧州Visaの調査結果がある。イスラエルで2010年の不明金は482億ドル、4.8兆円になると報告された。これはイスラエルGDPの約21%にあたる。

イスラエル人の多くは銀行口座をもっていない。現金主義の人もいる。キャッシュレスへの道程は厳しいだろう。

しかし、政府が決定すれば、キャッシュレス社会は加速する。不透明な現金決済を減少させ、税収アップにつなげられる。現金にかわるキャッシュレス手段は、プリペイドカードとモバイル決済だ。

2013年9月28日 (土)

SquareがIntuitと提携

mPOSの先駆者であるSquareとIntuitは、これまで熾烈な加盟店獲得競争を繰り広げてきた。ところが一転、米時間で9月24日、両社が協業することになった。

両社がターゲットにしているのは、スモールビジネス。その多くは、Intuitの会計ソフトであるクイックブック(QuickBooks)を利用している。

Intuitの狙いは、クイックブック利用者に決済の利便性を提供することだった。それが実現すれば、IntuitのmPOSであるゴーペイメント(Gopayment)に固執する必要はない。

Squareの狙いは、加盟店に総合的なサービスを提供すること。既存Square加盟店には、クイックブックを利用しているところがある。Squareレジスターとクイックブックを連動し、データを簡単に統合できるようにした。

加盟店開拓はSquareにまかせ、Intuitは決済よりも会計ソフトに集中するという選択をしたようだ。

2013年9月27日 (金)

ZagatのVダイニングカード

全米でトップのレストランガイド「ザガット(Zagat)」は、スマートフォンで使えるダイニング専用のバーチャルカードを発行した。

ダイニングカードは現在ニューヨークの230カ所のレストランで使える。バーチャルカードをレストランで利用する際には、スマートフォンのバーチャルカードを提示し、QRコードをスキャンする。

バーチャルなので友達や家族にプレゼントすることも簡単にできる。誕生日、お祝い、出産、結婚などのシーンにあわせた画像を選んでプレゼントする。

金額は10ドルから300ドルまでだが、自由に設定することも可能だ。パーソナルなメーッセージもおくれるのはうれしい。

国際ブランドはついていないが、ザガットの加盟店で使えるというだけでも値打ちがある。今後はシカゴやサンフランシスコにも展開する予定だ。

Zagatvcard

2013年9月26日 (木)

Facebookで自動入力

モバイルショッピングでわずらわしいのが、名前や住所の入力である。Facebookはこの問題を解決するため、決済会社や決済代行、Eコマースの会社と提携した。

サービス名は「Autofill With Facebook」で、これを使うと素早くチェックアウトできる。現在最終テスト中。

提携したのはPayPal、決済代行プラットフォームのストライプ(Stripe)とブレインツリー(Braintree)、Eコマースのジャックスレッズ(JackThreads)とモザイク(Mosaic)である。

Facebookは独自決済事業を広告収入とともに大きな柱に育てようとしている。が、今回の提携戦略は独自決済をあきらめたかのようにみえる。

軒先を借りて、母屋を盗ろうという戦略なのだろうか。だれが、どこで、いくら使ったかという情報を入手しようとしているようにも思える。

Facebookautofill

2013年9月25日 (水)

フランスでIRF規制

VisaとMasterCardはIRF(カード発行者手数料)の引下げ圧力に苦闘している。

米国ではデビットカードのIRFにキャップがかかった。この規制で、デビットカード発行者の収益は約半分になったのだ。そしていま、クレジットカードにもキャップをかけようという動きがある。

欧州でも同様だ。デビットだけでなく、クレジットのIRFにキャップをかけようという声が高まっている。

そんな中、VisaとMasterCardは、フランス独禁法監視当局とIRFを引下げることで合意した。約半分になる。スタートは2012年の11月から。

VisaやMasterCardのメンバーは、取引額の0.28%だけをIRFとしてマーチャントに課金できる。これはVisaの現行IRFの44%引下げ、MasterCardの49%引下げになる。

これは欧州でのカードIRF規制の入り口にすぎない。EUは全欧州のIRFにキャップをかけようとしている。カード業界への風当たりは日増しに強くなっている。

2013年9月24日 (火)

GoogleWalletがiPhoneに

NFCを利用しなくてもいい決済ソリューションとしてリニューアルしたGoogleWalletは、iPhoneにも対応することになった。

iPhone5SはNFCを搭載せず、ブルートゥースをうちだした。AppleはブルートゥースをiBeaconと名づけているが、これを使えばNFC以上に利用範囲が広がる。

Googleは次世代決済にNFCが牽引役になると考えた。対してAppleはNFCには距離をおきながら、ブルートゥースこそがモバイルの強みになると考えた。

Android陣営の主催者であるGoogleとしては、iPhone対応に悔しさもあったろう。しかし、Appleに乗れば、Beaconにも対応できる。これはおいしいはず。

2013年9月23日 (月)

ワーゲンがモバイル決済スタート

ドイツのフォルクスワーゲンは銀行をもっている。その銀行が欧州Visaと提携し、モバイル決済を提供することになった。

まだテストフェーズだが、ワーゲン銀行の顧客500人がiPhoneを使って毎日モバイル決済を利用する。2014年からはAndroidスマートフォンにも拡大予定だ。モバイル決済はワーゲンのモビリティ戦略の一環である。

ワーゲンのモバイル決済は、安全で便利。アプリを立ちあげ、マーチャントのターミナルにかざすと決済が完了する。決済処理は1秒もかからない。

つまりNFC非接触決済である。NFC対応していないiPhoneはどうするか。iCarteというプラスチック製のケースをiPhoneにつける。

本人認証は、全取引をパスワード認証するか、25ユーロ以上にかぎるかを決められる。

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2013年9月22日 (日)

プリカ利用ごとに賞金が当る

カードの利用促進はカードビジネス成功の鍵だ。休眠客を減らし、稼動会員の利用頻度と利用金額アップする。そうすれば取扱高が増加し、収益が増え、利益となる。

米国のキーバンクが考えたのは、プリペイドカードの利用促進。カードを利用するたびに賞金が当たるともの。米国ではじめての販促策だ。

このカードは通常のプラスチックカードではない。特殊な機能をもつプラスチックカードで、ピッツバーグに本拠をもつダイナミクス社が提供する。

利用者はカードを使うたびに、ゲームのキャラクターを獲得。即時に現金が当るアイテムと、集めると現金が当るアイテムがある。

カード会社の多くは1%キャッシュバックを利用促進策にしている。が、ゲーム感覚でキャラクターを集めることができ、なおかつ賞金が当るほうがスリリングだ。

Dymanicsrewards

2013年9月21日 (土)

GoogleがNFCを見限った?

Googleは新たなWalletサービスをリリースした。新バージョンのアプリは、Android2.3以上に対応する。利用は米国限定。

新バージョンはE-mailを利用して個人間送金できるほか、ロイヤルティカードもサポートする。スマホ画面ですべての利用履歴を照会できるから便利だ。

いままでGoogleWalletアプリはセキュアエレメント搭載NFCチップが必要だったが、新アプリはNFCを必要としない。もちろん、従来通りNFC決済も使えるが、Googleはまだ時間がかかるNFCより、多くの人がすぐ使えるWalletへと路線を変更した。ブログではNFCには引続き投資を継続するとしている。

Googlewallet1309

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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