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2014年6月

2014年6月30日 (月)

カナダで仮想通貨法可決

ビットコインなどの仮想通貨に関し、カナダ議会は総合的な監督をおこなう法案を可決した。国として仮想通貨の法案を成立させたのは世界初。

この規制は仮想通貨を処理する企業などをマネーサービス事業者として分類。厳格な記録の保持、検証処理、疑わしい取引の報告と登録を課せられる。

ビットコインディーラーは、カナダの金融取引と報告分析センター(Fintrac)への登録が必要。アンチマネーロンダリングのコンプライアンス規定を遵守しなければならない。さらに、金融機関がFIntracに準拠しない企業などと協業することを禁じている。

カナダが仮想通貨法案を成立した意味は、単に規制を強化するのではなく、明確な指針を示すことによって、仮想通貨の健全な発展を促進することにある。

Canadafintrac

2014年6月29日 (日)

BoAが新リウォーズ

バンクオブアメリカは銀行口座と連動したリウォーズプログラムをスタートした。プリファードリウォーズ(Preferred Rewards)と名付けたサービスは、優良顧客のディープな調査をもとに開発したものである。

世の中にはさまざまなリウォーズプログラムがあるが、使われないものが多い。プリファードリウォーズは顧客に対し、バンクオブアメリカがどれだけ感謝しているかをあらわし、実質的に使われるものとして開発した。

対象となる顧客は、小切手口座を保有する個人で、3カ月の口座平残が2万ドル以上の人。口座残高は小切手口座だけでなく、貯蓄口座やメリルの投資口座の合計が対象となる。

この合計残高が多くなれば、特典やリウォーズが増える。ステータスは3種類。ゴールド、プラチナ、そしてプラチナオナーズ(Platinum Honors)である。

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2014年6月28日 (土)

モバイルでインドへ1兆円送金

米国へ出稼ぎにきているインド人は約300万人。この数は年々増加傾向にある。2013年に彼らが母国インドへ送金した額は108億ドルにもなる。

世銀の調査によると、インドは国際送金の受金国では最大手。2012年には690億ドルの送金を受取っている。

ここに目をつけたのが送金のズーム(Xoom)。インドのPunjab National Bankと提携し、銀行口座へ即時送金ができるサービスをはじめた。Punjab銀行はインドの63行をネットワークした即時決済サービスプラットフォームを提供する。

このサービスはスマートフォンから365日いつでも送金できる。iOSとAndroidの両方に対応。アプリは無料だ。米国からインドへのアウトバウンドだけで1兆円という送金市場は魅力的だ。

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2014年6月27日 (金)

オラクルが買収したPOSベンダー

50億ドル(約5,000億円)を投じて買収するには、それなりに覚悟がいる。まして領域以外の業種投資となるとなおさらだ。

データベース大手のオラクルは、POSベンダーのマイクロス(Micros Systems)を50億ドルで買収する見込みだ。大型買収は2009年のサンマイクロシステムズを57億ドルで買収して以来である。

マイクロスはホテルやレストランに強いPOSベンダー。バーガーキングやハードロックカフェ、ヒルトンなどの大手クライアントをもっている。

かわったところでは、ニューヨークメッツやボストンレッドソックスもマイクロスを使っている。

これらエンターテイメント関連のPOSデータはトランザクションが多く、ビッグデータ分析でさまざまな提案ができる。業界はちがうが、データ活用のパートナーとしてマイクロスを選んだようだ。

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2014年6月26日 (木)

ウォルマートがMコマースを買収

ウォルマートの研究開発機関ウォルマートラブズ(WalmartLabs)はMobileコマース会社スタイラー(Stylr)を買収した。

大手流通はAmazonやeBayなどのオンラインマーチャントの脅威に対抗するためオムニチャネル戦略を推進している。スタイラーの買収はその一環。

現在ウォルマートアプリ利用者の約半数が店頭でスマートフォンを利用。そのうち80%が35歳以下だ。この顧客層が今後伸びると予測。スタイラーの買収となった。

スタイラーはニューヨークのシリコンアレー会社。創業者は2人のスタンフォード大学出身者。直感的にファッションアイテムを購入できるMobileコマースを立ち上げた。スタイラーはウォルマートにとって過去3年間で13番目の買収となる。

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2014年6月25日 (水)

LevelUpがiBeaconで利用率アップ

MobileQRコード決済で独自ネットワークを構築中のレベルアップは、QRコードにかわるiBeacon決済の有効性を発表した。

iBeaconの実証実験は2014年5月から開始。iBeaconプログラムの利用者は平均22%も単価が高いことがわかった。

iBeacon発表後、30日以上非稼動の客は63%が利用したという。休眠客のウェイクアップ施策としては大きな成果だ。

LevelUpは単にMobile決済を提供するだけでなく、ロイヤルティプログラムも提供している。リウォーズを使う客は平均より60%も客単価が高い。

現在LevelUpの利用者は150万人。加盟店は14,000店。そのうちビーコン設置店は50店。この夏の終わりまでに1,000店に拡大する計画だ。

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2014年6月24日 (火)

中小ショップ向けにバーチャルギフト

ソーシャルギフトのイーギフター(eGifter)は、中小ショップ向けにバーチャルギフトカードを発行できるサービスを発表した。

大手流通やショップは独自のギフトカードを発行しているが、中小ショップは発行がむずかしかった。それをイーギフターは解消。規模を問わずバーチャルギフトカードを発行できるようにした。

イーギフターのプラットフォームを利用すると、ショップは自店のWebサイトからバーチャルギフトカードを発行したり、リロードしたりできるようになる。

Mobileやソーシャルメディア、POSとも連動可能。オンラインショップとリアルショップの両方に対応している。プラットフォームには分析やレポーティング機能もついている。

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2014年6月23日 (月)

チェイスが新ATMで8千人解雇

JPモルガンチェースは8千人の職員をリストラすると発表した。リテールバンキングと住宅ローン担当者が対象。

チェイスは大型タブレットを使った電子バンキングキオスク(EBK)を導入し、オムニチャネルに対応した新たなブランチづくりを推進している。

この先進的なツールによって、いままでクラークがおこなっていた事務処理が不要となった。小切手の現金化や1ドル紙幣まで対応した現金引出し、送金がタブレット画面で直感的にできるようになったのだ。

現在米国内で1,000台のEBKを設置済み。2014年末までにさらに600台を設置する計画だ。単純な作業は電子機器にとってかわられる。人はより知的な能力を身につける必要がある。

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2014年6月22日 (日)

タブレットショッピング急伸

オンラインショッピングはパソコンからMobileへ。Mobileではスマートフォンよりタブレット。世界の消費者を対象とした楽天の調査でわかった。

2014年のEコマースインデックスで、タブレットショッピングは年率41.9%の成長。スマートフォンは9.7%だった。

この調査は世界14カ国のEコマース市場を調査したもの。フォレスターリサーチは2018年までにスマートフォンやタブレットショッピングが2倍になると予測している。

世界の消費者のうち6.1%がタブレットショッピングがいいと答えた。スマートフォンがいいという消費者は6.8%。

英国ではタブレットショッピングが最も好まれている。12.2%が大きなスクリーンのほうがいいと答えている。ついで米国が11.3%。ブラジルはわずか0.7%だった。

2014年6月21日 (土)

メキシコでmPOS+プリカサービス登場

セニョールパゴはメキシコで初となるMobile決済サービスをスタートした。Sr.Pagoとは、ミスター支払いという意味だ。

ユニークなのはmPOSとICプリペイドカードを連動させ、マーチャントに提供していること。つまり、スマートフォン向けのICカードリーダとリローダブルのICプリペイドカードの両方をリリースしたのである。

ICカードリーダは約50ドル。トランザクション手数料は3.59%だ。受付けるカードブランドはVisaとMasterCard。

ICカードはMasterCardブランドで、この口座に立替払いする。マーチャントはこれで商品を仕入れたり、経費を支払ったりすることができる。

mPOSとプリペイドカードの組合わせで、マーチャントの利便性を高めている。

Srpago1406s

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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