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2015年8月

2015年8月31日 (月)

SNS分析でリスク評価

個人融資の審査にソーシャルメディア履歴を活用できないだろうか。英国のフレンドリースコア(FriendlyScore)が融資企業向けにリスク分析サービスを開始した。

 

フレンドリースコアは2014年ロンドンで開催されたフィンテック起業家合宿の参加者。リスクがとれない伝統的なレンダーと、クレジット履歴がないため融資が受けられない人との問題点を解決した。

 

融資希望者の同意を得てソーシャルメディアのデータを収集。信用度を測定し、個人信用情報センターに履歴がなくても融資できるようにした。

 

スコアカードをベースにしたリスクマネジメントで、800種類以上のデータとテキストマイニングを利用している。フレンドリースコアの与信モデルは、フェイスブックのプロファイルだけでも生成できる。

Friendlyssss

2015年8月30日 (日)

生体認証のノクノクラブズ(Nok Nok Labs)はシリーズCファンディングで800万ドル(約10億円)を調達した。合計調達額は1,625万ドルだ。

 

今回投資したのは、日本、韓国、中国の企業と、米国の既存ベンチャーキャピタル。日本からはドコモキャピタルが参加した。

 

ノクノクラブズは今回調達した資金を、売上拡大やアジアパシフィックへの展開、技術開発にあてる。

Nokssss

2015年8月29日 (土)

カジノにデジタル決済

ミシシッピー州ディバービルに、2015年末カジノがオープンする。スカーレットパール・カジノリゾートだ。

 

ディバービル初のカジノで総工費は3.5億ドル。スロットマシンは1,350台、テーブルゲームは45、ポーカールームには10テーブルを用意している。ホテルは300室だ。

 

グローバルキャッシュアクセス(GCA)はこのカジノに対し、すべての決済と現金交換ソリューション、マーケティングを提供することに決まった。

 

GCAはラスベガスが本拠で、カジノ専用に決済関連のフルサービスを提供している。その経験と実績を生かし、法規制に準拠したソリューションで、ディバービルのカジノ運営に参画する。

Gcasss

2015年8月28日 (金)

こんなにかかる当座預金口座コスト

米国の当座預金利用者は大変なコストを支払っていることがわかった。調べたのはウォレットハブ(WalletHub)で、2015年米国銀行の当座預金利用料を比較した。

 

最も高かったところは1年間に800ドル。年間1万円も銀行口座保有の費用を支払っている。日本では考えられない。

 

費用の内訳は、口座維持費用やオーバードラフト費用などである。特にオーバードラフト費用は頭痛のタネだ。当座預金なので当座貸越できるのだが、その費用がかかる。

 

これを回避する最良の方法はプリペイドカードの利用である。プリペイドカードは使いすぎの心配がない。

Usaccoussssss

2015年8月27日 (木)

プリカでリウォーズ1%

アメックスは新しいプリペイドを2015年8月19日からスタートした。プリペイドブランドであるサーブシリーズの新カード、キャッシュバック(Serve Cash Back)である。

 

すべてのカード利用で1%のキャッシュバックがもらえるプリペイドカードはめずらしい。アメックスのプリペイド拡販にかける熱い思いが伝わってくる。

 

食費や衣料費、交通費など消費者の平均的な日常生活でこのカードを利用すると、年間400ドル強のキャッシュバックになるという。

 

利用するたびにサーブ口座にキャッシュバックされる。利用料は月額5.95ドル。無料で使えるATMは全米で24,000台ある。

Amexnewservecb

2015年8月26日 (水)

Apple Watchでドル札送金

スクエアはApple Watchで個人間送金サービスの「スクエアキャッシュ」を簡単にできるようにした。

 

スマートフォンでの送金は0から9までのキーボードで額を入力する。だが、Apple Watchの小さい画面で金額を打ち込むのはむずかしい。

 

そこで米ドル紙幣をタップするというUIを考えた。1ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルという、実際の流通紙幣と同じ6種類。これなら6つのボタンですむ。

 

33ドルなら1ドルボタンを3回、10ドルボタンを1回、20ドルボタンを1回押す。すると右下のPayボタンに合計金額が表示されるので、そこをタップすれば送金が完了だ。

画面が小さくなるほどユーザーインタフェイスが重要になる。日本人の得意とするところであろう。

Aquarecashapplepaysss

2015年8月25日 (火)

カード決済で減税

キャッシュレス推進を宣言したインドでは、カード利用に減税措置を検討している。

 

消費者が現金の代わりにクレジットやデビットカードを利用すれば、年間利用金額の1%を所得から差引くというスキームだ。

 

カード利用で所得税が安くなればキャッシュレスが広がる、とインドの財務省はみている。

 

同様にマーチャントにもカード受付けを推進する。年間売上げの50%以上がカード決済という条件をみたしたマーチャントは、消費税が1%から2%安くするという方向で、インド税務局と経済省が検討している。

 

いずれもまだ検討段階だが、2015年末か2016年予算で実現しそうだ。インドのキャッシュレスは掛け声だけでなく、国家政策として普及させようとしている。

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2015年8月24日 (月)

スウェーデンのフィンテック高値

クラーナ(Klarna)はスウェーデンのフィンテックベンチャー。API型の決済ゲートウェイを提供している。

 

そのクラーナの時価総額が22.5億ドル、約2.800億円になった。ベンチャーキャピタルのNorthzoneや投資信託のWellington Managementなどが、クラーナ内部から株式を8,000万ドルで購入したためである。

 

2014年3月時点では14億ドルだったから、1年強で1.6倍だ。既存の投資家にしてみれば笑いが止まらないだろう。

2014年クラーナの取扱高は約78億ドル、収益は3億ドルだった。ペイパルの取扱高は2,279億ドル、収益は79億ドルである。

Klarnassss

2015年8月23日 (日)

中国留学生に朗報

海外留学生向けの学費支払市場に注目が集まっている。ウェスタンユニオンの子会社ジオスウィフト(Geoswift)とユニオンペイ(銀聯)が留学生向け学費支払いで提携した。

 

中国統計局の発表によると、2014年の中国人海外留学生は約46万人。国際教育機関(IIE)はそのうち米国留学が60%と見積もっている。

 

中国学生の米国留学は今後増えるとみて、今回の提携となった。中国からの送金はジオスウィフトが担当。送金サービス利用者に対し、銀聯は医療保険を提供する。

 

米国の医療費は高い。医療保険のない学生にとって、このサービスは魅力的だ。ジオスウィフトは400の大学へオンラインで送金できるネットワークを保有している。

Geoswiftssss

2015年8月22日 (土)

Apple Pay豪州で足止め

世界で非接触決済が最も進んだ国はオーストラリアだ。100豪ドル以下の支払いで非接触決済の割合は50%を超えている。NFC決済端末台数は2014年末で32万台。全端末の39%に相当する。

 

そのオーストラリアでApple Payが思わぬハードルに足止めを食らっている。コモンウェルス銀行をはじめとする大手銀行がApple Payの手数料を問題視しているのだ。

 

米国ではクレジットカードの場合、銀行はアップルに取扱高の0.15%を支払っている。これをオーストラリアの銀行が支払えば、利益が出ないというのがその理由。

 

オーストラリアではカード発行者手数料(IRF)が米国の約半分しかない。さらにオーストラリア中央銀行はIRFを0.3%に引下げようとしている。そうなると半分をApple Payに支払うことになってしまう。

Android PayやSamsung Payは銀行から手数料を取らないスキームを採用した。Visaが推進するVDEPやMasterCardのMDESだ。Apple Payのオーストラリア上陸には、もうしばらく時間がかかりそうだ。

Commonwealthm1

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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