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2015年10月

2015年10月31日 (土)

SMBキャッシュフロー改善に朗報

スモールビジネスにとっては、日々の売上とともにキャッシュフローが重要だ。売上があがっても、回収が遅れれば、仕入れや従業員の給料が払えなくなる。

 

米国会計ソフトのインチュイットは、この問題を解決するため、ファンドボックス(Fundbox)と提携。クイックブックス・ファイナンシング(QuickBooks Financing)を進化させた。

 

インチュイットの会計ソフトであるクイックブックス(QuickBooks)の請求書をもとに、その金額を前払いすることによって、キャッシュフローを改善するサービスだ。

 

このサービスは、伝統的なファクタリングの改良版。ちがうのは、売掛債権を第三者のクレディターに販売するのではなく、マーチャントがそのまま保有することである。従って、顧客からの回収や請求書管理はマーチャントの役割だ。

Intuitssss

2015年10月30日 (金)

OL割賦は客単価80%アップ

ペイパル創業者のマックス・レビチン率いるアファーム(Affirm)が、E-コマースソリューションを提供する3dカート(3dcart)に採用された。

 

3dカートは17,000社強のマーチャントを保有。その利用者は数百万人といわれる。アファームはオンライン割賦のスタートアップである。

 

オンライン割賦は購入額を月々分割で支払う決済方法。消費者は欲しい商品がいますぐ買えて、支払いは後で。マーチャントは顧客の購買意欲を刺激し、客単価をアップできる。

 

アファームを採用したマーチャントでは、8平均注文金額が80%もアップする。コンバージョン率は20%強伸びる、というデータが出ている。

Affirm1510

2015年10月29日 (木)

豪州政府が金融セクター革新へ

金融システムは日々の生活と同じように、技術革新やグローバル化によって大きく変容している。もしオーストラリアが金融システムの革新に失敗すれば、世界にとり残されてしまうだろう。

 

そういう危機感から、オーストラリア政府は金融セクターの大改革をすることになった。金融セクターはオーストラリア経済の牽引役。革新によって経済成長を加速させようという狙いだ。

 

具体的には、クラウドファンディングを推進するための規制改革や、カード発行者手数料(IRF)引下げ、データシェアリング、デジタルIDなどが含まれている。

 

フィンテックのスタートアップが生産性を上げられるように、革新協業協会(Innovation Collaboration Committee)も設立する。

 

Aufininnovation_2

2015年10月28日 (水)

Amexが欧州でmPOS展開

欧州でのアクセプタンスを拡大するため、Amexはスモールビジネス向けmPOSのペイレブン(Payleven)と提携した。ペイレブンはドイツに本社を構えるベンチャーだ。

 

端末はEMV対応でチップ&ピン方式。ユニークなのはスモールビジネスオーナー用にAmexのゴールドカードも配布すること。これはいい販促策だ。

 

ペイレブンは世界11カ国で展開中だが、EMV端末とゴールドカードのパッケージは、まずはドイツでスタートする。端末代金は無料だ。

 

Amexはスウェーデンのアイゼトル(iZettle)や英国のサムアップ(SumUp)、インドのイージータップ(eztap)というmPOS提供者にも投資している。

Payleven1510

2015年10月27日 (火)

オレンジが全仏でMウォレット展開へ

携帯キャリアのオレンジ(Orange)は、フランスの一部都市でモバイルウォレットのテストパイロットを実施していたが、いよいよ全仏で展開することになった。

 

オレンジのモバイルウォレットはオレンジキャッシュ(Orange Cash)というネーミング。NFC搭載スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、非接触でスピード決済できる。

 

オレンジキャッシュは非接触決済に加え、リアルタイムのロイヤルティプログラムや参加マーチャントのクーポンも提供している。アプリはプリペイド口座をベースにしたもので、ワイヤーカード(Wirecard)のプラットフォームを使っている。

 

ブランドはVisa。フランスのVisa非接触加盟店は324,000カ所、欧州全域では280万カ所ある。オレンジはスペインで2015年第2四半期にスタートし、好調に推移している。

Orangessss

2015年10月26日 (月)

バージンの両替送金は3年有効

英国バージンマネーが国際送金をスタートした。パートナーとして選んだのはワールドファースト(World First)だ。

 

ワールドファーストは為替のプラットフォームを提供。バージンの顧客は送金国の通貨に簡単に両替し、スピーディに送れるようになった。

 

誰にいくら送金するかをバージンマネーに連絡すれば、為替レートを知らせてくれる。有人対応というのがミソ。無味乾燥なセルフサービスではなく、親切にアドバイスしてくれるところがいい。

 

レートが決定すれば、E-mailで承認通知を送付してくれるので、いつでも送金できる。

 

ここまでなら他の送金サービスとたいして変わらない。バージン国際送金の強みは、今日のレートで予約しておけば3年間有効だということ。

 

今日1ポンド1.5472ドルで予約しておいけば、3年後もこのレートで送金できる。毎月や毎週の定期送金にも対応しているから便利だ。

Virginmoneymts1510sss

2015年10月25日 (日)

英国10年後のキャッシュレス予想

いまから10年後の英国決済はどのようになるのだろう。キャッシュレスは進むのか。現金はなくなるのだろうか。英国の決済プロジェクトを推進するペイメンツUKは、2024年の決済シナリオを発表した。

 

2024年の総決済件数は440億件。10年間に34億件増えると予測している。1日あたり1.2億件の決済トランザクションになる。増加を牽引するのはカードとネット・モバイル決済である。

 

クレジットやデビットカードの取扱件数は66%の伸び。ファスタペイメンツを活用したオンライン・モバイル決済は2倍になる。

 

現金の利用はどうか。2024年の消費者の現金トランザクション件数は126億件を予測している。総決済件数の28.6%だ。

 

2014年7月、英国では消費者と法人を合わせた現金決済件数が50%を割った。それが10年後には消費者の利用だけで30%を切り、キャッシュレスが着実に浸透する。

Ukpaysssss

2015年10月24日 (土)

カレントCが採用したBIMとは

米国大手小売流通の共同モバイル決済組織MCXは、開発を進めているモバイル決済ソリューション「カレントC」にBIMを採用することになった。

 

BMIは「But It Mobility Networks Inc.」の略称。ユニークな社名だが、提供するサービスは銀行の口座支払い(ACH Payment)と堅い。

 

国際ブランドのクレジットやデビットカードより手数料が50%以上安いのが特徴。銀行の普通預金とカレントCのウォレットを連携させ、口座支払いができるようにする。

 

つまりこれは、パーソナルデビットなのだ。BIMは米国の普通預金口座の90%でスピーディな口座支払いができるネットワークを保有している。現在BIMを利用している消費者は300万人を超える。

 

カレントCは現在テストパイロットのフェイズ。2016年には全米デビューする予定だ。

Bimsssss

2015年10月23日 (金)

MasterCardがMasterPassをトークン化

オンラインショッピングやアプリ内ショッピングの利便性を高めるために開発したMasterPass。登録したカード番号や住所などを自動入力してくれる。

 

いままでは個人口座番号(PAN:カード番号)をMasterPassに蓄積していたが、これからはトークン化した番号を蓄積することになった。

 

現在MasterPassは24カ国、25万強のマーチャントに採用されている。オンラインショップやファストフード、旅行、エンタメ関連が多い。

 

トークンの採用で、安全にオンラインやモバイルショッピングができるようになる。

Masterpassssss

2015年10月22日 (木)

音波決済インドに登場

モバイルで音波を飛ばし決済する、というサービスがインドでスタートした。開発したのはバンガロールのウルトラキャッシュ(Ultracash Technology Labs)である。

 

マーチャントは特別な端末を用意する必要がない。スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードするだけでいい。

 

利用者はアプリで決済カードか銀行口座を事前に登録。支払いボタンをタップすれば、特殊な音波を生成し、マーチャントのモバイル端末に送信する。

 

超音波は暗号化するため安全に決済できる。PCI DSS認定を受けたこのサービスは特許申請中だ。利用額はカードか銀行口座から引落とされる。

Ultrassss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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