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2015年12月

2015年12月31日 (木)

2015年よ、さようなら

1年を振り返ってみると、ブログ掲載件数でトップテーマはモバイル決済でした。ひとり1台、生活に寄りそうモバイル機器は、決済ツールとして欠かせない存在になっています。

 

その他のテーマでは、2015年上半期はキャッシュレスの話題が多かったのですが、下半期からはフィンテックが俄然ブログを賑わせるようになりました。

 

フィンテックはちょっと過熱気味ですね。破綻するスタートアップもチラホラ。冷めるのもはやいかもしれません。金融変革は冷静な目で追いかける必要がありそうです。

 

読者のみなさん、今年1年ありがとうございました。よい年をお迎えください。

2015年12月30日 (水)

インドメーカーもMウォレット対抗

インド第2位のスマートフォンメーカであるマイクロマックスは、モバイルウォレットを搭載した新モデルをリリースする。利用者は、送金や受金、割り勘、ギフト、決済などができる。

 

既存機種利用者2,500万人もモバイルウォレットを利用できるよう、ソフトウェアの新バージョンも発表する予定だ。

 

マイクロマックスはこのサービスを提供するにあたり、モバイル決済会社のトランサーブ(TranServ)と提携した。モバイルリテラシーの高い利用者のニーズに順次対応する。

 

AppleやSamsungなどのメーカーは独自ウォレットで顧客の囲い込みをはかっている。マイクロマックスもウォレットで競合に対抗しようとしている。

Microssss

2015年12月29日 (火)

ターゲットも独自モバイルウォレット

ウォルマートはApple PayやAndroid Payに対抗するため、独自モバイルウォレットWalmart Payを発表した。この流れは米国小売大手に伝染しているようだ。

 

ターゲットは12月23日、モバイルウォレットを開発中と発表した。サービスインは2016年。NFC非接触決済ではなく、ウォルマートと同様QRコードをスキャンする方式を採用する。

 

ターゲットも米国大手小売のモバイル決済コンソーシアムMCXのコアメンバーだが、MCXのサービスではなく独自サービスを開発している。

 

そのいっぽうで、ターゲットはMCXが推進するカレントCのオハイオ州コロンバスでの実験には積極的に参加している。ウォルマートもターゲットもMCXを脱退するつもりはないようだ。

Targetssss

2015年12月28日 (月)

ストラトス危うい身売り

カード型ウォレットで話題を集めたストラトスが身売りした。引受けたのはシーライトワン(Ciright One LLC)だ。

 

サイフの中のクレジットカードやデビットカード、ギフトカード、ポイントカードなどを、1枚のプラスチックカードに統合できるサービスを開発していた。

 

ストラトスはミシガン州アンアーバーのビルも売りに出している。ソーシャルメディアは停止、顧客サポートのリクエストには応答がないという状況だった。

ストラトスは調達がうまくいかず、資金繰りに詰まっていたようだ。これまで調達した金額は663万ドルである。

 

競合のコインやスワイプ、プラスチックもまだ本格リリースしていない。Apple PayやAndroid Payの登場で、カード型ウォレットの旗色は悪くなるいっぽうだ。

Stratos1512sss

2015年12月27日 (日)

9500万人が参加した土曜日

米国では感謝祭後の土曜日(11月第4週の土曜日)はスモールビジネスにとって特別な1日になっている。この日は、地域コミュニティのスモールビジネスショップやレストランを利用しよう、という米国の記念日になっているのだ。

 

全米独立企業連盟(NFIB)の調査によると、2015年11月28日のスモールビジネスサタデーには9,500万人の米国消費者がスモールビジネスで購入したという。前年比8%増である。

 

利用額は162億ドル、なんと2兆円になった。前年比14%増である。コミュニティでの開催イベントは4,100件で、48%アップ。参加した団体は425を超えた。

 

スモールビジネスで購入した人のうち、イベントへ参加した人は31%。家族や友人とスモールビジネスを支援した人は81%だった。思いやりが強い。

Shopsmallamex15

2015年12月26日 (土)

ペイパルが6カ月強で達成した驚異

モバイルやウェブコマースでのチェックアウトを簡単にしよう。ということでスタートしたペイパルのワンタッチ(One Touch)利用者が驚異的に伸びている。

 

チェックアウト時に決済情報や利用者名、パスワードを入力する必要がなく、ワンタッチで完了するサービスだ。

 

2015年4月に米国でリリースしたワンタッチは、6月にカナダに展開。8月には16カ国に拡大し、利用者数は数百万人になった。

 

11月には中国と香港に上陸し、そして12月22日、ワンタッチ利用者数が1,000万人を超えた。利用可能地域は23に拡大している。

 

実質的に6カ月強で1,000万人の利用者を取りこんだ実績はみごとだ。それだけ、ワンタッチに対する利用者のニーズが高いということもある。

Paypalsssss

2015年12月25日 (金)

FフードMobile事前予約で売上UP

ファストフードでモバイルの事前予約が大人気だ。スターバックスは「ノータイム、ノーライン(No Time, No Line)」というキャッチフレーズで大々的にキャンペーンを展開している。

 

ノータイム、ノーラインとは、レジで注文する時間や待ち時間がなく、レジに並ぶ必要がない、ということ。ファストフードは先に決済しておくので取りっぱぐれがなく、レジ処理もいらない。

 

ピザハットやチポトレもモバイルの事前予約・決済サービスを実施している。メキシコ料理のファストフードであるタコベルも同様のサービスを開始した。その成果がはやくも現れている。

 

スタートして4か月で200万人がアプリをダウンロード。初日には全米タコベル店舗の4分の3で事前予約を受付けた。客単価は一般より事前予約の方が20%高く、売上げを押上げている。

 

レジ待ちの後ろを気にすることなく、ゆっくりメニューを選べること。その際トッピングをしてみようという気にさせられることが、客単価アップにつながっている。

Tacobell2

2015年12月24日 (木)

10万人の行員失職

フィナンシャルタイムズが欧米の大手銀行11行を調査したところ、2015年に10%の行員が失職したことがわかった。その数は約10万人になる。

 

大手行とはHSBC、モルガンスタンレー、スタンダードチャータード、RBS、クレディスイスなど。バークレイズとBNPパリバは2016年初頭にリストラを発表する予定だ。

 

バークレイズの元CEOは今後10年間に銀行業務の半分はアプリやアルゴリズムにとって代わられると警告している。この背景には、フィンテックベンチャーが決済や融資、投資などさまざまな分野で新たなサービスを提供していることがある。

 

技術の進展は単純作業を自動化し、人の作業を奪っていく。人間はより高度な知的生産性を身につけなくてはならない。

2015年12月23日 (水)

ABNアムロが組んだフィンテック

オランダの銀行ABNアムロは、バンキングアプリを洗練されたものするため、個人金融管理(PFM)のフィンテックと提携した。

 

スウェーデンのティンク(Tink)がそれ。ABNアムロはグリップ(Grip)という名称でPFMを提供する。

 

利用者のカード利用データを自動的に収集、分析、分類して家計簿管理を可視化する。科目別に予算を設定し、限度を超えるとアラートをあげることもできる。

 

ABNアムロによると、顧客の半数は自分の金融状況をしっかり把握しておきたいと思っているという。また4人に1人は金銭管理がむずかしいと感じている。

 

当初は口座顧客のうち、iPhone利用者1万人でテストし、一般公開する。ティックはスウェーデンのスタートアップで、30万ユーザーを抱えている。

 

Tinkssss

2015年12月22日 (火)

豪州でAndroid Pay優勢に

カード取扱高の60%強をNFC非接触決済が占めているオーストラリアで、Apple Payが凍結されている。代わってAndroid Payを推進する動きが出てきた。

 

豪銀のウェストパックやANZ、マッコリーは、2016年上半期にサービスを開始するAndroid Payを使うことを決めた。ウェストパックは独自のモバイル決済を推進しているが、Android Payに対応する。

 

Apple Payは豪銀からみはなされた格好だ。Amexと提携しオーストラリアに上陸しているが独自展開。豪銀との連携がとれていない。

 

そこに踏みこめないのは、アップルが豪銀に要求する利用料。Android Payは無料だ。英国では銀行と折合いがついたようだが、豪銀はタフだ。

Westssss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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