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2016年4月

2016年4月30日 (土)

現金は10年後に消滅するか

「現金にはいろんなメリットがあるので消滅しない」YourCash CEO。「現金はそんなにすぐ消滅することはない」the Bank of England。という意見に対し、反論した会社がある。

 

「現金は10年以内に死滅する」とコミットしたのは英国スーパーマーケットチェーンのコープ(The Co-Op)。小売の現場からの声である。しかし現状、取扱件数の65%は現金での支払いとなっている。

 

その理由は非接触決済の利用が拡大していること。3月の月間利用件数が1,100万件を超えたとレポートしている。2015年の利用件数は前年対比3倍だ。

 

このペースで行けば、2025年までに非接触決済に代わるとみている。コープは全英に2,800カ所のストアを保有し、非接触決済の利用場所は12,000カ所になる。

Coopssss

2016年4月29日 (金)

シャオミが銀連と提携

Apple PayやSamsung Payに負けられない。中国のモバイルメーカーであるシャオミ(Xiaomi)は、中国ユニオンペイと提携しNFC非接触決済を推進することになった。

 

シャオミは中国のアップルを標榜。スマートなデザインで価格はアップルの4割という安さ。ショップ販売ではなく、Eコマースだけで販売している。

 

中国での売上はアップルをやや上回っているが、その差はわずか。アップルやサムスンが銀連と提携し、NFC非接触決済を推進していることに危機感をもっていた。

 

そこで今回の提携になったわけだが、銀連のNFC非接触決済クイックパス(Quick Pass)に対応した機種を発売する。

Xiaomimi5

2016年4月28日 (木)

Walmart Payスタート

ウォルマートのモバイル決済Walmart Payがスタートした。まずはiOSアプリから。Walmart Payのアプリではなく、既存のアプリにビルトインした。

 

Apple PayやAndroid Pay、Samsung Payなどの先行集団に顧客を奪われたくない。という理由から独自モバイル決済を発表したのが、2015年12月。

 

それから4カ月でのサービスインとなった。当初は6月のサービスインと発表していた。

 

Walmart Payは3つの動作がキャッチフレーズ。オープン(Open)、スキャン(Scan)、ダン(Done)である。アプリを開き、タッチIDかPIN入力で本人認証(Open)。レジのQRコードをスキャン(Scan)すれば、チェックアウトが完了(Done)する。

 

購買内容は電子レシートで確認。音声で電子レシートの送付が通知される。ウォルマートアプリの利用者数は2,200万人を超える。まずはiOSからのスタートだが、Walmart PayはOSや機器に依存しないため、幅広い顧客に展開できる。

Walsssss

2016年4月27日 (水)

米銀5行が投資した会社

キャピタルワン、ウェルズファーゴ、PNC、フィフスサード、TDバンクの5行が合計3,000万ドルを投資した会社がある。

 

トランザクティス(Transactis)という会社だ。電子請求と決済ソリューションを提供している。その魅力は、北米で1億件の顧客を保有していること。消費者と企業の合算だ。

 

トランザクティスがこれまで調達した資金は合計7,000万ドル。米銀5行には、ホワイトレーベルでサービスを提供する。

 

米国では400万企業が年間250億件の請求書を発行している。そのうち電子化されているのは4分の1だけである。あと4分の3がトランザクティスの市場だ。

Transactissssss

2016年4月26日 (火)

PayPalワンタッチの威力

モバイルコマースでペイパルのワンタッチが威力を発揮している。ログインやパスワードの入力が不要、ワンタッチで本人認証がすむから便利だ。

 

ペイパルがワンタッチを導入したのは、2015年初頭。それから10カ月後には、1日のトランザクション件数が100万件を超えた。コンバージョン率は87.5%と他の決済手段を抑え突出している。

 

2015年のモバイルワンタッチ利用者は世界で2,100万人。その20%は2016年3月に利用している。

 

ペイパルではワンタッチの国際展開を加速。2015年末は23の国と地域だったが、アジア、欧州、そして中米諸国を中心に、143のマーケットへ拡大する。

Paypalonetouchsss

2016年4月25日 (月)

VisaがEMVスピードアップ

クイックチップ(Quick Chip)というのが新サービスのネーミングである。VisaはいままでEMVトランザクション(ICカード取引)にかかっていた時間の大幅短縮に動いた。

 

米国では2015年10月からライアビリティシフトによって、EMVトランザクションが義務づけられた。しかし、マーチャントからの不満が全米で爆発した。

 

磁気カードの処理時間は2秒だが、EMVは10秒以上かかる。レジが滞留し、顧客の不満も募っていた。

 

Visaのクイックチップは処理時間を大幅に短縮し、磁気カードと同じ約2秒以内になる。カードを挿入し、すぐ引抜けばいい。

Visasssss

2016年4月24日 (日)

モバイル決済普及にPayインセンティブ

モバイル決済の普及にはコストがかかる。Samsung PayやAndroid PayはApple Payへの対抗意識から積極的にインセンティブをつけている。

 

Samsung Payはアプリをダウンロードしたけれども利用のない人を対象に、利用すれば30ドルのギフトカードをプレゼントすると発表した。

 

ただし1回の利用ではダメ。4月15日から5月10日までの間に4回以上使うことが前提だ。この条件を満たした人には、ベストバイやeBay、ゲームストップ、リーガルエンターテイメントの電子ギフトカードを送信する。

 

Android陣営のベライゾンはAndroid Payの利用促進のため、2ギガのデータをプレゼントすることにした。1回のAndroid Pay利用で1ギガ。3回の利用で2ギガとなる。

 

期間は6月14日まで。ポストペイドの利用者のみが対象となる。無料データ枠の利用期限は7月13日までだ。

Verizonandroidpay

2016年4月23日 (土)

アントフィナンシャルIPOか

Alipayの元締めであるアントフィナンシャルが2016年中に上海市場へ株式公開を検討していることがわかった。

 

そうなれば、2010年以来最大規模の上場になると見込まれている。アントフィナンシャルは、ここ3年間黒字で推移。上場基準に合致している。

 

当局の許可がでれば、上海だけでなく香港市場への上場も検討しているという。アントフィナンシャルは、現在35億ドルの資金調達を計画している。

 

そうなれば、時価総額は600億ドル、7兆円弱になる。アントフィナンシャルの親会社はアリババグループ。株式の約3分の1を保有している。

 

アントフィナンシャルのマイクロレンディングは、2014年1月時点で300億元の残高を保有。利用者は2億人である。

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2016年4月22日 (金)

ライドシェアが奪ったタクシー市場

ロサンゼルスのタクシー利用が急降下している。2012年の利用件数は840万件だったが、2015年には600万件強になってしまった。

 

3年間で30%のダウンである。その要因はウーバー(Uber)やリフト(Lyft)の台頭だ。

 

タクシー利用が減っているのは、観光客が多い場所。ハリウッドやビバリーヒルズというホットスポットでの落込みがひどい。

 

ロサンゼルス市はウーバーやリフトの空港利用を最近認めた。

Uberssss

2016年4月21日 (木)

Apple Payシンガポール上陸

4月18日、Apple Payがシンガポールでスタートした。アジアでは中国に次いで2番目となる。

 

スタート時点でApple Payが使えるカードはAmexだけ。やはりアップルのイシュア課金が障害になっているようだ。Amexでもシンガポールで発行したクレジットカードだけが使える。

 

ただし、今後は他ブランドも利用できるようになる見込み。スタンダードチャーチャードやUOB、DBSを含む主要銀行と現在折衝中で、数カ月後にはVisaやMasterCardも可能になる。

 

競合のSamsung Payも2016年第2四半期にはシンガポールでサービスを開始する予定になっている。

Applepaysss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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