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2016年5月

2016年5月31日 (火)

中国モバイル決済バトル

ユーロモニター(Euromonitor)の調査によると、中国の2015年モバイル決済総額は2,350億ドルになった。前年対比2倍という驚異的な伸びだ。

 

米国の2015年モバイル決済総額は2,310億ドルで、前年対比42%の伸びとなっている。総額で中国の後塵を排することになった。

 

中国モバイル決済で圧倒的なシェアをもっているのがAlipay。シェアは68%だ。これを追いかけているのがテンセント(WeChat Pay)だが、シェアは20%。2014年のシェアはそれぞれ82%と11%だった。

 

ウィチャットペイはチャットをベースに中国だけでなく、南アフリカなど海外展開を積極推進している。

Alivswechatssss

2016年5月30日 (月)

ウェルズファーゴがウォレット開始

ウェルズファーゴはモバイルウォレットをこの夏にリリースすると発表した。アンドロイド向けの既存アプリケーションと統合する。

 

モバイルウォレットにウェルズファーゴのクレジットやデビットカードを登録すれば、世界中でNFC非接触決済が可能になる。もちろん利用明細や残高照会も簡単。各種通知もリアルタイムだ。

 

ベースとなるのはAndroid Payなのだが、ウォレットアプリで包み込んだ。そうすることによってウェルズファーゴ顧客向けのサービスであることを強調している。

 

ウェルズファーゴは、モバイルアプリをインターネットバンキングや支店と同様、もうひとつのチャネルとして捉えている。特に決済チャネルとしてモバイルは鍵だ。

Wells_fargo_wallet_photo

2016年5月29日 (日)

グーグルがPW不要ログイン

グーグルはアンドロイドスマホのログインをもっと簡単にする。パスワードを廃止し、本人固有のシグナルを統合して認証するという仕組みらしい。

 

シグナルというのは、入力パターンや歩き方のパターン、現在地などをいう。2016年末までに開発者向けにリリースする予定だ。

 

モバイルバンキングでは、IDやパスワードを要求されることが多い。2要素認証では、ショートメッセージやEmailでログインパスワードを送信していた。

 

グーグルはこの手間を省くため、信頼度スコア(Trust Score)をベースに本人認証することを考えた。その信頼度スコアは前述の本人固有のシグナルの集積で計算される。

 

信頼度スコアが高ければ本人として認証するが、低い場合はパスワードを要求するという仕組みだ。その閾値はバンキングサービスやゲーム提供者が決める。

 

本人認証のシステムはスマートフォンという機器の進化とともに高度化していく。

2016年5月28日 (土)

700億円弱の台湾IoTファンド

台湾の投資会社がIoT投資ファンドを組成した。その額6.25億ドル。日本円にして700億円弱となる。

 

組成したのはフーファ(Fu Hwa Securities Investment Trust)。6月末をめどに投資活動にはいる。

 

マッキンゼーの調査によると、IoT市場は現在3.9兆ドルだが、2025年までに11.1兆ドルという巨大市場に拡大する。

 

フーファの投資領域は、自動運転、ビッグデータ、スマートロジスティクス、クラウドコンピューティング、先進的製造など。その他、医療、エネルギー、環境、バイオテクノロジーにも投資する。

2016年5月27日 (金)

2025年英国の主流決済はなにか

2015年、英国の主流決済は現金だった。取扱件数比率で45%。ついでデビットカードが27%、口座引落が10%、クレジットカードが7%とつづく。

 

では10年後の2025年はどうか。ペイメンツUKの予測によると、トップはデビットカードで現金を抜く。デビットカードの取扱件数比率は42%。いっぽう現金比率は27%と大きく後退する。

 

3位は口座引落で19%、クレジットカードは4位で9%となる。デビットカードとクレジットカードを合わせると51%となり、カードが過半を占める。

 

デビットカードが現金を追い抜くのは2021年になる見込み。デビットカードは英国人の日常生活に密着した決済になっている。日本ではデビットカード利用は微弱で、現金が幅を利かせている。

Uksssss

2016年5月26日 (木)

Samsung Pay会員カードもOK

Samsung Payに会員カードやロイヤルティカード、ギフトカードも搭載できるようになった。これまでは国際ブランドのカードに限られていた。

 

対応機種はサムスンのギャラクシースマホ。Amexのロイヤルティカードであるプレンティ(Plenti)をイメージカードとしてアピールしている。

 

米国主婦がもち歩く平均的なロイヤルティカード枚数は30というからすごい。これをすべてSamsung Payに格納できるようになるから便利だ。保険証やIDカードにも対応している。

Samsungmembercards

2016年5月25日 (水)

割賦アファーム採用拡大

ペイパルOBのマックスレブチンが創設したアファームを採用する企業が増えている。アファームは割賦・後払サービスだ。

 

今回新たに加わったのは、オンライン旅行のエクスペディア(Expedia)とチケット販売のイベントブライト(Eventbrite)。

 

旅行やチケットなど高額商品の販売に割賦・後払サービスは有効で、コンバージョン率がアップする。アファームを採用した企業は客単価も1.5倍にアップしている。

 

エクスペディアでは200ドル以上のホテル予約にアファームを採用。イベントブライトはカンファレンスやフェスティバルなど大型のイベントチケットの販売に採用する計画だ。

 

アファームの提携先はこれで700社を超えた。アファームは2016年4月、1億ドルを調達している。

Affirmssss

2016年5月24日 (火)

フィットビットが決済参戦

ヘルスケアのウェアラブルでトップを走るフィットビットが決済に参戦する。

 

そのために、ウォレット型カードのコイン(Coin)が保有するウェアラブル決済のプラットフォーム、知的資産、鍵となる人材を買収することになった。

 

コインはウォレット型カードCoin 2.0を販売していたが、これは買収には含まれない。が、今後販売は中止する。

 

ウェアラブル市場は多機能化を加速しているが、今回の買収目的もNFC非接触決済機能を付加するため。

 

ヘルスケアに加え決済機能をウェアラブルに搭載することによって、日常生活に欠かせないツールにしようという計画である。

 

Coinfitbitssssss

2016年5月23日 (月)

ロシアのOL66%UP

ロシアでオンラインショッピングが伸びている。調査会社のTNSによると、前年比66%も売上がアップした。

 

オンライン決済で最も一般的な手段は、オンラインバンキング。80%が利用している。ついでクレジットカードが79%、電子ウォレットが62%、そしてショートメッセージ(SMS)決済が47%となっている。

 

ロシアではモバイル決済が急伸中。スマートフォンの電子ウォレットを利用している人は40%いた。モバイルSMSが49%、携帯電話に登録したカードでの決済は55%、オンラインバンキングアプリを使っている人は61%だった。

 

オンラインバンキングで最もよく利用されているものはSberbank Online。電子ウォレットではYandex Moneyだった。それぞれ72%と35%になっている。

Sberbankssss

2016年5月22日 (日)

苦闘するMCX

2012年8月、鳴り物入りでスタートしたジョイントベンチャーMCXが、独自展開を中止することになった。

 

MCXはウォルマートやターゲット、シェル石油、ダンキンドーナツなどの大手流通・飲食が参画したコンソーシアム。グーグルやモバイル会社に顧客を取られるのでは、という危機感から立ち上げた独自モバイル決済提供会社だ。

 

サービス名称はカレントシー(CurrentC)。ほとんどのモバイル保有者が利用できるバQRコード決済で、顧客利便性を高めようという狙いがあった。

 

2015年10月、オハイオ州コロンバスでパイロットを実施したが、その結果は芳しいものではなかったようだ。MCXは30名のスタッフをレイオフする。

 

今後はChase Payなど、銀行の独自モバイル決済の黒子としてマーチャント開拓やソリューションを提供する。

Mcxssss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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