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2016年11月

2016年11月30日 (水)

貸倒増加で苦戦するAL

オルタナティブレンダー(AL)が貸倒に苦しんでいる。予想以上に個人無担保ローンのポートフォリオが悪化しているのだ。

 

ホワイト客の獲得はむずかしく、新規ローン(真水)が増えないためポートフォリオが汚濁の一途をたどっている。ということから、AL債権の購入者は、ALに延滞債権と貸倒債権の買戻しを迫っている。

 

ALのアバント(Avant)は3社の債権者へ払戻さなければならなくなっている。サークルバック(CircleBack)も同様の状況だ。この2社が2015年に売却した4件の債券価格は5億ドルになる。

 

レンディングクラブは貸倒と延滞増加に対応するため、2016年10月には2回も金利を上げ、審査を厳しくしている。

 

ローン残高を増やすのはたやすいが、ポートフォリオ品質を維持し、利益を上げつづけるのはむずかしい。

Acantsssss

2016年11月29日 (火)

インバウンドはモバイル決済

ミレニアルズは2016年のホリデーシーズンの海外旅行でどんな決済を使うのだろうか。英国のDCCフォーラムが調査した。

 

最低限の現金しかもっていかないと回答した人は35%だった。事前に外貨をもっていくという人は63%。多くの現金をもち歩くことに不安を感じている人は51%だった。

 

海外旅行中に少なくとも1回はApple PayかAndroid Payを使うと回答した人は5%だった。20人に1人という数字は決して多くはないが、モバイル決済の利便性に慣れた人がこれだけいるということは一考に値する。

 

2020年の東京オリンピックまでには、モバイル決済を利用する外国人旅行者の比率はもっと増えるだろう。そうなれば、フェリカだけでなく、タイプABのNFCを受付けるマーチャントの開拓が必須となる。

Photo

2016年11月28日 (月)

2015米国ギフトカード利用実態

もしあなたがショップで10ドルのリウォーズを提示されたら、つぎのうち何を選ぶだろうか。10ドルのギフトカード、10ドルの割引クーポン、10ドルのボーナス商品券。

 

米国人を対象にしたギフトカード調査を実施したのはファーストデータ。結果は、ギフトカードを選ぶと回答した人が64%で最も多かった。ついで割引クーポンが16%、ボーナス商品券は9%だった。この質問の回答者数は2,385人。

 

ギフトカードで伸びているのはプラスチックではなく、バーチャルカード。プラスチックカードを前年より多く買うという人は25%だったが、バーチャルカードは41%と多かった。

 

バーチャルカードはモバイルアプリに登録して使うケースが多い。2014年は58%がそういう使い方をしていたが、2015年は64%に増えている。最もよく利用されるアプリはGyftである。

 

ギフトとしてではなく自己利用としてバーチャルカードを購入する人も増えている。2013年は20%だったが、2014年には40%になり、2015年には45%に増加した。

 

ギフトカードはバーチャルでモバイルと連携し、利用方法と利用範囲が拡大している。

Gfssssss

2016年11月27日 (日)

ライドシェアのKarhoo脱落

ライドシェアリングでウーバー(Uber)と競っていたカーフー(Karhoo)が脱落した。カーフーは2014年11月19日設立のフィンテックベンチャー。

 

11月8日ホームページ上でサービスの終了を告げた。ビジネス継続のために次のステップをみつけるとしているが、経営会議が方針を決定する。創業者兼CEOはすでに退任している。

 

カーフーはロンドン、ニューヨーク、シンガポール、テルアビブで展開。ロンドンでは20万台の車と契約、ニューヨークでは1万台と契約していた。

 

サービス終了の原因は、運転資金が枯渇したため。カーフーはこれまで2回のラウンドで2.5億ドル(250億円)を調達。10億ドルの新規資金調達をめざしていたが、達成できなかった。

Karhoosssss


 

2016年11月26日 (土)

全米小売業協会がVisaとFight

2015年10月にスタートしたライアビリティシフトを機に、Visaと米国小売業とのEMV(ICカード)導入争議はヒートアプしている。

 

ウォルマートやクロガー、ホームデポなどはEMV対応したのだが、VisaはデビットトランザクションをVisaネットワーク以外で処理することを禁止した。

 

これに対し、全米小売業協会は全米数百万件の小売を代表し、連邦法が定めたマーチャントの法的権利を侵害するものだとしてVisaを告発したのである。

 

デビットカードのプロセッサー選択権は小売店にある。Visaは法律にしたがうべきだ。というのが全米小売業協会のコメントだ。Fedの見解も同様である。

 

EMV対応は国際ブランドにとって有利に働くはずだったが、思わぬ状況を生み出してしまった。

Visaは22日、デビットルールを改定。マーチャントが選んだローカルのデビットネットワークで処理できるようにした。ただし、米国内のデビットトランザクション処理に限定している。

Visanrffight

2016年11月25日 (金)

Chase Payアプリ本格デビュー

2015年10月末日、Money 2020で大々的に発表したチェイスの独自モバイル決済のChase Payが、テスト利用を経て本格デビューした。

 

インストア、インアップ、そしてオンラインで、フリクションレスのショッピングができるようになったのだ。

 

利用者はChase Payアプリをスマートフォンにダウンロード。Chase.comで利用しているIDとパスワードでサインインし、チェイスのクレジット、デビット、プリペイドカードを登録すればいい。

 

インストアでChase Payを利用する際は、QRコードを使う。口座残高やクレジット利用可能額をチェックしたり、利用明細は90日分を参照できたりする。

 

どこで使えるか。現在はスターバックスの全米7,500カ所とベストバイ1,400カ所。近々、ウォルマートやショップライト(ShopRite)、ガソリンスタンドのフィリップス66、コノコ、76、シェル、そしてグローサリーのフレッシュグローサー(Fresh Grocer)などに拡大する予定だ。

Chasesssssss

2016年11月24日 (木)

止まらないブロックチェーン離脱

ブロックチェーンのコンソーシアムR3からゴールドマンサックスとサンタンデールが離脱。11月23日にはモルガンスタンレーとナショナルオーストラリア銀行(NAB)も離脱するとロイターが発表した。

 

R3は新たな開発投資のため、メンバーに1.5億ドルの資金拠出を求めていたが、上記4行はコンソーシアムから離脱を表明した。

 

当初R3は2億ドルの調達を見込んでいたが、1.5億ドルに減額した。投資の見返りとして参加銀行にはR3株式の60%を提供する。

 

大手銀行が相次いでR3から離脱しているのは、投資に見合う成果とリターンが得られそうにないと判断したからだろう。各行とも独自にブロックチェーンスタートアップへ投資しているのも背景にあるようだ。

R3

2016年11月23日 (水)

Samsung Payに新リウォーズ

Samsung Payを使えばポイントが貯まり、そのポイントをギフトカードやサムスン商品、小売グッズに交換できる。というサービスを米国サムスンがスタートした。

 

ポイント付与はSamsung Pay利用1件につき10ポイント(月間利用5件まで)。高頻度利用者になるほど高くなる。例えば月間利用件数が6件から20件の場合、ステータスはシルバーで、Samsung Payを利用するたびに20ポイントもらえる。

 

月間21件から30件の場合はゴールドで1回あたり30ポイント、月間31件以上利用すればプラチナにステータスが上がり40ポイントの付与になる。

 

さらに、アクティブ利用者には特別賞をプレゼント。第1回は二人でナパバレーへの旅ご招待である。

 

携帯電話メーカーがこの手のポイントを付与するのはめずらしい。

Sumsangssssss

2016年11月22日 (火)

ゴールドマンがブロックチェーンから離脱

ブロックチェーンの金融活用について共同で研究開発しよう。世界の名だたるメガバンクへ参画を募ったR3 CEV LLCに、異変が起きようとしている。

 

2015年9月にスタートしたR3コンソーシアムのオリジナルメンバー9行の一角、ゴールドマンサックスが離脱を発表したのである。

 

これに対しR3は、ブロックチェーンのような技術開発には献身とリソース、そしてメンバーの多様な能力の集積が必要で、その能力は時間経過とともに変化するものだ、と離脱やむなしとの考えを示している。

 

R3には現在70社強のメンバーがいるが、日本からはBTMUやみずほ銀行、三井住友銀行、トヨタフィナンシャルサービスが参加している。ゴールドマンはブロックチェーン幻想から目を覚ましたようだ。

R3ssss

2016年11月21日 (月)

英ロボアドバイザー40億円調達

英国が欧州離脱を決めて以降最大の調達をナツメグ(Nutmeg)が達成した。ナツメグはロンドンに本拠を構えるオンライン資産管理のフィンテックベンチャーだ。

 

今回の調達はシリーズCで3,000万ポンド(40億円)。これまで3回のラウンドで総額80億円を調達している。

 

ナツメグはロボアドバイザーを活用。高品質で低コストの資産管理サービスを提供している。顧客数は2万人、取扱残高は5億ポンド強である。

 

今回の投資をリードしたのは香港に拠点をおく独立系投資会社のコンボイ(Convoy)。経営陣に参画する。

Nutsss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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