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2017年6月

2017年6月23日 (金)

スウェーデン決済代行が銀行免許取得

スウェーデンの決済代行クラーナ(Klarna)は、スウェーデンの金融庁から銀行免許を取得したと発表した。限定的な免許ではなく、フルバンキングの免許である。

 

クラーナは現在オンラインマーチャント7万件に決済代行サービスを提供。利用者は6,000万人を超える。

 

これらの関与者に加え、欧州全域の消費者やマーチャントに対し、クラーナは銀行商品やサービスを提供できるようになる。

 

例えば、カードの発行や消費者金融、マーチャント融資、保険や投資など多様な商品・サービスが考えられる。

 

決済代行ビジネスは決済マージンの低下を受け、新たな収益源が必須となっていた。

 

クラーナは2005年2月の創業。ストックホルムに本拠を構えている。これまで9回のラウンドで3億7,644万ドルを調達している。

 

Klarnasssss

2017年6月22日 (木)

PaytmがQRでO2O

インドのモバイル決済サービスPaytmはオンラインモールPaytm Mallも運営している。インドではEコマースが急拡大しているが、この波に乗ろうと、オンラインモール加盟店拡大に動いた。

 

Paytmのリアル加盟店数は、インド政府のキャッシュレス政策によって、わずか数カ月で350万店に拡大した。この中から、オンライン出店を希望するマーチャントに対し、簡単に出店できるサービスを開始したのである。

 

マーチャントは店頭にQRを表示。消費者はこのQRをモバイルでスキャンすれば、Paytm Mallのマーチャントサイトにアクセスし、ショッピングできる。

 

このQRは決済用のものではなく、モール専用のQRで、Paytm Mall QRと呼ばれる。マーチャント固有のQRを発行する。

 

マーチャントは簡単にオンライン販売が可能になり、顧客のリピート率を上げることができる。大手のマーチャントを取り込む戦略ではなく、地域の中小マーチャントをEコマースの主軸に置く戦略だ。

Paytmssssss

2017年6月21日 (水)

PayPal陣営スピード口座送金へ

ペイパルは6月20日、PayPalやVenmo送金の銀行口座受取りをスピードアップすると発表した。米国銀行大手がスタートするモバイル送金サービスZelleやApple Pay送金に対抗するためである。

 

PayPal送金がはじまったのは今から20年前の1998年。その時は「Beam Money」光速送金をうたっていた。PayPal内の口座へは即時に送金されるのだが、銀行口座へその資金を移動するには時間がかかっていた。それを今回解消する。

 

新サービスは、大手行の場合、数分で口座へ送金。中小銀行の場合は30分ほどかかるが、通常1営業日かかっていたものが大幅に短縮される。このスピード送金サービスを利用するためには、VisaやMastercardのデビットカードを紐つける必要がある。

 

通常の送金手数料は無料だが、スピード送金の手数料は1回金につき0.25ドル。競合のSquare Cashは1%である。サービスインは数週間から数カ月後になる模様。対象は米国のPayPal利用者だ。

Paypalssssss

2017年6月20日 (火)

英国Eコマース市場で日本を抜く

英国でEコマース市場が拡大している。英国経済はブレグジットの影響で下降局面に入っているのだが、2016年のEコマース市場規模は1,300億ポンド(18.5兆円)で、前年比16.8%の伸びとなった。

 

英国の人口は6,514万人。そのうちインターネット利用者は87.9%、オンラインショッパーは77%の5,012万人で、多くの人がEコマースを利用している。

 

英国人がよく利用するサイトは、アマゾンやeBayなどの米国資本。英国企業ではArgosやASOS、Tescoだった。

 

Eコマース決済手段のトップはクレジットカードで40%、ついでデビットカードが35%、PayPalが21%だった。

 

Eコマース市場規模で英国は、中国、米国についで世界第3位だ。人口は日本の約半分だが、日本より市場規模が大きい。

Ukec

2017年6月19日 (月)

Alipay加盟店に後払受付拡大

アントフィナンシャルは、Alipay加盟店に対し、Huabei(ローン)やAnt Check Later(割賦)の受付けを拡大すると発表した。

 

現在約400万加盟店があるが、後払いを推進することによって、加盟店の売上げを伸ばす。2016年に後払いを受付けた加盟店では、一人あたりの平均利用金額が前年比41%もアップした。

 

アントフィナンシャルはAPIを公開し、小売からヘルスケアまで12業種を対象に、スピーディに新サービスを追加できるようにする。アントフィナンシャルは2020年までにキャッシュレス社会をめざしている。

 

ヘルスケアでは2017年第1四半期に、モバイル決済を受付ける薬局が3倍の30万店になったという。

Huabei17sssss

2017年6月18日 (日)

Walmart Payでクレカ即時利用

Walmartのモバイル決済Walmart Payに新機能が追加された。これまでWalmart Payを利用するには、既発行のクレジットやデビット、Walmartのギフトカードなどを登録する必要があった。

 

今回Walmart Payに加わった機能は、ハウスクレカの即時発行。通常はカードを申し込むとプラスチックカードを受取るまで数日かかる。Walmart Payにバーチャルカードを発行することによって、この手間と期間を大幅に削減しようという狙いだ。

 

ハウスクレカの発行会社はシンクロニー(Synchrony Bank)。Mastercardブランドの提携カードと、プライベートブランドの2種類を発行する。

 

Wallssssss

2017年6月17日 (土)

Android Payで国際送金

国際送金ベンチャーのワールドレミット(WorldRemit)は、Android Payで国際送金できるサービスをはじめた。

 

これまでAndroid Payは非接触決済やアプリ内決済、ウェブ決済が可能だった。個人間送金はGoogle Walletで対応していた。

 

Apple Payが個人間送金を開始したことを受け、Android Payも送金サービスをリリースしたのかもしれない。

ワールドレミットは2010年の創業で、本拠はロンドン。これまで7回のラウンドで1億4,766万ドルを調達している。

 

Android_payremit

2017年6月16日 (金)

苦戦するノードストローム再生計画

米国の大手小売りの業績が悪い。店舗閉鎖はリーマンショックを超える最悪の状況。メイシーズは今年の総利益率が2月の予想を下回ると発表した。

 

この状況は高級百貨店も同じ。「ノー」と言わないサービスで有名なノードストロームも苦戦している。

 

1999年の総売上高は2,300億ドルだった。それが2016年には1,555億ドルに減少。30%を超えるマイナス成長となっている。

 

原因はアマゾンに代表されるEコマースの伸展といわれているが、対面販売の良さを訴求できていないことの方が大きい。

 

そこで乗り出したのが創業家。現在ノードストローム株式の31%を保有しているが、全株式を買い取ることを検討しているようだ。

 

多くの上場小売業は、株主還元を意識するあまり、成長への投資が希薄になっていた。もしこの取引が成立すれば、創業家は米国の344件、カナダの5件、オンラインの2件の立て直しに着手する。

Nordsssss

2017年6月15日 (木)

Mastercardが中小企業向けデジタル決済

その名はThe Mastercard B2B Hub。中小企業向けのソリューションである。請求書と買掛金の支払いプロセスを最適化し、決済のスピード、簡便性、セキュリティを改善できる。

 

米国のB2B決済は大半が小切手によるもの。特に中小企業では、買掛金の自動支払ソリューションが求められていた。

 

そのニーズに応えたのがThe Mastercard B2B Hub。カードイシュアが提供する。アクワイアラではない。

 

The Mastercard B2B Hub はAvidXchangeとの提携によるサービス。AvidXchangeは北米に5,500件の顧客を有し、バックオフィスと口座管理システムを統合した請求支払プロセスの先駆者である。

Avidsssss

2017年6月14日 (水)

アマゾン融資が咲きはじめた

アマゾンの強みはマーケットプレイスを運営し、利用者とマーチャントの両方を顧客としていることである。そのマーチャント向けの融資(Amazon Lending)が形になりはじめた。

 

この1年間に融資した金額は10億ドル。1,000億円を超えた。これまで供与した総額は30億ドル。融資マーチャント数は2万件で、米国、英国とともに、日本のマーチャントも含まれている。

 

2011年にスタートした融資サービスは、200万件ともいわれるマーチャントの膨大なトランザクションデータを分析し、信用度の高いところに提供している。

 

販売実績や顧客評価、返品率などを分析し、独自のアルゴリズムを開発して、融資判定をおこなっている。

 

融資額は1,000ドルから75万ドルまで。融資期間は1年。返済は売上から相殺される。今後はカナダやフランス、中国にも拡大する計画だ。

Amazonlending17

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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