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2017年10月

2017年10月31日 (火)

GoogleモバイルAQR決済750万人獲得

グーグルが9月にインドでスタートしたモバイル送金決済サービスTez(テーズ)が好調だ。

 

銀行口座をTezアプリに登録すれば、その口座から相手の銀行口座へダイレクトに送金できる。インド政府が推進する銀行間デジタル決済ネットワークUPIへの接続でこのサービスを実現した。

 

ユニークなのはAQR。音波(Audio)とQRコードの両方を活用した決済であること。音波やQRコードは機種やOSに関係なく使えるという利点がある。

 

グーグルによると、すでに750万人がアプリを利用。3,000万件強の取扱件数を記録した。13億人の人口が成せる技だ。

Tesp1

2017年10月30日 (月)

Amexがビジネスローン拡販

Amexはスモールビジネス向けの無担保ローンを拡販すると発表した。運転資金や仕入れ、マーケティング、人材育成など、使途は自由。

 

申込みはオンラインで簡単。60秒で融資可否を受取れる。融資額は3.5万ドルから5万ドル。可決されれば、3から5営業日以内に融資される。

 

Amexのスモールビジネス調査によると、今後の景気に楽観的な人は74%、57%が設備投資を計画しているということがわかった。

 

AmexのOPEN Card会員には、融資額と金利をあらかじめカスタマイズした招待状が届く。金利は6.98%から19.97%。返済期間は1年、2年、3年から選ぶ。

 

トップラインの伸びが落ちているAmexは、収益アップのため、ローンの拡販に舵を切った。米国経済の力強さをAmexは感じているのだろう。

Amesssss

2017年10月29日 (日)

Squareが SAP提携で川上へ

mPOSのスクエアが会計統合パッケージのSAPと提携した。中堅企業向けのSAP Business One利用者を対象にスクエアのソリューションを提供する。

 

SAP Business Oneは会計やプロジェクト管理、人事にいたるまで幅広く対応している。これにスクエアのPOSソリューションを統合すれば、商品の販売管理、在庫管理、そして決済、融資が可能となる。

 

決済では、磁気カード、ICカード、NFC非接触カードに対応。現金購入データも取り込める。スクエアは小売向けのソリューションをパッケージで販売しているが、今回の提携で加速するだろう。

 

SAP Business Oneの導入企業は世界で5万社を超える。まずは米国からスタート。小売業を軸に拡大する。

Squaresap

2017年10月28日 (土)

ポーランドでモバイル非接触決済急伸

ポーランドのAndroid Pay(HCE)利用者が58万人(2017年9月時点)になった。2016年9月末からは40万人の増加だ。

 

2017年6月末から3カ月で18万人も増えている。ポーランド人のモバイル非接触決済は急拡大している。

 

モバイル非接触決済は銀行が推進しているが、最も利用が多かった銀行はPKO BPで12万人。ついでBZ WBKが11万人だった。

 

ポーランドは非接触カードの普及が進み、非接触カードを受付けるマーチャントが増えている。インフラの整備と、モバイルの普及が成長要因だ。

Polandmobilecontactless

2017年10月27日 (金)

チェイスがフィンテック買収

JPモルガンチェイスは、スモールビジネス向けサービスを拡充するため、フィンテックベンチャーの買収を計画している。そのターゲットはウィペイ(WePay)。

 

ウィペイは、もともとクラウドファンディングからスタート。それを基盤に、決済プラットフォームをウェブサイト構築企業やイベントの管理会社などに提供している。

 

チェイスのスモールビジネス顧客は400万件。この資産を有効に活用して収益を上げようという狙いだ。直近では請求管理のビルドットコム(Bill.com)や、スモールビジネス融資のオンデック(On Deck Capital)と提携している。

 

ウィペイの買収目的は、クラウドファンディングや決済プラットフォームの活用。ウィペイの創業は2008年。本社はカリフォルニア州レッドウッドシティ。これまで6回のラウンドで7,415万ドルを調達している。

Chasewepay

2017年10月26日 (木)

美食家向けのカード発行

米国銀行のキャピタルワンは美食家を対象にしたカードを発行した。名づけてセイバーカード(Savor Card)。味覚カード、味わいのカードという意味である。

 

セイバーカードの開発にあたり、消費者を対象に最も関心のあることは何かを調査。その結果、飲食や食品が消費者の日常生活で重要な位置を占めていることがわかった。

 

家族でクッキング、友人とカフェ、お気に入りのレストランで記念日パーティ。これらのシーンで、セイバーカードが役立つように設計した。

 

特典はこのカードを食事代に使った場合、3%のキャッシュバック。グローサリーストアでは2%、その他は1%のキャッシュバックがつく。年会費は無料。口座開設から3カ月以内に500ドルを使えば、150ドルのボーナスがもらえる。

Savorsss

2017年10月25日 (水)

フィンテックAIベンチャー調達50億円超

米国フィンテックのフィードザイ(Feedzai)は、リスクマネジメントに強いベンチャーである。創業は2009年、本社はカリフォルニア州サンマテオ。起業したのはポルトガルである。

 

特徴はAIの活用を活用した決済リスクマネジメントのプラットフォーム。銀行やマーチャント、アクワイアラが顧客だ。キャピタルワンやシティなどの大手金融機関を含め、顧客数は約60社。

 

このたび、フィードザイはシリーズCで5,000万ドルを調達した。総調達額は8,200億ドル。この資金を元に、従業員数を300人に倍増、データサイエンスや営業チームを強化する。

 

金融機関のリスクマネジメントシステムはモバイルやIoT時代に対応していない。リアルタイムのトランザクション処理が求められるにもかかわらず、バッチ処理やデータ更新頻度が半年に1回というものもある。フィードザイは、この置き換え需要を狙っている。

Feedssss

2017年10月24日 (火)

アマゾンがティーンズ口座新設

アマゾンは13歳から17歳のティーンズを対象に、利便性の高いショッピング方法を提供する。これまでは親のアカウントを使ってログインしていたが、これからは自分のアカウントでログインできるようになる。

 

子供の口座は親の口座と紐ついているため、子供が利用すれば、親に通知が届く。親は注文を承認したり、1回の注文の限度額を事前に設定したりできる。

 

通知内容は、購入アイテム、価格、配送先住所、そして決済情報。テキストメッセージやE-mailで届く。子供は購入理由、例えば「授業で必要な本」というコメントをつけられる。

 

親はテキストメッセージで承認。あるいは、直接注文ページにアクセスし、内容を詳しく確かめてから承認することも可能だ。

 

親がプライム会員であれば、子供も追加料金なしでプライム特典を利用できる。プライム配送、プライムビデオ、ゲームなどは無料。

 

アマゾン経済圏での子供のショッピング売上を拡大する狙いだ。将来の優良顧客の早期囲い込みである。

Amassss

2017年10月23日 (月)

M送金でVenmoと競うBoA

バンクオブアメリカがモバイル送金決済を積極推進している。2017年第3四半期の決算報告でその成果が明らかになった。

 

2014年第3四半期のモバイル送金件数は340万件。それが2015年には540万件、2016年には830万件となり、2017年第3四半期には1,360万件に増加した。4年で4倍だ。

 

送金額ではどうか。2014年第3四半期は9億ドル。2017年の第3四半期は40億ドルで、4.44倍になった。前年比では1.67倍である。

 

特に2017年に入り、バンクオブアメリカはZelleを導入。先行するVenmoやSquare Cash対抗を明確にした。Zelleは米国大手銀行がモバイル送金決済のために構築したインフラである。

 

VenmoはPayPal傘下のモバイル送金サービス。2017年第2四半期の送金額は80億ドルで、バンクオブアメリカを上回っている。成長率は103%だった。

Boasssss

2017年10月22日 (日)

アマゾンとアップルに気をつけろ

ロンドンを本拠にグローバル展開する金融コングロマリット、バークレイズのジェス・ステイリー(Jes Staley)CEOは、ワシントンで開かれた国際金融研究所の年次総会で、IT企業の脅威について語った。

 

「すべての銀行は決済領域に重点を置いている。このスペースは今後15年間にわたり、戦いの場になるだろう」と。

 

その戦いの相手とは、アマゾンやアップルなどのIT企業。テクノロジーと地政学的環境の変化によって、金融業界に地殻変動が起きているという。

 

特にアマゾンは売り場と顧客の両方を有するグローバル企業。膨大な顧客の購買データと、セラーの販売データを保有している。

 

これを活用すれば、決済だけでなく、融資、投資、保険など、さまざまな金融サービスを提供できる。それが、金融機関にとっての大きな脅威になっているのである。

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【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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