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2018年4月

2018年4月30日 (月)

国際ブランドがワンボタン統合へ

モバイルにアプリをダウンロードしてもらうのはむずかしい。それが決済アプリであればなおさらだ。

 

VisaやMastercardは独自アプリを放棄し、ひとつのボタンに複数のブランドを統合すると発表した。

 

これまでVisaはVisa Checkout、MastercardはMasterpassを推進している。これにAmexやDiscoverも参加を表明した。

 

目的は、オンラインショッピングをシンプルにし、利用者のクリック数を減らすこと。本当の狙いは、国際ブランド連合でPayPalに対抗することである。

 

Masterpassは2012年、Visa Checkoutは2014年にスタートしたが、利用者が伸び悩んでいた。モバイルでは圧倒的にPayPalが強い。

 

米国でPayPalを受け付けているマーチャントの比率は58%。Visa Checkoutは26%、Masterpassは16%しかない。ボタンをひとつにすることで、利用が増えるのだろうか。ボタンの掛け違えにならないことをのぞむ。

Onesss

2018年4月29日 (日)

米国フード宅配の熾烈な戦い

米国フードデリバリーサービス市場で、熾烈なトップ争いが繰り広げられている。GrubhubやDoorDash、Postmates、そしてUber Eatsの戦いだ。

 

トップを走っているのはGrubhub。Uber EatsはUberのフードデリバリーサービスだが、急追している。Recodeによると、新規顧客の売上はGrubhubと肩を並べたようだ。

 

6カ月前、Uber Eatsがトップシェアをとっていた都市は、テキサス州の3都市だけ。現在はさらに3都市が加わった。Uber Eatsは全米140都市で営業している。

 

現在のシェアはGrubhubが52%、Uber Eatsが20%、DoorDashとPostmatesがそれにつづく。

Foossss

2018年4月28日 (土)

次世代の給油支払い

シェル石油とシボレーは次世代給油システムをテスト中だ。早ければ数カ月後に全米展開となる。

 

新サービスは車内で給油支払いできるというもの。まず、ダッシュボードのタッチスクリーンでShellアイコンをタップし、近くのガスステーションを検索する。

 

ステーションに着くと、コードが生成される。そのコードをポンプに入力し、給油する。

 

支払いはアプリに紐つけた支払手段へ自動的に課金される。もちろんリウォーズもつく。

 

このサービスは車から降りて給油する必要がある。それが難点。

 

近い将来、ロボットが対応することになるかもしれない。電気自動車になれば、パネル上に車を止めるだけで、充電できるようになるだろう。

Incarpay

2018年4月27日 (金)

SnapchatにShop Nowボタン

SnapchatにShop Now(いますぐ購入)ボタンがついた。利用者はSnapchatのアプリ内から他のアプリをインストールしたり、ビデオをみたり、商品を購入したりすることができる。

 

このボタンが使えるのはShoppable ARというレンスの拡張版。化粧品のCoty、スポーツ用品のAdidas、ゲームのKing、映画スタジオのSTXがShoppable ARレンズを運営している。

 

これらの企業のマーケティング担当者は投資効率の向上を期待している。広告だけでなく、購入に結びつけられるからである。

 

スナップによれば、Snapchatカメラの利用者は日々7,000万人。毎日3回利用しているという。米国の13歳から34歳の半数以上がSnapchatを利用している。

Snapshopnow1804

2018年4月26日 (木)

中央銀行口座をフィンテックが初開設

中央銀行の決済口座をフィンテックが開設しグロス決済する。国際送金サービスのトランスファーワイズ(TransferWise)がそれを実現した。

 

英国中央銀行は2017年7月、即時グロス決済(RTGS:Real Time Gross Settlement)口座をノンバンクにも開放した。英国決済システムの革新と競争を促進するためである。

 

RTGSは中央銀行における金融機関の口座振替の手法で、金融機関からの振替指示をリアルタイムに処理するサービス。24時間眠らないファスタペイメンツとも接続している。

 

これによってトランスファーワイズは、国外の口座から英国ポンドへの送金をリアルタイムに処理し、プロセッシングコストを削減できるようになる。

Transferwiseboe1804

2018年4月25日 (水)

クラーナが米国で30日後払開始

スウェーデンの決済代行クラーナ(Klarna)が米国で新たなサービスを開始する。

 

通常の決済代行とちがい、購入時ではなく、購入後30日の支払猶予期間がつくサービスだ。

 

ファッションアイテムを購入した際、気に入らなければこの期間に返品できる。

 

利用者の購買促進につながるサービスだが、利用者の与信管理が重要なポイント。

 

クラーナは180項目の変数を使い、購入時点で利用者のスピード審査をおこなっている。

 

変数にはIPアドレスや、入力スピード、買いまわり状況などが含まれている。

 

クラーナは2017年、欧州でバンキングライセンスを取得している。新しいサービスは2018年の夏からスタートする。

Klarnassss

2018年4月24日 (火)

ゴールドマンがPFM買収

ゴールドマンサックスの融資部隊マーカス(Marcus)は、フィンテックスタートアップのクラリティマネー(Clarity Money)を買収した。

 

クラリティマネーは個人向けの金融管理サービス会社。マーカスはこの買収でクラリティマネー顧客100万人を手に入れる。

 

融資サービスと金融管理は相性がいい。信用度を高めるためには、金融管理が重要だ。マーカスは個人金融サービスから融資へ誘導する。

 

クラリティマネーは2016年4月の創業で本社はニューヨーク。これまで2回のラウンドで1,450万ドルを調達している。

Classss

2018年4月23日 (月)

Amexがポイントカード廃止

AmexはポイントカードのPlenti(プレンティ)を廃止することになった。クレジットカードと連動しないポイントカードで、新規顧客獲得のためのカードだった。

 

Plentiカードの終了は7月10日。ポイントも同日をもって失効する。3カ月後に失効するというのは、日本では考えにくい。ドラスティックに切って捨てるというのはアメリカ流だ。

 

提携マーチャントにはRiteAidやExxonMobil、Macy’sなどの有名どころがいたが、2017年にはMacy’sやChili’sなど数社のキーメンバーが抜けた。

 

Plentiは2015年に華々しくスタートしたものの、当初の目的を達成できず、コストだおれになっていた。

Plentistop

2018年4月22日 (日)

ズオラIPO株価1.4倍

サブスクリプション決済のズオラ(Zuora)が、4月12日(木)にニューヨーク株式市場に株式を公開した。サブスクリプション課金は有望な収益モデル。この市場に早くから目をつけていた。

 

売出価格は14ドルだったが、終値は20ドルをつけ、1.42倍となった。それだけ成長が期待されている。

 

ズオラはB2Bモデル。顧客数は現在950社。Fortune100社のうち15社が顧客になっている。

 

2018年度の収益は1.679億ドル。2017年は1.13億ドル、2016年は0.922億ドルだった。ここ数年の伸びは飛躍的だ。

Zuoraipo

2018年4月21日 (土)

ピークを過ぎた仮想通貨

2017年12月に2万ドルをつけたビットコインが冴えない。英国のバークレイズ銀行は、仮想通貨ブームはピークを過ぎたとレポートした。

 

バークレイズが使った予測モデルは、仮想通貨投資家の人数をベースに、感染症の広がりをあてはめたもの。

 

仮想通貨熱に感染している人、感染してはいないが脆弱な人、仮想通貨熱に免疫をもっている人を比較するユニークなモデルだ。

 

仮想通貨の価格はニュースやソーシャルメディア、口コミの影響で上昇する。しかし、多くの人が仮想通貨の保有者になれば、買い手が減り、売り手が増加する。

 

そうなれば、価格は下がりはじめ、指数関数的に価格が下落、投機的な売り圧力が誘発される。これは免疫学と類似性がある。

 

バークレイズはこのモデルを使って仮想通貨の予測。投機的な仮想通貨バブルはピークを迎えたという結論となった。

Peakoutcrypto

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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