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2018年4月

2018年4月20日 (金)

投資フィンテックが銀行サービス開始

投資フィンテックのスターシュ(Stash)が、銀行と提携しモバイルバンキングサービスを開始する。提携したのはプリペイドカードのグリーンドットとその傘下のグリーンドットバンク。

 

スターシュの魅力は最低5ドルから投資できること。節約投資顧客は200万人、教育サービスの利用者は500万人を超えている。毎週4万人の新規顧客を獲得というからすごい。

 

グリーンドットとの提携で、スターシュは銀行口座の開設や、デビットカードを発行する。スターシュはグリーンドットバンクの代理という位置づけとなる。

 

利用者はオーバードラフト手数料を取られない銀行口座を簡単に開設し、全米規模の無料ATMの利用できる。

 

スターシュは決済、預金、投資という総合的なサービスをモバイルというツールで実現しようと考えた。顧客はひとつの口座でパーソナルな金融サービスを受けたいと思っている。

Stassss

2018年4月19日 (木)

フランスInsureTech2,300万ユーロ調達

フランスのInsureTechが、シリーズAラウンドで2,300万ユーロを調達した。その名はアラン(alan)、いかにもフランスっぽい社名である。

 

アランは2015年の創業で、本拠はパリ。今回の投資をリードしたのはIndex Venturesで、Portag3やPartech、Open CNPも参加した。

 

アランは健康保険会社のライセンスを約2年前に取得。フランスでは1986年以来のライセンス取得となった。

 

アランの収益はもう少しでブレークイーブン、黒字転換が間近だ。今回調達した資金は、顧客獲得や従業員拡充、システム開発などに使う計画だ。

Alan1804

2018年4月18日 (水)

米国ACH右肩上がり

米国電子決済協会が運営するACHネットワーク利用が順調に伸びている。2017年のトランザクション件数は215億件で、前年対比5.7%伸びた。

 

これは米国人口の66倍にあたる。トランザクション件数は3年連続で増加している。

 

トランザクション金額は46.8兆ドルで、前年対比6.9%アップ。米国GDPの2倍を超えた。

 

トランザクションはふたつに分類される。ひとつは口座引落、もうひとつは銀行送金である。件数ベースでは口座引落が125億件で58%を占め、銀行送金が90億件で42%だった。

 

金額ベースでは逆転し、銀行送金が30.2兆ドルで65%を占め、口座引落が16.6兆ドルで35%だった。

Ach1804

2018年4月17日 (火)

アントの時価総額15兆円に

アリババグループの金融部隊アントフィナンシャルが新たに資金調達を計画していることがわかった。今回の資金調達額は90億ドル。

 

これが実現すれば、アントフィナンシャルの時価総額は1,500億ドル、15兆円を超える。

 

時価総額1,500億ドルは、ブラックロックやゴールドマンサックスを抜く規模となる。

 

今回の調達はIPOをめざしての動き。IPOはいつ実現するのだろうか。

Antnewfunding

2018年4月16日 (月)

インドでAmex Pay

13億人の巨大人口を抱え、7%近い経済成長をつづけるインドは、どの業界にとっても魅力的だ。決済業界もしかり。

 

Amexはインドでモバイル決済をスタートした。サービス名称はAmex Pay。NFC非接触決済とQR決済の両方が利用できる。

 

Amexのモバイルアプリを使っての決済だ。利用するにはAmexの消費者向けクレジットカード、チャージカード、プリペイドカード、バーチャル口座を紐つける。法人カードは対応していない。

 

NFC非接触決済が利用できるのはAndroid端末のみ。iOS端末はQR決済だけである。

 

QR決済はインドのバーラットQR(Bharat QR)を使う。マーチャントのQRコードをアプリのカメラでスキャンし、金額とカードPINを入力する。

Amexpay1804

2018年4月15日 (日)

フルスロットルで走るペイパル

アマゾンとともに爆速でトップラインを拡大するペイパル。4月に入ってからもその勢いは止まらない。

 

4月9日、Samsung Payでペイパルが使えるようになった。2017年にサムスンはペイパルで決済できるようにすると発表していたのだが、ようやく実現した。Samsung Payの拡大にペイパルが必要とみたからであろう。

 

同日、ペイパルはサファリコムと提携。ケニアのM-PesaとPayPal口座を連携して使えるようにした。M-Pesaはこの提携により、国際的な送金決済ができるようになる。ペイパルはアフリカに強いパートナーを得て、アフリカでの基盤を構築できる。

 

さらにペイパルはPayPal口座と連動したデビットカードを発行する。口座残高は預金保険機構の保険が適用される。このサービスは既存の銀行業務を受けられないアンバンクトと呼ばれる人たちが対象。2018年上期にテストを実施する。ペイパルは銀行業に参入する計画はないようだ。

 

トップライン拡大のため、社会の金融サービス変革のため、爆速で事業を展開するペイパル。恐るべし。

Paypal

2018年4月14日 (土)

ベリフォン買収に高額プレミアム

POS端末業界の2大巨塔といえば、インジェニコとベリフォン。そのベリフォンがプライベートエクイティファンドに買収される。

 

買収するのはフランシスコパートナーズ。ブリティッシュコロンビア投資管理会社も参加する。買収価格は約34億ドルになる模様。ベリフォンの夫妻も引き受ける。

 

契約によると、ベリフォン株主は1株23.04ドルを受け取る。これは4月9日時点の株価15ドルの54%増し。高いプレミアムがついた。

 

フランシスコパートナーズは決済領域を成長産業とみているようだ。買収完了は2018年第3四半期。これによってベリフォンは非公開会社となる。

 

モバイルPOSの進展によって、従来の決済端末は人気がなくなっている。新たな枠組みで、ベリフォンは巻き返せるだろうか。

Verifonema

2018年4月13日 (金)

英国Monzoカードから銀行へ

2015年、英国でプリペイドカードサービスをスタートしたモンゾ(Monzo)は、2017年4月には英国銀行免許を取得した。

 

10月からはプリペイドカード会員で新規規約に同意した人に対し、順次銀行口座への移行を実施している。移行は順調で、これまで362,000人が銀行口座へアップグレードした。

 

アップグレード客は、稼働顧客の94%になる。それだけモンゾのサービスが顧客視点に立ったものだということがわかる。

 

現在モンゾの預金口座顧客は50万人を超えた。英国では最大のチャレンジャーバンクである。口座顧客はプリペイドカードの利用に加え、銀行振込、口座引落、口座振替などを利用できる。預金保険は85,000ポンドまで。

 

2015年2月創業のモンゾはロンドンが本拠地。これまで12回のラウンドで1.09億ポンドを調達している。

Monzssss

2018年4月11日 (水)

ICOでチャンプKO

ボクシング業界でFloyd Mayweatherを知らない人はいない。5階級でチャンピオンという偉業を成し遂げ、現在はプロモーターとして活躍している。

 

しかし、彼がプロモート(支援)した仮想通貨会社のICOでは、米国証券取引委員会(SEC)によってノックアウトされてしまった。

 

その会社とはセントラテック(Centra Tech)。世界をつなぐ仮想通貨の創造をキャッチフレーズに、カードやモバイルウォレットを提供している。

 

セントラテックの創業者は、VisaやMastercardの支援を受けた新たな技術を開発中という触れ込みでICOを実行。3,200万ドルを調達した。

 

しかしそれはまったくのウソ。有名人に報酬を払い、その有名人のネームバリューで投資家を誘致していた。ICOの募集要項には架空の役員も含まれていた。

 

ICOは金融詐欺が多すぎることから、世界中の国々で規制を強化している。フェイスブックやグーグル、ツイッターはICOの広告を禁止した。

Icoko

2018年4月10日 (火)

韓国でモバイル決済急伸

韓国でモバイル決済市場が堅調だ。オンラインだけでなく、オフラインでも継続して伸びている。

 

eMarketerによると、韓国スマートフォン利用者の31.9%が、オフラインでの商品やサービス購入にモバイル決済を使うと回答している。

 

オフラインで最も多く使われているのが、Samsung Pay。韓国の利用者は1,000万人を超え、2018年3月には170億ドルを超えるトランザクションがあった。オンラインでの利用が多いのはKakao Payだ。

 

韓国銀行によると、2017年のモバイル決済で、毎日200万ドルを超えるトランザクションがあったという。年間の伸び率は147.4%とすごい。

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【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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