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2018年5月

2018年5月21日 (月)

ウォルマートが廃止したMサービス

レジに並びたくない人たちのためにはじめたサービスを、ウォルマートは廃止することになった。その名はScan & Go(スキャン&ゴー)。

 

店舗に設置したモバイル端末で、商品をスキャンし、セルフレジで精算するというものである。自分のスマートフォンでも利用できた。

 

なぜ廃止となったのか。ウォルマートによると、利用者が少なかったから。投資対効果が著しく低かったようだ。

 

全米100店舗で展開すると発表してから、わずか4カ月で廃止してしまった。ウォルマート顧客層へScan & Goの利便性をわかりやすく説明していたのだろうか。

 

アマゾン対抗で、デジタル化を推進しても、顧客がついていかない。そんなアンバランスがリアル店舗のデジタル戦略にみてとれる。

Walsss

2018年5月20日 (日)

ウェルズファーゴが再創業

2018Q1の投資家説明会で、ウェルズファーゴが新しいモバイルアプリを発表した。名付けてPay with Wells Fargo(ペイウィズウェルズファーゴ)。

 

モバイルウォレット機能のほか、銀行口座間送金のZelle、小切手スキャン預金、手数料無料のカードレスATMがつく。

 

まず行員を対象にしたテストを6月からスタートし、2018年末に本格展開する計画だ。

 

ウェルズファーゴはクロスセリングの行員不正で信頼度を失墜。それを挽回するためにRe-Establishedというキャンペーンを実施している。モバイルアプリはその一環。

 

ウェルズファーゴの創業は1852年。2018年を再創業の年として設定した。「あなたの信頼を取り戻すためにしっかり働くことをコミットします」と呼びかけている。

Wesssss

2018年5月19日 (土)

甘い汁を吸うのはどっち?

WSジャーナルによると、アップルはゴールドマンサックスと提携し、2019年にクレジットカードを発行するようだ。Apple Payに連携するプラスチックカードである。

 

なぜこのタイミングでアップルは自社のクレジットカードを発行する必要があるのか。Apple Payは多様なカードと連携できるのが特徴だったはず。

 

アップルは収益に執着心があるようだ。現在米国では、Apple Payを利用するカード発行会社から取扱高の0.15%をもらっている。ゴールドマンの提案はこれより高い手数料を払うというものらしい。

 

とともに、アップルの売り上げにも貢献する。Apple MusicやApple TVなどのサブスクリプション売上を、このクレジットカードで拡大しようという狙いだ。

 

アップルは独自で金融収益を増やすのではなく、ゴールドマンと組んだほうが早いとみた。ゴールドマンの目論見は金利収益。クレジットカードのリボルビング残高をアップル製品の購入やサービスの利用によって、積み上げようという算段だ。

Appsss

2018年5月18日 (金)

Paytmがリカーリング決済開始

インドのモバイル決済Paytmが銀行口座を使ったリカーリング決済を開始した。あらかじめスケジュールを設定しておけば、定期的な支払いや送金ができるようになる。

 

これまでPaytmはAutomatic(オートマティック)というサービスで、個人の支払いスケジュールに合わせた自動リカーリング決済を提供していた。

 

このサービスを利用するには、VisaやMastercardのクレジットかデビットカードとリンクする必要があり、Paytmの銀行口座は使えなかった。これを進化させ、銀行口座も使えるようにしたのである。

 

現在Paytmはインドの銀行間送金決済ネットワークUPIにも接続しているため、Paytm利用者は銀行間送金決済を無料で使える。

Payssss

2018年5月17日 (木)

英国で位置情報活用P2P決済

英国のチャレンジャーバンクが、位置情報を活用したP2P決済を相次いで開始した。リボリュート(Revolut)とモンゾ(Monzo)である。

 

5月4日、リボリュートはNear Me(ニアミー)というサービスを開始した。近くにいるリボリュート顧客に位置情報を活用して送金する。コンタクト履歴やメールアドレス、電話番号などは不要だ。

 

5月7日、モンゾはNearby Friends(ニアバイフレンズ)というサービスを開始。近くにいる友人に送金できるサービスである。

 

モンゾがP2P決済を開始したのは2016年5月。その時は携帯電話番号を使った送金だった。その後改良をつづけ、2016年末には、モンゾ顧客をアプリに表示して送金できるようにした。

 

そしてニアバイフレンズを開始。ブルートゥースを活用し、プライバシーの保護のため、近くにいるモンゾフレンズで、同時にアプリを立ち上げた友人にだけ送金できるようになった。

P2pssss

2018年5月16日 (水)

投資ロビンフッド400億円調達

株式投資手数料無料で急成長している米国のロビンフッド(Robinhood)が3.63億ドル(約400億円)を調達した。今回はシリーズD。

 

既存株主のNEAやThrive Capitalに加え、Iconiq、Sequoia Capital、Capital G、KPCBが参加した。

 

今回の調達により、ロビンフッドの時価総額は56億ドルに達した。1年で4倍という人気ぶりだ。

 

現在ロビンフッドの利用者数は400万人を超える。これはE:Tradeよりも多い。収益源はゴールドコースの月額利用料6ドルと、資金運用益である。

 

ロビンフッドは2013年創業で、本社はパロアルト。これまで5回のラウンドで5.39億ドルを調達している。

Robissss

2018年5月15日 (火)

豪州チャレンジャーバンク免許取得

オーストラリアでチャレンジャーバンクが登場した。その名はボルト銀行(Voltbank)。APRA(オーストラリア健全性規制庁)によって預金引受機関のライセンスを取得した。

 

英国では次々にチャレンジャーバンクが誕生しているが、オーストラリアでは初となる。現在オーストラリアでは4大銀行の寡占状態。金融当局はそこに風穴を開けようとしている。

 

ボルト銀行は2017年創業で、本社はノースシドニー。これまで1,570万ドルを調達している。オーストラリアでは16億円ほどの資本金で銀行が設立できる。

 

2年間は貯蓄預金や定期預金、外貨交換などに限定される免許だが、その後はクレジットカードや住宅ローン、個人ローンなどを提供できるフルライセンスを取得する。

 

創業者兼CEOのスティーブ・ウェストン(Steve Weston)氏は、NABやバークレイズの元役員。オーストラリアでは、大手銀行と顧客の信頼関係が崩れているが、ボルト銀行はそれを修復する、とコメントしている。

Voltssss

2018年5月14日 (月)

HSBCが他行口座管理App

2018年1月13日に英国ではオープンバンキングがスタートした。既存大手銀行にとって、フィンテックやサードパーティへの銀行サービス開放は脅威だった。

 

しかし、大手行も負けてはいない。HSBCは他行口座の管理ができるアプリを全英展開することになった。名付けてConnected Money。

 

競合のサンタンデール、ロイズ、バークレイズなど21行の当座預金、貯蓄預金、住宅ローン、個人ローン、クレジットカードなどを総合的に管理できるアプリである。

 

アプリ名とは別に、口座一元管理の機能をJoined-Up Bankingと名付けている。利用できるのは英国HSBCの当座預金顧客で、オンラインバンキング登録者である。

Hsbcsssss

2018年5月13日 (日)

スクエアがレストランSol開始

mPOSのスクエアがレストラン向けのソリューション(Square for Restaurants)をローンチした。レストラン業務のフルサービスを提供する。

 

テーブル予約から、メニュー作成、注文受付、チェックアウトまでトータルにサポート。なおかつ、スクエアのフードデリバリーサービスCavier(キャビア)とも連動する。

 

利用料は1カ所につき月額60ドル。決済手数料は2.6%+10セントである。2カ所目からは月額40ドルに割引される。

 

スクエアは2014年にCavierを9,000万ドルで買収したが、本業との関連性を疑問視する声が多かった。しかし、このソリューションがローンチしたことによって、決済とフードビジネスとの相乗効果が高まり、Cavierの存在価値も明らかになった。

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2018年5月12日 (土)

アマゾン手数料割引でカード失神

アマゾンは、マーチャントが独自決済サービスAmazon Payを採用すれば、カード手数料を割引する。

 

これまでAmazon Pay採用マーチャントのクレジットカード手数料率は2.9%プラス30セントだった。どこまで割引するかは不明。

 

Amazon Payは2013年にスタート。アマゾンのワンクリック決済を外部マーチャントに開放したサービスである。

 

Amazon Payの利用者は、現在世界で約3,000万人。Amazon Primeの会員は1億人だから、3割がAmazon Payを利用している。

 

Amazon Payはこれまで大手が採用してきたが、狙いは中小マーチャントにまで及ぶ。オンラインだけでなく、リアル店舗も対象だ。

 

既存カード会社やオルタナティブ決済事業者にとっては脅威である。

Amazzssss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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