« 2018年5月 | メイン | 2018年7月 »

2018年6月

2018年6月20日 (水)

決済代行IPOで時価総額1.7兆円

オランダの決済代行会社アディエン(Adyen)は、6月13日にアムステルダムのユーロネクストに上場した。

 

売出価格は240ユーロだったが、400ユーロの初値をつけた。終値は462.50ユーロ、売出価格の2倍弱となった。高値は503.90ユーロ。

 

これにより、時価総額は160億ドル。約1.7兆円になった。

 

2017年の収益は2.18億ユーロ。前年対比38%の伸びだった。取扱高は1,080億ユーロ。前年対比63%アップと飛躍している。

Adyencong

2018年6月19日 (火)

印Visaデビット手数料大幅値下げ

インドVisaはスモールマーチャントがVisaを受け付けられるよう、手数料を大幅に下げた。値引率は最大95%になる。

 

その値引きが適用されるのは、2,000ルピー(約3,300円)以下のトランザクション。つまり少額決済が大幅値引きとなる。

 

カード発行会社はこれまで1件のトランザクションで2.99ルピーの手数料を稼いでいたが、0.15ルピーに値引きされる。アクワイアラはこれまで0.45ルピーだった手数料を0.15ルピーに引き下げられる。

 

日常生活でもっとVisaデビットカードを使ってもらおうという意図だ。しかし、Visaの取り分は0.035%から0.055%に引き上げる。

Vissss

2018年6月18日 (月)

スウェーデン完全キャッシュレスに待った

世界で最もキャッシュレスが進んだスウェーデンで、現金へのアクセスを制度化する議論がもちあがっている。

 

過度なキャッシュレス社会は、デジタル弱者、特に高齢者の生活を抑圧してしまう恐れがあるからである。とともに、システミックリスクへの対応もある。

 

銀行法の見直しをおこなっている議会のリクスバンク委員会は、銀行業務として現金引出と日々の現金受付を義務づける法案を提案した。

 

現在スウェーデンのほとんどの銀行支店では、窓口での現金取扱を中止している。スウェーデン政府が最終的にこの提案を支持するかどうかは未定だ。

Swedsss

2018年6月17日 (日)

IoTで4億アクセプタンス

IoTとAIの浸透で、2022年までに決済アクセプタンスは4億件、支払手段は300億件になる。Visaはそういう予測を立てた。

 

アクセプタンスが増えるにしたがい、決済手段も増えるという。デジタル決済のチャンスはますます拡大する。

 

現在Visaのカード保有者は30億人。カード受付マーチャント数は4,600万件である。それが、それぞれ約10倍になると予測した。

 

Iotssss

2018年6月16日 (土)

相互開放でXボーダー送金決済

国家主導の即時送金決済ネットワークが、クロスボーダー連携へ拡大している。タイとシンガポールが連携したが、今度はインドとシンガポールの政府当局が自国決済システムを相互開放し、クロスボーダー送金をスタートすることになった。

 

相互開放するのは、インドの即時送金決済ネットワークのIMPSと、シンガポールのPayNow。IMPSを運営するNPCIと、PayNowを運営するNETSが提携した。

 

両ネットワークの接続で、インド人はインド政府が推進するRuPayをシンガポールのNETS加盟店で使え、シンガポール人はNETSカードをインドのRuPay加盟店で使える。

今後自国決済ネットワークの相互開放は急速に拡大しそうだ。国際ブランドカードは危機感を募らせるばかりである。

Xsss

2018年6月15日 (金)

アントが140億ドル調達でIPOへ

アリババの金融部隊アントフィナンシャルが140億ドルを調達した。非公開企業の資金調達では過去最大規模となる。

 

100億ドルが米ドル、残り40億ドルが中国元による調達だ。アントフィナンシャルは2019年初頭に香港と中国本土で上場するとみられている。

 

今回調達した資金は、Alipayプラットフォームの国際展開と、金融テクノロジーの開発投資に向ける。収益の65%をテクノロジーにする計画。

 

アントフィナンシャルは中国政府の規制強化により、融資や投資サービスを控え、ITソリューションを銀行などに提供する方向にシフトしている。

Antfss

2018年6月14日 (木)

アマゾンエフェクト住宅保険にも

スマートホームを積極推進するアマゾンが、住宅保険の販売を検討している。ロボットやスマートホーム機器が住宅をモニタリングし、保険料を安くするというもの。

 

この報道を受けて、住宅保険のオーツステートやトラベラーズの株価が微妙に下がった。アマゾンエフェクトに、市場は過敏に反応する。

 

アマゾンは現在住宅監視用のロボットを開発中。今年の年末までに従業員の家庭でテストを実施する計画だ。

 

ロボットにはカメラとセンサーを搭載。煙や一酸化炭素、過剰な熱、騒音などを探知する。家庭の見守りロボットだ。

Amahome

2018年6月13日 (水)

5年以内に非接触決済へ

QR決済かタップ&ゴーの非接触決済か。日本ではこのところQR決済が盛り上がっているが、処理スピードでは非接触決済がまさる。

 

Mastercardは非接触決済推進派だ。2023年までに「タップ&ゴー」を標準にすると発表した。欧州、中東、アジアパシフィック、ラテンアメリカ、そしてアフリカがターゲットだ。なぜか北米が抜けている。

 

そのために、今年10月からカードと端末を非接触決済対応にアップグレードする。現在非接触決済が使える場所は、世界111カ国の約800万カ所。まだまだ使えるところが少ない。

 

カードや端末のアップグレードのコストはMastercard負担ではなく、カード会社の負担だ。Mastercardの思惑どおり、非接触決済は5年以内に世界の決済の主流になるのか。はたまたモバイルQR決済が幅を効かせるのか。目が離せない。

Tapgo1806

2018年6月12日 (火)

ベンツがサブスクリプションへ

車は所有から利用へ、という流れは止まらない。メルセデスベンツは新たなサービスを開始した。

 

Mercedes-Benz Collection(メルセデスベンツコレクション)というサービスだ。まだパイロット段階だが、利用状況をみて本格展開するかどうかを決める。

 

米国のフィラデルフィアとナッシュビルでのパイロット。サブスクリプション契約すれば、ベンツのいろいろな車に乗れるというものである。

 

サブスクリプションのコースは3つ。シグネチャー、リザーブ、そしてプレミアである。各コースに応じて提供される車種が変わる。SUVやセダン、クーペ、カブリオーレ、ワゴン、ロードスターなど。

 

リザーブコースの月額料金は1,595ドル(税抜き)、プレミアコースは2,995ドル(税抜き)である。車の利用料のほか、保険やコンシェルジュサービスも含まれている。支払いはクレジットカードだ。

Carsubsss

2018年6月11日 (月)

シティが英国初OpenBKの免許取得

英国で2018年1月13日にはじまったオープンバンキング。法人向けバンキングサービスで6月4日、シティがPISP(決済指図サービス提供者)として免許を取得した。

 

シティは法人顧客向けに決済と集金サービスのパイロットをスタートする。法人向けのPISPでは英国初だ。

 

シティはオープンバンキングを欧州バンキング領域における革新と位置づけ、今後世界に広がるとみている。オープンバンキングにシティは積極的だ。

 

2017年、シティの財務・貿易ソリューション部隊はCitiConnect APIをローンチ。企業がAPIで簡単に会計システムとシティと接続できるようにしている。

Citisss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

Twitter

Powered by Six Apart