モバイル Feed

2017年6月22日 (木)

PaytmがQRでO2O

インドのモバイル決済サービスPaytmはオンラインモールPaytm Mallも運営している。インドではEコマースが急拡大しているが、この波に乗ろうと、オンラインモール加盟店拡大に動いた。

 

Paytmのリアル加盟店数は、インド政府のキャッシュレス政策によって、わずか数カ月で350万店に拡大した。この中から、オンライン出店を希望するマーチャントに対し、簡単に出店できるサービスを開始したのである。

 

マーチャントは店頭にQRを表示。消費者はこのQRをモバイルでスキャンすれば、Paytm Mallのマーチャントサイトにアクセスし、ショッピングできる。

 

このQRは決済用のものではなく、モール専用のQRで、Paytm Mall QRと呼ばれる。マーチャント固有のQRを発行する。

 

マーチャントは簡単にオンライン販売が可能になり、顧客のリピート率を上げることができる。大手のマーチャントを取り込む戦略ではなく、地域の中小マーチャントをEコマースの主軸に置く戦略だ。

Paytmssssss

2017年6月21日 (水)

PayPal陣営スピード口座送金へ

ペイパルは6月20日、PayPalやVenmo送金の銀行口座受取りをスピードアップすると発表した。米国銀行大手がスタートするモバイル送金サービスZelleやApple Pay送金に対抗するためである。

 

PayPal送金がはじまったのは今から20年前の1998年。その時は「Beam Money」光速送金をうたっていた。PayPal内の口座へは即時に送金されるのだが、銀行口座へその資金を移動するには時間がかかっていた。それを今回解消する。

 

新サービスは、大手行の場合、数分で口座へ送金。中小銀行の場合は30分ほどかかるが、通常1営業日かかっていたものが大幅に短縮される。このスピード送金サービスを利用するためには、VisaやMastercardのデビットカードを紐つける必要がある。

 

通常の送金手数料は無料だが、スピード送金の手数料は1回金につき0.25ドル。競合のSquare Cashは1%である。サービスインは数週間から数カ月後になる模様。対象は米国のPayPal利用者だ。

Paypalssssss

2017年6月18日 (日)

Walmart Payでクレカ即時利用

Walmartのモバイル決済Walmart Payに新機能が追加された。これまでWalmart Payを利用するには、既発行のクレジットやデビット、Walmartのギフトカードなどを登録する必要があった。

 

今回Walmart Payに加わった機能は、ハウスクレカの即時発行。通常はカードを申し込むとプラスチックカードを受取るまで数日かかる。Walmart Payにバーチャルカードを発行することによって、この手間と期間を大幅に削減しようという狙いだ。

 

ハウスクレカの発行会社はシンクロニー(Synchrony Bank)。Mastercardブランドの提携カードと、プライベートブランドの2種類を発行する。

 

Wallssssss

2017年6月13日 (火)

個人間送金Zelleついにデビュー

米国ではモバイル個人間送金が花盛りだ。Apple Payの個人間送金についで、Zelle(ゼル)というモバイル個人間送金がデビューした。

 

ZelleはPayPal傘下のVenmoを意識したもの。米国でモバイル個人間送金といえばVenmo、といわれるほど浸透したサービスだ。

 

これに危機感を抱いた米銀連合が立ち上げたのがZelleである。送金相手の携帯電話番号やEメールへ簡単に送金でき、これらと銀行口座が直結するため、リアルタイムに銀行口座へ送金されるのが特徴。

 

チェイスやバンクオブアメリカ、ウェルズファーゴ、キャピタルワン、シティバンクなど30行以上が参画している。

 

これらのモバイルバンキング利用者数は8,600万人。Zelleは銀行のモバイルバンキングアプリ内で利用する。Zelle単独のアプリは2017年末にリリースされる予定だ。

 

利用料は無料。銀行は独自の個人間送金サービスでフィンテックの脅威をしのごうとしているが、VenmoやApple Payを撃ち落とせるのだろうか。送金プラスαがなければ利用されない。

Zellssssss

2017年6月10日 (土)

頑張るインドのモバイル決済

モディ首相のキャッシュレス政策で、モバイル決済が伸びている。先頭を走るのはPaytmだが、それ以外のモバイル決済も好調だ。

 

Mobikwik(モビクイック)は2009年8月設立で、インドのグルガオンに本拠を構えるベンチャーだ。これまで6回のラウンドで1億2,675万ドルを調達している。

 

利用者数は現在5,500万人。顧客は月間400万人のペースで増加。マーチャントは1日に1万件増えているという。急ピッチで市場を拡大している。遅くとも2019年下半期までには利益を出す計画だ。

 

銀行が運営するUPI(Unified Payments Interface)ベースのモバイル送金決済も好調だ。携帯電話番号で相手の銀行口座間へ簡単に送金できることが受けている。

 

2016年8月にスタートしたサービスで、2016年11月の月間取扱高は1,500万ドルだったが、2017年3月末時点の月間取扱高は3億5,900万ドルになった。5カ月で24倍だ。

Mobikwikssssss

 

2017年6月 7日 (水)

銀聯がQR決済へ

銀聯と中国の商業銀行40行は、QR決済を公式にスタートした。QR決済のサービス名称はCloud Quick Passである。

 

今や中国はQR社会。AlipayやWeChat Payが競ってモバイルQR決済を推進し、銀聯カードの影が薄くなっていた。

 

銀聯はアップルと提携し、NFC非接触のApple Payを担いで巻き返しをはかったが、受付マーチャントが限定的で伸び悩んでいた。

 

銀聯はQR決済を香港やシンガポール、タイ、インドネシア、韓国、オーストラリアにも展開する予定だ。

Cupqr

2017年5月31日 (水)

Paytmが銀行に

インドのモバイル決済サービスPaytmが銀行になった。これまでPaytmはOne97 Communicationが運用していたが、すべてを決済に特化した銀行(Paytm Payments Bank)に移管する。

 

決済に特化しているため、自らは融資や投信の販売はできない。よって、預金はインド国債にすべて投資し、運用益を確保するというビジネスモデルだ。

 

利用者からは手数料をとらない。決済手数料は無料。口座維持費も無料。バーチャルデビットカードも無料である。

 

利益の源泉は、国債の運用益のみ。自国の発展に寄与するための国債を買う。その志が美しい。日本のメガバンクにもみならってほしいものだ。

 

Paytmbank

2017年5月28日 (日)

Android Payさらに5カ国

GoogleはAndroid Payがさらに5カ国で使えるようになると発表した。その5カ国とは、台湾、スペイン、ブラジル、ロシア、そしてカナダ。

 

ロシアでAndroid Payをサポートするのは、Sberbank Rossii、Alfa-Bank、Raiffeisenbank、Tinkoff Bank。ロシアではAndroid端末がスマートフォン市場の87%と圧倒的なシェアを保有している。

 

Android Payは現在、米国、英国、シンガポール、オーストラリア、香港、ポーランド、ニュージランド、アイルランド、日本、ベルギーの10カ国で使える。

 

Apple Payはすでに16カ国で展開している。

 

Android_pay1705

2017年5月27日 (土)

P2P22億円調達を何に使う

モバイルP2P決済が花盛りだ。モバイルP2P決済といえばVenmoやSquare Cash、PayPal me、Chase QuickPay、Paym、Pingit、Swishなどが厳しい競争を繰り広げている。

 

そこへ殴りこんだのがバース(Verse)である。2015年2月の設立で、サンフランシスコとバルセロナに本拠を構えるベンチャー。5月16日にシリーズBで2,050万ドルを調達した。総調達額は3回のラウンドで3,060万ドル。

 

欧州のVenmoをめざすVerseは、現在欧州を中心に27カ国で展開。スペインやイタリア、ポルトガルで強い。今回調達した資金でスイスとノルウェー、さらに中南米のメキシコやブラジル、コロンビアへ進出する計画を立てている。

 

ユニークなのはイベント機能。例えばBBQパーティの開催。日時と場所、そして参加費用を仲間に呼びかけ、Verseで参加費を集められるようにしている。

 

2016年2月にサービスを開始。秋には利用者数が55万人と急拡大。毎月30%増という勢いだ。送受金の手数料が無料という気安さがミレニアルズを中心に受けている。

Verseevent

2017年5月26日 (金)

Apple Pay英国で上昇気流に

Apple Payが英国に上陸したのは2015年。当時Apple Payを受付けるマーチャントは一握りしかなかった。しかも利用制限が30ポンドと厳密に規制されていた。

 

それから2年、英国の非接触決済端末のうち、半数以上がApple Payを受付けられるようになった。と同時に、非接触決済の上限は30ポンドというキャップも撤廃された。

 

なぜ撤廃されたかというと、Apple Payは利用時に指紋認証やパスコード認証するからである。非接触カードの場合はPIN入力を省略するためにキャップを設けていた。

 

2016年、英国でのApple Pay取扱件数は300%も成長した。現在絵英国銀行23行がApple Payサービスを提供している。

 

非接触決済の上限撤廃で、Apple Payをはじめ、モバイル決済の多くがカードを押しのけて決済の主流に躍り出るだろう。

Ukapplepay

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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