ニューペイメント Feed

2017年11月18日 (土)

苦悩つづきの米国百貨店

米国百貨店の第3四半期業績は厳しい。顧客離れが進み、売上減少から脱却できない状態にある。

 

メイシーズの第3四半期売上は前年同期比4%のマイナスになった。第2四半期はマイナス2.8%、第1四半期は5.2%マイナスだった。連続マイナスがつづいている。

 

JCペニーの第3四半期売上は、前年同期比1.8%ダウン。2017年に130店舗ほどを閉鎖した影響が出たようだ。

 

ノードストロームの第3四半期売上は2%増えたが、既存店売上は0.9%マイナスだった。売上増は新店舗が寄与している。

 

この状況を打開するため、メイシーズはロイヤルティプログラムを刷新。優良顧客との関係強化に動いた。ノードストロームは新規出店とサービス拡充を進めている。

 

JCペニーはEコマース投資を推進。オンライン注文の30%を店頭でピックアップできるようにした。米国の百貨店はアマゾン対応に必死だ。

Usdepartmentstrugglepng

2017年11月17日 (金)

グループギフトに応えてマネープールズ

クリスマスシーズンになると米国人のストレスが高まる。誰に何を贈ろうか、予算はいくらにすればいいか、などというストレスに悩まされている米国人が52%もいることがわかった。逆にこれが楽しいと感じている人は32%だった。

 

ギフト購入にあたって、友人や家族などグループで資金をプールするという人は33%いた。このニーズに応え、ペイパルはマネープールズ(Money Pools)というサービスをはじめた。

 

マネープールズには集金機能や追跡機能がついている。利用料は無料だ。マネープールズの設定は簡単。PayPal口座にログインし、「Your Pools」をクリックする(米国のみ)。

 

指示にしたがって、グループギフトの名前、金額目標、いつ必要かなどを入力する。そのプールにカバー写真を添付することも可能だ。

 

マネープールズの設定が完了したら、グループメンバーへテキストメッセージや電子メール、Facebook、Twitterなどでリンクする。メンバーがPayPal口座をもっていない場合、簡単に口座開設ができる。

Paypalsss

2017年11月13日 (月)

Messenger決済が英国上陸

フェイスブックのMessenger決済は、現在米国のみの利用となっているが、次の展開国として英国を選んだ。英国にはモバイルに精通した利用者が多いからである。

 

Messenger決済が米国でスタートしたのは2015年。友達とチャットしながら送金できることから、広く使われている。1回あたりの送金額は50ドル以下だという。

 

英国では2014年にスタートしたモバイル送金決済のPaym(ペイエム)がある。現在登録者数は400万人。スタートから今までの3年半に送金された額は4億ポンド、約600億円しかない。

 

米国のVenmoは2017年第3四半期だけで90億ドル、約1兆円を超えている。PaymとVenmoの違いはチャットの有無と、顧客との直接関係。Paymは英国の銀行アプリの中で使われるため、顧客にブランドがリーチしていない。

 

何はともあれ、Messenger決済の上陸で英国のモバイル決済風景が変わるかもしれない。会話の中から送金が生まれ、会話の間に決済が走る。Messenger決済の利用料は無料である。

Messenger

2017年11月11日 (土)

Visa欧州でRT決済推進の理由

欧州決済協議会はEU圏内でのリアルタイム送金サービス(SEPA Instant Credit Transfer:ICT)を11月にスタート。欧州全域の銀行口座送金がモバイルやオンラインで簡単にできるようになる。

 

これによって欧州の銀行は、VisaやMastercardなど国際ブランドネットワークを介さないリアルタイム決済が可能になる。

 

これに危機感を覚えたVisaはリアルタイム決済プラットフォームを構築。ICTに対抗する体制を整えた。P2P、B2C、B2Bの送金決済が可能になる。

 

欧州で展開するにあたり、Visaはワールドペイと提携。マーチャントが消費者にリアルタイム決済ができる機能を装備する。とともに、銀行やマーチャントがこのサービスを簡単に実装できるよう、APIを公開する。

 

さらに、欧州Visaはカード発行会社に対し、2018年10月までに、リアルタイム決済を可能にするよう要請した。

Visss

2017年11月 3日 (金)

Squareが新レジスター発売

mPOSソリューションのスクエアが新しいRegister(レジスター)をリリースした。スクエアの独自POSソフトを搭載したハードウェアである。

 

タブレットを組み込んだスタンドと決済端末のセット。決済端末は非接触とIC、時期ストライプのすべてに対応し、スタンドと一体化できる仕様になっている。

 

スクエアはマーチャントとの数年にわたる協業を通じた考察をもとにRegisterを開発した。狭いカウンターの有効活用、見栄え、ネット環境など、やはりマーチャントの声を聞くことが大切だ。

 

ソフトウェアは自動更新、イーサネット、Wi-Fi、オフラインモード、5つのUSBポートなどを完備。2年間の無料保証をつけている。

 

価格は999ドル。49ドルの24カ月払いというオプションもつけている。決済手数料は2.5%と10セントである。対象は中堅から大手のマーチャント。

Squarereg1

2017年11月 1日 (水)

スマートホーム機器の普及が加速

部屋の明かり、空調、洗濯、掃除…。これまでスイッチのオンオフなどの作業が必要だった家電などが、音声でコントロールするスマートホーム機器にかわりつつある。それも急速に。

 

調査会社のフォレスターは、スマートスピーカーを搭載したスマートホーム機器が2022年までに全世界で2億4,400万台になると予測した。

 

2016年現在の普及台数は2,400万台。そのうちアマゾンエコーが約半数を占めている。2017年の予測は2倍だ。音声コントロールのスマートホーム機器はアマゾンが牽引する。

 

フォレスターによると、米国のアマゾンプライム会員は4,800万人。2017年は会員の28%がエコーを保有、2022年には61%に拡大するとみている。

Connectedhome

2017年10月24日 (火)

アマゾンがティーンズ口座新設

アマゾンは13歳から17歳のティーンズを対象に、利便性の高いショッピング方法を提供する。これまでは親のアカウントを使ってログインしていたが、これからは自分のアカウントでログインできるようになる。

 

子供の口座は親の口座と紐ついているため、子供が利用すれば、親に通知が届く。親は注文を承認したり、1回の注文の限度額を事前に設定したりできる。

 

通知内容は、購入アイテム、価格、配送先住所、そして決済情報。テキストメッセージやE-mailで届く。子供は購入理由、例えば「授業で必要な本」というコメントをつけられる。

 

親はテキストメッセージで承認。あるいは、直接注文ページにアクセスし、内容を詳しく確かめてから承認することも可能だ。

 

親がプライム会員であれば、子供も追加料金なしでプライム特典を利用できる。プライム配送、プライムビデオ、ゲームなどは無料。

 

アマゾン経済圏での子供のショッピング売上を拡大する狙いだ。将来の優良顧客の早期囲い込みである。

Amassss

2017年10月11日 (水)

豪州でリアルタイム決済スタート

日本はこれから冬の準備がはじまるが、南半球は夏に向かう。そのピーク、2018年1月26日(金)のオーストラリアデー(Australia Day)から、オーストラリアで新たな金融サービスがスタートする。

 

そのサービスとは、銀行間のリアルタイム送金決済。モバイル番号で簡単に送金決済できるようになる。このプロジェクトを支えるのが10億ドルをかけた新決済プラットフォーム(New Payments Platform: NPP)だ。

 

利用者は24時間、365日、個人から個人、個人から法人、法人から個人の銀行口座に送金できるようになる。このプラットフォームに接続した銀行間であれば、他行宛もリアルタイムだ。

 

銀行口座番号の代わりに携帯電話番号のようなPayIDを使って送金する。その際、280字までのメッセージをつけられる。年齢制限は18歳以上。

 

2017年11月からは特定の銀行員を対象に限定リリース。2018年1月26日からは一般開放となる。

 

このサービスの先鞭をつけたのは、英国のPaym(ペイエム)。スウェーデンではSwish(スウィッシュ)、米国ではZelle(ゼル)が同様のサービスを提供している。

Ausssss

2017年10月10日 (火)

ワールドペイがIoT決済へ

英国大手決済プロセサーのワールドペイは、IoT決済のための開発キットを開発している。ネーミングはWorldpay Within(ワールドペイ・ウイズイン)。

 

これを使うと、スマートホームやコネクティッドカーなどのIoT機器で決済できるようになる。2017年末までにインターネットに接続される機器数は200億になると予測されている。

 

英国消費者を対象にした調査では、スマートディバイスでの注文決済は便利だと回答した人は23%だった。半数はメリットがわからないと答えている。

 

スマート機器を活用した決済に対する英国消費者の不安が大きい。個人情報がシェアされるのではというのが78%。ハッキングの可能性があるが77%だった。

Worldsss

2017年10月 8日 (日)

バークレイカードは非接触マニア?

英国バークレイカードは非接触決済に力を入れている。英国では非接触決済の利用が急上昇しているからだ。

 

力を入れているといっても、非接触カードを発行しているのではない。ウェアラブルに力を入れている。

 

シトロエンから独立したラグジュアリーブランドのDSオートモービルズと提携し、9月初旬に車の鍵で非接触決済ができるものを開発。DCKでは非接触決済の宝飾品、Topshopでは非接触決済のファッションアクセサリーをリリースしている。

 

そして今度は時計のタイメックスと提携。非接触決済時計を開発した。時計の中に非接触決済機能を埋め込むのではなく、ストラップにつけた。

 

時計の名称はフェアフィールド・コンタクトレス(Fairfield Contactless)で、価格は159ポンド。ストラップは別売りのオプションもある。

 

バークレイカードはなぜ、9月にこれだけの非接触決済アイテムを揃えたのか。それはバークレイカードが英国ではじめて非接触カードを発行して10周年を迎えたからである。

Barclaycontactless

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

Twitter

Powered by Six Apart