ニューペイメント Feed

2018年5月26日 (土)

ペイパルiZettle買収のうま味

ペイパルが大型買収に動いた。相手はアイゼトル(iZettle)。欧州と南米でスモールビジネス向けmPOSを展開している会社である。

 

買収価格は22億ドル(2,500億円弱)で、ペイパルの買収では過去最高値。買収完了予定は2018年第3四半期。すべて現金での取引となる。

 

ペイパルにとってアイゼトルの買収は、欧州の強化と、リアル世界でのマーチャント獲得に有効。そうなれば世界中のオンラインショップとリアル店舗で、ペイパルの独自モバイル決済を広められる。

アイゼトルの2018年の取扱高見込みは60億ドル、売上は1.65億ドル。まずはトップラインにこれを乗せられる。

Paysss

 

2018年5月24日 (木)

ダンスケ銀行がPFMへ投資

デンマークのダンスケ銀行は、Spiir(スピア)に数百万クローネを投資した。1クローネは17.5円だから、数千万円から数億円の投資になる。

 

スピアは2011年創業。デンマークで口座統合サービス(PFM)を提供している。

 

現在利用者は20万人。消費者の利用状況をモニタリングし、固定費を下げるための解決法をみつけてくれると好評だ。

 

スピアは欧州の決済サービス指令(PSD2)の施行に先だち、独自のノルディックAPIゲートウェイを構築している。ダンスケ銀行はここに目をつけた。

Danskssss

2018年5月17日 (木)

英国で位置情報活用P2P決済

英国のチャレンジャーバンクが、位置情報を活用したP2P決済を相次いで開始した。リボリュート(Revolut)とモンゾ(Monzo)である。

 

5月4日、リボリュートはNear Me(ニアミー)というサービスを開始した。近くにいるリボリュート顧客に位置情報を活用して送金する。コンタクト履歴やメールアドレス、電話番号などは不要だ。

 

5月7日、モンゾはNearby Friends(ニアバイフレンズ)というサービスを開始。近くにいる友人に送金できるサービスである。

 

モンゾがP2P決済を開始したのは2016年5月。その時は携帯電話番号を使った送金だった。その後改良をつづけ、2016年末には、モンゾ顧客をアプリに表示して送金できるようにした。

 

そしてニアバイフレンズを開始。ブルートゥースを活用し、プライバシーの保護のため、近くにいるモンゾフレンズで、同時にアプリを立ち上げた友人にだけ送金できるようになった。

P2pssss

2018年5月13日 (日)

スクエアがレストランSol開始

mPOSのスクエアがレストラン向けのソリューション(Square for Restaurants)をローンチした。レストラン業務のフルサービスを提供する。

 

テーブル予約から、メニュー作成、注文受付、チェックアウトまでトータルにサポート。なおかつ、スクエアのフードデリバリーサービスCavier(キャビア)とも連動する。

 

利用料は1カ所につき月額60ドル。決済手数料は2.6%+10セントである。2カ所目からは月額40ドルに割引される。

 

スクエアは2014年にCavierを9,000万ドルで買収したが、本業との関連性を疑問視する声が多かった。しかし、このソリューションがローンチしたことによって、決済とフードビジネスとの相乗効果が高まり、Cavierの存在価値も明らかになった。

1

2018年5月12日 (土)

アマゾン手数料割引でカード失神

アマゾンは、マーチャントが独自決済サービスAmazon Payを採用すれば、カード手数料を割引する。

 

これまでAmazon Pay採用マーチャントのクレジットカード手数料率は2.9%プラス30セントだった。どこまで割引するかは不明。

 

Amazon Payは2013年にスタート。アマゾンのワンクリック決済を外部マーチャントに開放したサービスである。

 

Amazon Payの利用者は、現在世界で約3,000万人。Amazon Primeの会員は1億人だから、3割がAmazon Payを利用している。

 

Amazon Payはこれまで大手が採用してきたが、狙いは中小マーチャントにまで及ぶ。オンラインだけでなく、リアル店舗も対象だ。

 

既存カード会社やオルタナティブ決済事業者にとっては脅威である。

Amazzssss

2018年5月11日 (金)

20年以内にクレカがなくなる

今後20年以内にクレジットカードがなくなるだろう。ペイパルCEOのダンシュルマン氏は、ニューヨークで開かれた投資家向けブーツキャンプでそう語った。

 

その理由はスマートフォンの普及であり、IoTの浸透だ。2025年までに、約1,000億のディバイスがネットワークにつながる。

 

このネットワークを利用した決済は、瞬時にトランザクションデータを取得、加工して、新たな価値提案ができるようになる。オープンAPIで、色々なサービスと簡単に連携し、多様な価値提案が可能になっている。

 

既存クレジットカードの決済ネットワークは古い。そうシュルマンCEOは考えているようだ。

Cardmandisappear

2018年5月 9日 (水)

バイドゥが金融部門売却

中国検索最大手のバイドゥが金融部門(Financial Service Group:FSG)の大半(58%)を売却することになった。バイドゥの金融サービスは、ウォレットやクレジット、資産管理などを提供している。

 

売却先はプライベートエクイティファンドのカーライルやTPG。Taikang GroupやABC Internationalなども参加する。金額は19億ドルになる模様。

 

バイドゥはこの資金で、フィンテック経済圏への投資を加速。アリババやテンセントとの競争に参戦できる体制を敷く。

 

売却完了は2018年第2四半期。FSGのブランドはDu Xiaoman Financialに変更、新たな独立企業としてスタートするようだ。CEOはバイドゥから出す。

Baidussss

2018年5月 8日 (火)

綱渡りの決済カード

銀行の78%、マーチャントの68%は、リアルタイム決済とオープンバンキングによって、既存決済カードの重要性の希薄化が加速すると回答した。

 

調査したのは、ACI Worldwideで、レポートタイトルは「2018グローバル決済インサイト調査:リテールバンキング」。調査対象は、金融機関やマーチャント、請求会社のエグゼクティブである。

 

エリア別にみると、既存決済カードの希薄化に対する意見が最も多かったのが欧州の銀行で83%。ついでアジアが76%、米国が73%だった。マーチャントではアジアが74%で最も高く、欧州が68%、米国が66%だった。

 

アジアでは銀行もマーチャントも70%代で高い。このエリアではQRコード決済が既存カード決済シェアを侵食している。

Tightsss

2018年5月 6日 (日)

キャッシュバックが4,400万ドル調達

ポイントでもなく、クーポンでもない。キャッシュバックだけに絞ったモバイルアプリDosh(ドゥシュ)が4,400万ドルを調達した。

 

クレジットかデビットカードをアプリに登録。Doshの開拓したマーチャントでカードを使えば、自動的にキャッシュバックがもらえる。

 

ショップや食事は最大10%、ホテルは平均13%のキャッシュバック率である。キャッシュバックで貯めた現金は、銀行口座かPayPal口座へ送金できる。チャリティへの寄付も可能だ。

 

Doshには、Walmart、Target 、Gap、Forever 21、Sam’s Club、Nike、などの大手をはじめ、ホテルではHiltonやMarriott、Four Seasonsも参加している。

 

Doshは2016年4月の創業で、本社はオースチン。これまで8回のラウンドで5,600万ドルを調達している。今回のシリーズAラウンドでは、ペイパルとGoodwaterがリードした。

Doshhp1804

2018年5月 5日 (土)

Squareがまたまた買収

mPOSソリューションのスクエアが買収を加速している。そこには、マーチャント向けのサービスを充実させるとともに、黒字転換をめざす強い意志がうかがわれる。

 

4月19日には企業向けケータリングのゼッチィ(Zesty)買収を発表。その1週間後の4月26日には、オンラインストアやウェブ構築が簡単にできるツールを提供しているウィーブリー(Weebly)の買収を発表した。

 

この買収によって、スクエアはマーチャントにオムニチャネルのビジネスを提供できるようになる。スマートフォンが普及し、IoTを活用したスマートホームが広がりはじめた現在、オンラインとリアルを融合したサービスは、マーチャントにとって不可欠となっている。

 

オンラインで注文や予約、支払いを完了。リアル店舗で商品やサービスを受ける、という生活動線が当たり前になってきた。ウィーブリーのツールを使えば、オムニチャネルビジネスに合わせたウェブやオンラインショップが簡単に作成できる。

Sukussss

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

Twitter

Powered by Six Apart