アクワイアリング Feed

2018年11月 6日 (火)

BoAがフルサービスのレストランPOS

バンクオブアメリカのアクワイアリング部門マーチャントサービスは、レストラン向けのサービスを強化するため、タレッチ(talech)と提携した。

 

タレッチは、2012年創業のFinTechベンチャーで、本拠はパロアルト。中小小売やレストランにクラウドでmPOSソリューションを提供している。これまで5回のラウンドで、調達した資金は2,000万ドルだ

 

ターゲットはレストランやバーで、多店舗展開しているところも含む。レストラン業界の競争は厳しく、サービスの充実が求められている。

タレッチのデータ分析レポートで、レストラン経営者は営業状況を詳細に理解できる。

Boasss

2018年10月 5日 (金)

ストライプ時価総額200億ドルへ

昨日のブログでストライプの時価総額を90億ドルと記載したが、その後2.45億ドルの資金を調達し、時価総額が一気に200億ドル(2.2兆円)になった。

 

リードしたのはTiger Global Management。これまでAndreessen HorowitzやKleiner Perkins、Khosla Venturesなどが投資。今回新規にSequoiaとDST Globalも加わった。

 

コードペーストで簡単に決済システムと接続できるサービスで伸びてきたストライプ。2.2兆円の時価総額となったが、決済代行手数料には強い下げ圧力がかかっている。

 

トップラインを伸ばすため、カード発行サービスや融資を考えているが、その可能性は未知数だ。

Stsss

2018年7月27日 (金)

英国カード規制強化か

カードビジネスはまたまた苦境に立たされることになりそうだ。英国決済システム規制当局(PSR)は、小売業からの訴訟を受け、カードアクワイアリング市場の調査を実施することになった。

 

英国では2017年、デビットカード決済件数は132億件。クレジットカードは31億件だった。デビットカードは取扱件数ではじめて現金を抜いた。

 

PSRはこの調査が、アクワイアリングの競争力があるかどうか、マーチャントや最終的には消費者の利益になるかどうかを見極めるとしている。

 

特にEUが課したカードIRF規制にアクワイアラがあぐらをかいているのではないか、という点に照準を合わせている。スモールビジネスはアクワイアリング市場の競争が働かないため、「重大な障害」に苦しんでいるという。

Ukssss

2018年6月30日 (土)

ペイパルの協調的買収

ペイパルがまたまた買収を発表した。今度のターゲットは、リスクマネジメントのフィンテックだ。

 

その名はシミリティ(Simility)。2014年5月1日の創業で、本社はパロアルト。

 

シミリティはこれまで4回のラウンドで2,470万ドルを調達している。直近のシリーズBラウンド(2017年12月)では、ペイパルも投資家として参加している。

 

この半年間シミリティの詳細を投資家として評価し、今回の買収となったのだろう。買収額は1.2億ドルで、現金での支払いとなる。

 

5月以降、アイゼトル、ジェットロア、ハイパーウォレット、そして今回のシミリティと次々に買収しているが、その狙いは何か。ビルレディ(Bill Ready)COOは、PayPal Storiesで次のように語っている。

 

「(ペイパルが)グローバルコマースのワンストップソリューションになるために、マーチャントに提供できる一連のサービスを強化する協調的な取り組みの一環である」と。

 

協調的な取り組みとは、音楽バンドのメンバー集めのようなもの。マーチャントのコマース拡大のために必要なピースを、買収によって集めているのである。

Paysss

2018年1月30日 (火)

WeChat Payイタリアで

2017年にイタリアを訪れた中国人旅行者は379万人、前年比5%増だった。今後、中国人旅行者はイタリアでモバイル決済のWeChat Payが利用できるようになる。

 

WeChat Payを運用するテンセントは、イタリアのデジタルリテックス(Digital Retex)、そしてドコモデジタルと提携し、イタリアでの加盟店開拓を強化する。

 

WeChatは中国で最大のチャットアプリ。月間稼働利用者は9.8億人。大都市での市場シェアは93%と独占状態だ。2017年、WeChat Payのトランザクション件数は毎分100万件を超えた。

 

WeChat Pay利用者の多くはミレニアルズと呼ばれる若年層。デジタルに強い世代で、高額所得者が多い。WeChat Payはイタリアを足がかりに欧州全域への展開を加速する。

Wechat_payitaly

2017年12月22日 (金)

TSYSが買収したアクワイアリング会社

世界的な決済ソリューション会社TSYSが同業のCayanを買収すると発表した。買収額は10.5億ドル、現金での取引になる。買収は2018年第1四半期に完了する予定。

 

Cayanはアクワイアリングが主力業務。米国で7万店のマーチャントと100件強の会社に決済サービスを提供している。

 

TSYSはこの買収によって、スモールビジネスや中堅マーチャントを拡大。Cayanのもつカスタマイズのノウハウを吸収する。

 

Cayanはクラウドベースのサービスを提供。マーチャントに対し、オンラインとオフラインを統合したビジネスや、自動発注、事前予約注文などきめ細かなサービスを提供している。

Cayanssss

2017年9月10日 (日)

スクエアが英国にポップアップ

英国ウェストミッドランドの人たちのキャッシュレス派、それとも現金派。2017年3月に英国市場に参入したスクエアが調査した。

 

その結果、もしウェストミッドランドでカード決済できるなら、地域でショッピングする、と回答した人は63%になった。現金派はわずか27%だった。

 

しかしマーチャントの回答は色合いがちがう。もしカードを受付けなかったとしても売上に影響ない、と考えている店主は半数以上になった。

 

この調査を受け、スクエアはバーミンガムのクレートウェスタンアーケードにポップアップショップをオープンする。期日は9月16日まで。

 

ここでスクエアの商品やサービスの質問を受付けるほか、各種イベントを計画している。ソーシャルメディアの活用法、IT活用法、フードビジネス成功の鍵などのイベントだ。

 

Squareppup

2017年9月 9日 (土)

Netsに50億ドルの買収提案

デンマークの決済処理会社ネッツ(Nets)に買収の噂が立っている。プライベートエクイティや決済処理会社が申し入れをしているようだ。

 

もしこの買収が実行されれば、ネッツの買収額は50億ドル(5,500億円)になる見込み。

 

直近の大型買収は、2017年8月の英国ワールドペイ買収案件。米国の決済処理会社バンティフが103.5億ドルで買収した。

 

決済処理会社の買収がここにきて盛り上がっているのは、規模の拡大によって、投資開発コストを削減し、利益があがる体質に転換したいというニーズがあるため。

 

プライベートエクイティにとって、エクジットが確実に見込めるグロース企業はおいしい。ネッツは2003年の創業で、デンマーク証券取引所に上場している。

Netsssss

2017年8月14日 (月)

FDのCloverは四つ葉のクローバーか

世界最大の決済プロセッサーであるファーストデータ(FD)が、mPOSのClover(クローバー)を買収したのは2012年末。アクワイアラとして全米トップの地位を不動のものにするためであった。

 

しかし、スモールビジネスを対象にしたmPOSビジネスは収益性が低く、巨艦ファーストデータにとってはサイドビジネス的な存在だった。

 

そのCloverがようやく収益に貢献してきたようだ。これまで出荷したClover端末は35万台。年間450億ドルの取扱高(売上ではない)になった。前年対比75%アップである。

 

当初はスモールビジネスやファストフードでの導入が多かったが、最近では中堅企業やその他のセグメントでも導入が増えている。そのためCloverの成長スピードが、思った以上に加速しているのである。

 

現在は米国、英国、アイルランドで営業しているが、今後はラテンアメリカやアジア市場も視野に入れて展開する計画だ。シリコンバレーにはCloverのアプリケーション開発者200人を抱えている。

 

Cloverssss

2017年6月 9日 (金)

米国で店舗閉鎖深刻

米国の小売店舗閉鎖がとまらない。クレディスイスの試算によると、2017年末までに8,600店舗が閉鎖される見込みだ。リーマンショックの2008年でさえ、6,163店舗の閉鎖だった。

 

特に大手小売店舗の閉鎖が加速している。メイシーズやJCペニー、シアーズ、ルー21、マイケルコース、べべなどは不採算店舗をつぎつぎに閉鎖している。

 

大型店の多くはショッピングモールの核となっているため、モール自体の閉鎖にもつながっている。クレディスイスは今後5年間で、モールの20%から25%が閉鎖されると予測。モール数に直すと、220から275件となる。

 

小売業界はアマゾンのせいにしたがるが、顧客を惹きつけられない小売店舗が悪い。モールは画一的で、どこへ行っても同じ店舗構成と品揃えだ。

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【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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