送金サービス Feed

2017年5月27日 (土)

P2P22億円調達を何に使う

モバイルP2P決済が花盛りだ。モバイルP2P決済といえばVenmoやSquare Cash、PayPal me、Chase QuickPay、Paym、Pingit、Swishなどが厳しい競争を繰り広げている。

 

そこへ殴りこんだのがバース(Verse)である。2015年2月の設立で、サンフランシスコとバルセロナに本拠を構えるベンチャー。5月16日にシリーズBで2,050万ドルを調達した。総調達額は3回のラウンドで3,060万ドル。

 

欧州のVenmoをめざすVerseは、現在欧州を中心に27カ国で展開。スペインやイタリア、ポルトガルで強い。今回調達した資金でスイスとノルウェー、さらに中南米のメキシコやブラジル、コロンビアへ進出する計画を立てている。

 

ユニークなのはイベント機能。例えばBBQパーティの開催。日時と場所、そして参加費用を仲間に呼びかけ、Verseで参加費を集められるようにしている。

 

2016年2月にサービスを開始。秋には利用者数が55万人と急拡大。毎月30%増という勢いだ。送受金の手数料が無料という気安さがミレニアルズを中心に受けている。

Verseevent

2017年5月 8日 (月)

テンセントが出資した豪州国際送金決済

国際送金決済分野への投資がホットだ。豪州の国際送金決済のAirwallex(エアーウォレックス)が、シリーズAで1,300万ドルの資金調達に成功した。

 

エアーウォレックスは2015年創業のスタートアップ。本社はメルボルンで、今回と合わせ2回のラウンドで1,600万ドルを調達している。

 

今回の調達をリードしたのはテンセント。Mastercardやセコイアキャピタルも参加している。

 

エアーウォレックスのターゲットはビジネス。現在100カ国強に企業間の国際決済サービスを提供している。

 

強みは3つ。格安の為替レート、低リスク、そして透明性の高いプライシングである。為替レートは世界最安値のFXを利用、マークアップなしだ。

 

APIを提供し、企業が簡単に自社システムと接続できるようにしている。2016年Mastercardフィンテックベンチャー育成プログラムのStart Pathに選ばれた関係で、Mastercardも投資している。

Airwallexssssss

2017年5月 5日 (金)

Walmartが格安送金サービス

Walmartは3年前に店頭を利用した送金サービスWalmart2Walmartをスタート。その安さと簡便さが受けて大ヒット。

 

Walmart顧客はこのサービスを利用することによって、約5億ドルの手数料を節約できた、とWalmartは報告している。

 

これをさらに進化させたサービスがスタートした。送金サービスのRia Money TransferやAmexとの提携サービスである。

 

とにかく安い。競合サービスと比較すると、20%から90%も安くなる。送金手数料はどこのWalmartでも同じ。競合サービスは場所によってバラバラの価格設定をしているため、わかりにくい。

 

Amexとの提携サービスはBluebird2Walmart Money Transfer Service。送金者はAmexが提供するプリペイドカードBluebird口座から送金。受け手はWalmart店頭で現金を受け取れるというサービスだ。

Walmart2walmartsss

2017年4月17日 (月)

モバイル送金決済が生活に浸透

2016年米国でモバイル送金決済やオンライン送金を利用して割り勘や決済した額は1,470億ドルになった。調査会社のAite Groupが発表した。

 

この伸びはすごい。2015年対比47%もアップしたのだ。成長の背景はふたつ。スマートフォンをWalletとして使うという習慣がついてきたこと。そしてミレニアルズは現金を持ちたがらないことである。

 

Aite Groupは今後モバイル送金決済が一般化するとみて、2020年にはモバイル送金決済が3,170億ドルになると予測する。2016年対比2.2倍だ。

 

現在モバイル送金決済を利用している米国人はまだ11%。2020年までには35%に増えると推測している。

Mobilesend

2017年4月11日 (火)

Apple Payで国際送金

世界最大の国際送金会社ウェスタンユニオンは、Apple Payでの国際送金をスタートすると発表した。米国の利用者は世界200の国と地域に送金できるようになる。

 

ウェスタンユニオンのモバイルアプリから、送金先と送金額を入力し、支払いにApple Payを使う。Apple PayはタッチIDで簡単に支払えるから便利。ウェスタンユニオンのアプリ内で決済できる。

 

ウェスタンユニオンのデジタル送金のうち60%はモバイルを使ったもの。その決済でのスピードをApple Payで速めた。現在は米国でのサービスだが、今年の後半には英国でもスタートする計画だ。

 

世界中でApple Payを使っている人は、iPhoneユーザー6.8億人の13%ほど。9,000万人弱になる。米国でのApple Pay受付マーチャント数は400万件弱で、着実に増えている。

Westernapplepay

2017年4月 1日 (土)

フィンテックが銀行を射止めた

スウェーデンのストックホルムに本拠を構えるフィンテックが、銀行と提携し事業拡大することになった。そのフィンテックとはBetalo(ベタロ)。モバイル送金決済を提供している。

 

Betaloは2012年の操業で、国際送金を柱に個人間送金や請求支払いサービスを提供している。スウェーデンからの国際送金は、米国やドイツ、フランスなど世界35カ国へ可能だ。

 

すでに4万人の利用者を抱え、これまで10億クローナ(約126億円)を送金している。

 

提携した銀行はNordea銀行で、180万人の個人顧客を保有。Betaloはこの180万人にモバイル送金・決済を提供する。マーケティングはNordeaの役割だ。

Betalosssss

2017年3月29日 (水)

イタリアのP2Pが欧州第2位に躍進

イタリアでP2Pモバイル送金決済が顧客数を拡大している。その名はJiffy(ジフィ)。SIAが開発したサービスだ。

 

携帯電話番号で簡単に送受金できるのが受けて、利用者は2017年3月現在420万人になった。

 

欧州最大のP2Pモバイル送金決済サービスはスウェーデンのSwish(スウィッシュ)で500万人。Jiffyは英国のPaym(ペイエム)の350万人を抜いて2位に躍り出た。

 

Jiffyのモバイル送金単価は50ユーロだが、25ユーロ以下の少額送金が全体の40%を占めている。

現在イタリアの銀行23行がSIAに接続している。これらの口座総数は3,200万口座。全口座数の80%をカバーしている。Jiffyがイタリアから欧州全域にサービスを拡大すれば、4億口座が対象となる。Jiffyが伸びる余地は十分ある。

 

Jiffy

2017年3月22日 (水)

チェイスのP2PはVenmoよりすごい

米国でP2P送金といえばVenmoだが、メガバンクも負けてはいない。チェイスは2016第4四半期の投資家説明会でモバイルP2P送金の実績を発表した。

 

チェイスのP2P送金はQuickPay(クイックペイ)というサービス。相手のモバイル番号やE-mailへ簡単に送金できる。全米の銀行ネットワーク(CXC)と接続しているため、他行の口座保有者へもスピーディに送金できるのが強み。

 

2016年第4四半期のアクティブユーザー数は400万人。1年間のトランザクション件数は9,400万件、取扱高は280億ドル(約3兆円)で年間成長率は38%だった。

 

Venmoの2016年取扱高は176億ドルだから、チェイスはVenmoの1.6倍になる。Venmoの手数料は無料。銀行としては送金手数料を取りたいところだが、対抗上無料にしている。

Chasesssssss

2017年3月17日 (金)

GVが国際送金Veemへ投資

Google VenturesやオーストラリアのNAB、日本のSBI投資などが、国際送金決済ビーム(Veem)へ2,400万ドルを投資した。

 

サンフランシスコのフィンテックベンチャーで、創業は2012年。今回はラウンドB。これまで5回のラウンドで4,425万ドルを調達している。

 

ビームが対象としているのは、個人ではなく、スモールビジネス。国際間取引での支払いや請求サービスを提供している。現在60カ国に対応。

 

ユニークなのはブロックチェーンをベースにしていたこと。だからスモールビジネスでも安く国際送金決済ができるという触れ込みだ。現在はビットコインではなく、通常の通貨に切り替えているようだ。

 

送金手数料は無料だが、為替手数料が1.5%から1.9%かかる。さらに受金者には15ドルの手数料がかかる。結局ブロックチェーンやビットコインは使いモノにならなかったのだろうか。

Veemssssss

2017年3月16日 (木)

アルファベットが国際送金PFへ投資

アルファベットのベンチャー投資部門GVは、英国のカレンシークラウド(Currencycloud)へ2,500万ドルの投資をリードした。今回はシリーズD。これまで5回のラウンドで総額5,924万ドルを調達している。

 

カレンシークラウドは創業2012年のフィンテックベンチャー。ロンドンに本拠を構え、国際送金のプラットフォームを送金や決済事業者に提要している。

 

顧客には国際送金のアジモ(Azimo)や、外貨両替のセントリップ(Centtrip)、クラウドファンディングのシーダーズ(Seedrs)、モバイルバンキングのフィドー(Fidor)、決済ソリューションのクラーナ(Klarna)など多彩な面々を抱えている。

 

カレンシークラウドへの投資が、グーグルの新たな送金決済サービス展開を意味するかは不明だ。

Currencycloudhp1703

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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