フィンテック Feed

2018年1月 5日 (金)

チャットボット銀行110万ポンド調達

英国のチップ(Chip)がクラウドファンディングで110万ポンドを調達した。この資金は英国で銀行ライセンスを取得するために使う。

 

チップの強みはAI活用のチャットボット。利用者は既存の銀行口座をチップのアプリに登録すると、ボットが利用に応じて最適の節約プランを計算してくれる。

 

それだけではない。数日おきに節約可能な資金をチップ口座に送金してくれるから便利だ。

 

現在25,000人がチップ口座を開設。1,000万件のトランザクションを分析し、670万ポンドを処理した。2020年までに50万稼働口座をめざしている。

 

今回の資金調達はCrowdcubeを活用。当初目標は60万ポンドだったが、110万ポンドを集めた。

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2018年1月 3日 (水)

アリアンツが保険FinTechに大型投資

ドイツ最大の保険会社アリアンツは、新興国市場でマイクロ保険を提供するBIMAに9,600万ドルを投資した。保険のラインアップは、生命保険、健康保険、傷害保険。

 

BIMAは2010年創業で、本拠はストックホルム。モバイルを活用した保険で、ファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)に貢献している。

 

現在、アフリカやラテンアメリカ、アジアパシフィックの14カ国でサービスを提供。2,400万人の利用者がいる。

 

BIMAは、契約プロセスを自動化することによって、低料金の保険を開発した。毎月最低0.6ドルから利用できる。保険内容は毎月更新され、決済は携帯料金で支払われる。

 

今回を含め7回のラウンドで1億7,100万ドルを調達している。時価総額は3億ドルになった。今回調達した資金は、商品ラインの拡充と、国際展開を加速するために使う。

Bimasssss

2018年1月 2日 (火)

交通フィンテックが45億円調達

都市交通と連動したフィンテックがシリーズCで4,300万ドル(約45億円)を調達した。その名はパスポート(Passport)。今回のラウンドはベインキャピタル(Bain Capital Ventures)がリードした。

 

パスポートは、モバイルで都市交通の運行状況や駐車場の空き状況を確認し、支払いができるサービスを、都市や交通局に提供。すでに、シカゴ、ボストン、トロント、バンクーバー、マイアミなど、450を超える都市に採用され、2億人を超える利用者がいる。

 

ジャガーランドローバー、ポルシェ、フォード、GMなどの自動車メーカーとも提携。2018年には、新しいディスプレイシステムにパスポートのソフトが組み込まれる予定だ。

 

公共交通機関が自動運転車の管理に移行するにつれ、民間企業はその管理システムと連動する方法を必要としている。このマーケットは成長性が高く、将来大きな収益が期待できる。

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2017年12月28日 (木)

旅行融資フィンテックに注目

融資フィンテックの中でも異彩を放っているのがアップリフト(UpLift)である。旅行融資だけに照準をあわせた金融サービスを提供している。

 

アップリフトの融資サービスはUpLift Pay Monthlyという名称。言葉通り、旅行代金を毎月分割で支払う。これを導入した旅行会社は、予約率と旅行購入価格が増加すると好評だ。

 

現在アメリカン航空やユナイティッド航空、サウスウェスト航空、ジェットブルー、ファンジェット、スピリットなど、200社を超える旅行サイトが導入済み。近々バケーションエクスプレスとルフトハンザ航空も導入する予定だ。

 

アップリフトは2014年1月1日の創業。本拠はカリフォルニア州サニーベール。これまで3回のラウンドで9,820万ドルを調達している。

 

2017年12月21日にはシリーズBで1,500万ドル、デットファイナンスで7,500万ドル、合計9,000万ドルを調達した。これによって融資能力は2億ドルに拡大した。

Uplifssss

2017年12月24日 (日)

中国フィンテックIPOで投資家火傷

2017年米国市場へ新規上場した中国フィンテックが低迷している。ウォールストリートジャーナルによると、2017年に16社が上場しているが、10社がIPO価格を下回っている。

 

これら中国企業が2017年に米国で株式を公開し調達した総額は、37億ドル。これは米国IPO資金調達額の約8%に相当する。

 

最悪の事態に陥っているのは、融資フィンテックの趣店集団(Qudian Inc.)。2014年3月創業で、2017年10月にIPOを果たした。その際、9億ドルを調達し、米国の大型IPOとして話題となったが、株価は46%も下落している。

 

株価が下落した中国フィンテックの多くは融資フィンテックだ。中国当局の上限金利規制の影響が大きい。融資フィンテックの中には上限金利36%を超える金利を課しているところがある。これらの企業は適切な開示を怠っているのではないか、という問題点も指摘されはじめた。

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2017年12月21日 (木)

欧州で新銀行2行デビュー

欧州で2つのチャレンジャーバンクがデビューした。ひとつは英国アロー(Arro)、もうひとつはドイツのペンタ(Penta)である。

 

アローはブランド名で、運用会社はマークミリオンズ(Marq Millions LTD.)で、本拠はマンチェスター。個人とスモールビジネスを対象にしている。

 

スモールビジネスの中でも、スタートアップや個人事業主、ベンチャー企業がメインターゲット。B2Bのトランザクション管理や給与計算ができるサービスを提供している。

 

ドイツのペンタが狙っているのもスモールビジネス。特に起業家である。銀行口座の開設がむずかしく、個人の口座を利用せざるを得ない人が対象だ。

 

ペンタの口座管理料は無料。2人から30人規模の従業員を抱えるスモールビジネスに対し、従業員用のデビットカードを無料で発行している。

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2017年12月20日 (水)

野望という名のフィンテック銀行50億円調達

野望(Aspiration)という社名をつけたフィンテック銀行が、シリーズBで4,700万ドル(50億円強)を調達した。これを含め4回のラウンドで調達した金額は6,750万ドルになる。

 

野望という名でありながら、コンセプトは良心ある金融会社。アスピレーションは預金、投資、退職プランなどを総合的に提供している。その良心はすべての顧客に向けられ、信頼を約束。

 

良心は金利や手数料にあらわれている。普通預金口座の名称はサミット口座(Summit Account)。メガバンクなどの普通預金金利は0.05%だが、サミット口座は1%。20倍の金利をつけている。ATM引出手数料は米国内も海外も無料。口座維持費用も無料である。

 

良心はそれだけではない。アスピレーションが上げた利益1ドルにつき10セントを慈善団体に寄付している。それが米国人の起業を助け、より良い生活を築く手助けになればという願いから。

 

このモデルは米国消費者に響いた。毎週何千人もの新規客が増え、年間20億ドルの預金を獲得している。

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2017年12月19日 (火)

ペイパルが投資したフィンテック

不正防止のリスクマネジメントがAIによって進化している。かつてはバッチで不正を防止していたが、今ではリアルタイムが主流だ。

 

ペイパルは不正防止に強いフィンテックのシミリティ(Simility)へ投資した。リードしたのはアクセル(Accel)。ペイパルは戦略投資家としての投資になる。

 

シミリティは2014年5月1日の創業で、本社はパルアルト。今回の投資を含め、4回のラウンドで2,470万ドルを調達している。

 

シミリティは機械学習などを駆使し、申し込み不正や口座乗っ取り、不正送金、不正小切手スキャニングなどのソリューションを提供している。導入はシミリティのAPIで簡単だ。

 

顧客は銀行のほか、Eコマース、求人広告、決済サービス会社など。デジタルバンキングのケースでは不正を70%削減したという実績もある。

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2017年12月16日 (土)

英国フィンテック融資拡大

2016年英国のフィンテック融資総額は45.8億ポンドとなり、2015年対比43%の伸びとなった。

 

融資拡大を牽引したのは、スモールビジネスやスタートアップ。銀行ではなかなか融資できないこれらの企業に、フィンテック融資が対応した。銀行のスモールビジネス融資額の15%に相当するまでになっている。

 

フィンテック融資の形態は、クラウドファンディングやP2P融資。P2P融資の伸びが大きく、前年対比36%の伸びだった。機関投資家も参加しやすく市場拡大に寄与している。

 

調査したのはケンブリッジ大学のCCAF。2016年の融資総額のうち、72%の33億ポンドがスモールビジネスやスタートアップだった。2015年の50%から大きく伸びている。

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2017年12月 9日 (土)

モルスタが税務フィンテック採用

投資銀行のモルガンスタンレーは、税金管理のフィンテック、ライフイールド(LifeYield)と提携。約16,000件の金融アドバイザーに対し、顧客の複数口座を簡単に管理できるソリューションを提供する。

 

ソリューション名はAdvantage Suite。資産の最適化ソリューションである。

 

ライフフィールドは、世帯レベルでの総合的な口座と投資ポートフォリオの管理を開発。これにより、税金還付を最大化できる。

 

ライフフィールドの強みは、ポートフォリオ分析。課税と損益通算を活用することによって、税金還付を最大化する。

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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