フィンテック Feed

2017年5月25日 (木)

大型調達したフィンテック

技術革新が新たなビジネスチャンスを生み、既存勢力を追い落としてしまう。投資の世界でもそれが起きようとしている。

 

これまでブルームバーグが独占してきた投資情報市場だが、そこに新参者が現れた。2014年9月30日創業のフィンテックベンチャーSymphony(シンフォニー)である。

 

5月16日PNB Paribasのリードで6,300万ドルを調達。これまで3回のラウンドで総額2億2,900万ドルを調達している。時価総額は10億ドルを超え、ユニコーンクラブの仲間入りを果たした。

 

サービスをスタートしたのは2015年。ゴールドマンサックスやシティ、ドイツバンクなど14社のブローカー14社が参加した。

 

クラウドをベースにしたメッセージングプラットフォームで、企業と従業員、そしてクライアントとのコラボレーションを効率よく安全に管理できるのが特徴。投資のコミュニティを形成し、インタラクティブな関係を構築する。

 

今回調達した資金は主にアジア展開に活用する。

Symphonysssss

2017年5月24日 (水)

ブラジルのフィンテックへ投資しよう

ブラジルの景気はようやく上向きはじめたようだが、その波に乗って、ゴールドマンサックスがブラジルのフィンテックに関するレポートを発表した。45ページにわたるレポートだ。

 

ブラジルには現在200社のフィンテック企業がある。これらが生む収益は今後10年間で240億ドル(2.5兆円)になると予測している。

 

注目セクターは、決済、融資、パーソナルファイナンス、そして保険。ブラジルにおけるフィンテックの影響は、多くの国にくらべて大きなものになるという。

 

というのも、これまではブラジルの銀行が金融サービスを独占してきたからである。例えばローン。大手5行のローン残高シェアは84%。5行の支店数は全銀行支店数の90%にもなる。

 

消費者視点に立ったフィンテックが食い込む余地は十分ある。

Brazilfintech

2017年5月19日 (金)

カナダのロボ投資が30億円調達

ロボアドバイザーのウェルスシンプル(Wealthsimple)は3,700万カナダドル(30億円強)を調達した。

 

ウェルスシンプルはカナダのトロントに本拠を構えるフィンテックベンチャー。2014年の創業、これまで4回のラウンドで8,266万ドルを調達している。

 

顧客数は3万人。預り資産は10億ドルを超えている。対象地域はカナダと米国。今年初めから全米50州の投資家へサービスを開始した。

 

他のロボアドバイザーとの違いは、口座開設の最低金額が不要なこと。口座管理料として0.5%をもらう。コンセプトは「富の民主化」。一般の人たちも気軽に資産を管理できるようにすることだ

Welthssss

2017年5月17日 (水)

KPMGが買収したフィンテック紹介サイト

買収したのは、フィンテックの紹介サイトを運営しているマッチ(Matchi)である。金融機関にフィンテック企業を紹介、あるいはフィンテック企業に金融機関を紹介している。

 

マッチはただフィンテック企業をリスト化しているのではない。フィンテックのソリューション内容を吟味して紹介するキュレーションサイトなのである。

 

現在フィンテック企業の登録数は2,500社。ソリューション件数は700件を超えている。

 

マッチは2013年創業のベンチャー。創業以来、銀行や保険会社に紹介した件数は100件を超えた。

 

金融機関にはフィンテックとの協業を期待しているところが多い。KPMGはマッチ買収によって、金融機関へのサービスを強化できる。

 

Matchisssss

2017年5月 4日 (木)

ロビンフッドがユニコーンに乗った

モバイル投資のロビンフッド(Robinhood)が新たに1.1億ドルを調達した。今回を含め4回のラウンドで調達した総額は1.76億ドルになる。

 

ロビンフッドは2013年創業のスタートアップ。本社はパロアルト。特徴は取引手数料無料(Zero Commission)だ。

 

従来の株式取引は手数料が有料だった。E*Tradeの場合、最大で10ドルの手数料がかかる。ロビンフッドはこれを無料にした。

 

現在利用者は200万人。取扱高は500億ドル(5.5兆円)を超えている。利用者の手数料削減は計り知れない。

 

マネタイズはどうしているのか。2016年にはRobinhood Premiumを開設。月間10ドルの手数料を徴求している。

 

Premium会員は信用枠を付与され、時間外取引ができる。利用者は月間17%の勢いで伸びているという。

 

今回の大型投資をリードしたのはDST Global。Index VenturesやGreenoaks Capital、Thrive Capital、Ribbit Capitalも参加している。これでロビンフッドの時価総額は13億ドル。ユニコーンの仲間入りを果たした。

Robinimage

2017年5月 1日 (月)

スペイン艦隊の旺盛なフィンテック買収

スペインに本拠を構え国際展開する銀行BBVA。フィンテックに対する食指は相変わらず旺盛だ。過去に買収した案件の減損処理をしながらも、新たな買収に意欲を燃やす。

 

今回の買収はメキシコのB2B決済プラットフォーム。オープンペイ(Openpay)という会社だ。オープンペイはメキシコに15,000カ所のフィジカルな決済受付拠点を保有している。

 

スモールビジネスから大企業まで、ビジネス顧客は1,000件を超える。企業間の支払いをサポートするのがオープンペイ。月間トランザクション件数は100万件を超えるという。

 

オープンペイは2015年にBBVAが主催したOpen Talent Competitionのファイナリスト。BBVAの支援を得て、月間トランザクション件数を3倍にする目標を立てている。

 

BBVAは米国のネオバンクと呼ばれるSimpleやフィンランドのHolvi、UXデザイン会社のSpring Studios、ビッグデータ分析のMadiva Solutionなどの国境を越えてスタートアップを買収している。

Openssss

2017年4月29日 (土)

ラッパーがM銀行の経営アドバイス

英国のモバイル専業銀行Atom Bankに異色のアドバイザーが加わった。米国のグラミー賞受賞ラッパーであり、音楽プロデューサーであるウィル・アイ・アム(will.i.am)だ。

 

役割は戦略的ボードアドバイザー。外部の視点から、文化やフィランソロピー、テクノロジーをAtom Bankに注入する。

 

契約は3年間。ウィル・アイ・アムはAtom Bankの株を1株1.15ポンドで355万株を購入できるオプションをもらう。

 

Atom Bankはウィル・アイ・アムをアドバイザーにすることによって、数百万人のファンへAtom Bankブランドを訴求できる。とともに、ユニークな発想やトレンドを取り入れられると判断した。

 

バンキングサービスと音楽との融合。これはおもしろい。

 

Atombankmusic

2017年4月26日 (水)

融資をはじめた自動投資

カリフォルニアはレッドウッドシティに本拠を構えるウェルスフロント(Wealthfront)は、投資家を対象に融資をはじめた。

 

ウェルスフロントは2011年の創業。自動投資アドバイスサービスが強み。これまで5回のラウンドで1億2,950万ドルを調達している。

 

融資対象者はウェルスフロントで10万ドル以上を投資している人。口座価値の30%まで融資する。追加で投資したいというニーズに応えた。

 

ペーパーレスで、30秒以内に融資契約が完了する。融資実行は24時間以内。金利は3.25%から4.5%と安い。口座資金を担保にしているからだ。

 

ウェルスフロントは大学生向けの貯蓄プランや、ストックオプションなど、サービスの拡充を進めている。融資サービスもその一環だ。

 

Wealths2ss

2017年4月25日 (火)

アファームが100万件を超えた

PayPal創業者のマックスレビチン氏率いるオンライン割賦のアファーム(Affirm)が、2017年3月31日、累計割賦契約件数100万件に到達した。アファームはフェアで誠実な金融サービスの提供を社是としている。

 

2016年の割賦残高は前年対比3倍。2015年、アファームのサービスを提供している小売企業は100件だったが、現在では900件に増えている。

 

「アファームの成長は、フェアで誠実な金融サービスに対する明確な市場の声を証明するものである」とレビチン氏は語っている。

 

アファームの調査によると、22歳から44歳の87%が後払いを望んでいるが、それはクレジットカードではないと回答している。理由は使いすぎによる負債を抱えたくないということ。返済がいつ終わるかわからないのが怖い、という人が3人に1人いた。

 

Affrssssss

2017年4月21日 (金)

ソフトバンクが食指を伸ばしたインドのM決済

インドのモバイル決済Paytmを運営するOne97 Communicationsにソフトバンクが投資するようだ。Paytmはインドのキャッシュレス政策に乗って、急成長しているフィンテック。

 

投資額は14億ドルから19億ドルになる模様。実現すれば、Paytmの時価総額は70億ドルから90億ドルになる。ソフトバンクは既存投資家のSAIF Partnersと創業者のVijay Sharma氏の株式も購入したいという意向。

 

このニュースは、ソフトバンクがSnapdealの株をインド最大のEコマースであるFlipkartに売却するというレポートとともに明らかになった。

 

ソフトバンクはSnapdealが保有する決済サービスFreeChargeをPaytmに売却する計画だ。インドは人口13億人を超す成長市場。孫社長の投資はこれにとどまらない。

Softbankpaytm

【NCBよりお知らせ】

  • New Payments Report 2016
    2016年5月3日発行
    『New Payments Report 2016
    激変する決済風景』
    モバイルやすべてのモノがインターネットに繋がるIoT。
    決済ネットワークは無線を中心としたものになり、国際ブランドに依存しない、オープンな独自決済ネットワークがつぎつぎに登場している。
    今後の決済ビジネスにどんな影響があるのか。
    2015年のトピックス、2020年の風景予想、事業者の戦略など、サービスの予測や開発のヒントになる重要な要素を網羅した。

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